トリドールHDの社長を務めている粟田貴也(あわたたかや)氏についてご紹介しています。丸亀製麺を立ちあげた社長であり、現在では海外事業も積極的に進めています。トリドールの社長になるまでの経歴やIR情報をもとに粟田貴也氏の資産についてもご紹介しています。インタビュー記事も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
トリドールHDの社長は粟田貴也(あわたたかや)
粟田貴也(あわたたかや)は株式会社トリドールホールディングスの代表取締役社長です。
後半では粟田貴也氏の生い立ちや経歴、資産などを解説してきます。トリドールHDの国内事業を担う、トリドールジャパンとの関係性も合わせて紹介しますので、ぜひ、参考にしてください。
トリドールHDは持株会社
トリドールHDは持株会社です。国内のみならず、米国、韓国、香港など海外にもグループ会社を持っており、飲食業を中心に経営管理を行っています。
普段、私達が国内で利用するトリドールの飲食店はトリドールHDの中心でもある、株式会社トリドールジャパンが運営をしています。
トリドールジャパンは丸亀製麺を展開
トリドールジャパンが運営を行っている代表的な飲食店として「丸亀製麺」があります。一度は利用したことがある人も多い、知名度が高いブランドです。
店内でうどん麺を製造していることでも有名で、TVCMを視聴したことがある人も多いはずです。
- ずんどう屋(豚骨ラーメン)
- 天ぷら定食まきの(天ぷら)
- 長田本庄軒(焼きそば)
- クローバー珈琲焙煎所(カフェ)
丸亀製麺以外にも、複数のブランドを運営しています。
トリドールジャパンの社長は恩田和樹
トリドールジャパンの社長を務めているのは恩田和樹氏です。
平成29年7月に株式会社トリドールジャパンと名称を変更したタイミングで、取締役営業本部長から新たに代表取締役社長に就任しています。
トリドールジャパンは全国に直営店1,000店舗と海外にも300店舗と以上展開しており、順調な業績を牽引しているのが、恩田和樹氏です。
恩田和樹氏はトリドールジャパンの社長だけでなく、手腕を買われトリドールHDの営業サポート部長を兼務しています。
粟田貴也氏からの信頼がよくわかる人事構成といえます。
トリドールHDの社長(粟田貴也)の出身や経歴
ここではトリドールジャパンHD社長の粟田貴也氏の出身や経歴についてご紹介いたします。
高校ではエリート校に通い、大学を中退してまでトリドールを設立した粟田貴也氏の異端な経歴が分かります。
トリドールHDの社長(粟田貴也)は兵庫県出身で県立加古川東高校を卒業
粟田貴也氏は1961年10月28日、兵庫県神戸市に生まれ、その後は同県加古川市に居を移しています。
しかしながら、粟田貴也氏が中学1年生だったころ、警察官だった父親がくも膜下出血で亡くしてしまいます。粟田貴也氏には兄もいたため、非常に貧しい生活を強いられます。
それでも成績優秀だった粟田貴也氏は日雇いバイトなどで家計を助けながら、名門・県立加古川東高校を卒業しています。
加古川東高校は大正13年に設立された伝統ある名門校です。SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の認定も受けており、伝統がありかつ、理科や数学教育を重点的に行うSSH指定をうけたエリート高校です。
中学ではバレー部に所属するほか、中高時代を通じて生徒会長を務めるほど人望の厚い人物でした。高校の頃から優秀な人材だったことが伺えます。
トリドールHDの社長(粟田貴也)は大学を中退して焼鳥屋を開く
粟田貴也氏は加古川東高校を卒業後、神戸市立外国語大学に進学します。
大学に入学をした当時からサラリーマンではなく、独立してして自分の会社を起業したい漠然とした気持ちを持っていたとインタビューで答えています。
外食産業を起業するきっかけになったのは、大学生時代にアルバイトをしていた喫茶店の仕事だと語っており、目標を定めた後はすぐに大学を中退しています。
その後開業資金を集めるために、佐川急便のセールスドライバーを経て、23歳の時に故郷の加古川市に「 Yakitori Tori doll 3番館」をオープンさせています。
2000年に丸亀製麺第1号を出店
Yakitori Tori doll を加古川市に3店舗開店のちに、ファミリー層を中心とした 「和風焼鳥ファミリーダイニング 」(現在の「とりどーる」)を展開しています。
それと並行して、2000年に「丸亀製麺」第1号店を加古川市に出店します。
