三菱電機が激務と呼ばれる理由について解説しています。三菱電機は大手企業で年収もよく、人生の勝ち組になりえる企業です。三菱電機の業務が激務になる理由をきちんと理解することが重要になります。近年の三菱電機は働き方改革を実施しており、激務を解消する動きも存在します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
三菱電機とは
三菱電機は日本の大手総合電機メーカーで三菱電機グループの中核を担う企業です。家電から人工衛星など幅広い製品を開発・製作・販売しています。
連結の従業員人数は14万人以上を抱え、売上高は4兆5199億(2019年3月期)と日本を代表する家電総合メーカーです。
三菱電機が激務だという印象を持つきっかけ
三菱電機は激務だという印象を持っている人も少なくはありません。大手企業がゆえに企業の不都合な部分は世の中にでやすい環境です。
ニュース等で取り上げられることも多いので、ご紹介する話を耳にしたことがあるのではないでしょうか?
ここでは激務だという印象を強く持たれるきっかけになった事案をご紹介します。
過労自殺した社員がいる
三菱電機には過労自殺した社員が実際に存在します。労働基準監督署が認定している事案なので事実です。
2014年から2017年の間に男性社員5人が長時間労働を原因として精神疾患や脳梗塞を発症し、うち2名は残念ながら自殺しています。
製作所の勤務が中心で内1名は「みなし労働時間」に基づき賃金を支払う裁量労働制の形態で業務にあたっていました。
三菱電機が激務だと印象をもたれる一つの原因として考えられます。
ブラック企業大賞にも選出された
三菱電機が激務だと印象を持たれる大きなきっかけとなったのが、「ブラック企業大賞2018」を授賞したことにあります。
ブラック企業大賞は労働問題に詳しいNPOや弁護士、ジャーナリストが主催・実行しており、ブラック企業を世の中に周知し、最終的になくすことを目的とされています。
世の中からの注目度も高く、大賞を授賞したという事実は確実に三菱電機が激務だという印象を世の中に植え付けた大きな出来事です。
同年に同業他社の日立製作所も「特別賞」を授賞しており、家電メーカー自体の激務の印象を強めた結果になっています。
三菱電機が激務なのは長時間労働だから
三菱電機が激務だといわれる要因として長時間労働があります。職種を問わず、休日出勤や残業の管理などの改善がまだ徹底されてないのが要因です。
2018年に長時間労働の原因でもあった「裁量労働制」を廃止していますが、残業時間40時間以内に業務量を