様々な業態の店舗を持つトリドールでしたが、2003年から2004年に猛威を振るい始めた、鳥インフルエンザが社会問題化しはじめます。その後本格的に「焼き鳥事業からうどん事業」にシフトを決断しています。粟田貴也氏が丸亀製麺というブランドを世に出すきっかけは外部要因だったのです。
トリドールHDの社長(粟田貴也)の資産や年収
トリドールHDの社長、粟田貴也氏の資産や年収などについて紹介していきます。
年収や役員報酬は公開はありません。ただ資産としては株式の保有があり、粟田氏がトリドールHDの一番の株主になり、保有率は32.37%です。
株価が2,500円程度になりますので、約3,500億と同等の資産を保有していることになります。
トリドールHDの社長(粟田貴也)の経営戦略
丸亀製麺を筆頭に様々な業態を展開するトリドールHDですが、その経営方針はどのようなものなのでしょうか。
以下では、トリドールHDを知る上で欠かせない2つの観点から紹介します。
大切にするのは「手づくり・出来たて」
大学時代の喫茶店でのアルバイトでお客様を喜ばせることにやりがいを感じた粟田貴也氏は、外食チェーン事業においても、お客様の喜びを追求します。その結果生まれたのが、「手づくり・出来たて」を重視するスタイルです。
各社のセントラルキッチンであらかじめ調理した食材を各店舗に配送して効率化を図り、店舗網をフランチャイズで拡大させていく「チェーンストア理論」とは真逆です。
ブームや流行に流されず、地域のお客様から支持される店舗・食品を提供できれば、店は続いていく。そのような考えに基づいて、丸亀製麺に限らず、トリドールHDが展開する外食チェーンでは、上のような理念が実践されています。
積極的な海外進出
トリドールHDの中で海外進出の皮切りとなったのは、2011年4月の丸亀製麺ワイキキ店の誕生です。当時は戦略も考えずに勢いで出店したと語っている粟田貴也氏ですが、ワイキキ店は大ヒットします。狭い店内でも、ハワイでは希少な純粋な日本食を食べれる貴重な場所でした。価格も日本と同程度と、非常に安価な設定です。
以降、ハワイに限らず、東南アジアにも進出を加速させています。
- 2012年:タイ、中国
- 2013年:香港、ロシア、インドネシア、台湾、シドニー
- 2017年:フィリピン、ロサンゼルス
海外の丸亀製麺では、味はなるべく日本のものを踏襲する一方、食材や人材は現地から調達し、メニューも必要に応じてマイナーチェンジさせる戦略を採っています。現在は世界30ヶ国・地域に1600店舗以上を展開しており、今後も東南アジアを中心に規模を拡大していくでしょう。
トリドールHDの社長(粟田貴也)をもっと知りたい方
トリドールHDの粟田貴也氏の経歴や経営方針についてみてきましたが、さらに深く粟田貴也氏のことを知りたいという方のために、以下の2つの素材をピックアップしました。興味のある方は、ぜひご覧ください。
記事を読む
以下は『飲食の戦士たち~プロフェッショナルたちの仕事論』より引用したものです。
「できたて」「手づくり」「臨場感」、優先すべきはこの3点。そして実現したいのは「お客様の笑顔」である。
トリドールHDがここまでの企業になった経歴や丸亀製麺に対しての熱い気持ちを垣間見ることができます。
現在は国内のみならず、海外にも店舗を展開しているトリドールHDですが、粟田氏の起業を決意するまでの経緯や起業後の苦しみや挫折など、成功するまで試行錯誤の連続だったことが分かります。
また、以下は2015/6/4付の日経新聞「「大衆食堂」 米国からアフリカまで(次代の創造手)」より引用したものです。
兵庫県加古川市で暮らしていた中学1年の時、警察官の父をくも膜下出血で亡くす。病弱な母はパートで働くのがやっと。2歳上の兄と授業料免除の手続きをし、遺族年金で食いつないだ。「おいしいご飯を腹いっぱい食べたい」。近所の安食堂での食事が数少ない家族の楽しみだった。
トリドールHDの創業の原体験が粟田氏本人の家族にあったこと、家族想いな一面が垣間見得ます。
テレビ放送を確認する
2019年4月、粟田貴也氏はTBSの「坂上&指原のつぶれない店」に出演しました。この放送では、丸亀製麺の人気の秘訣を紹介しています。番組HPのアーカイブから、番組の一端を垣間見ることができるので、興味のある方は見てみてください。
まとめ
今回はトリドールHD社長の粟田貴也の経歴や丸亀製麺が誕生するまでの経緯などを中心に紹介してきました。
資産に関してもトリドールHDの株式の保有率がトップだという事実もあります。今後もトリードルHDを国内、国外ともに牽引していく人物として注目です。ぜひ参考にしてください。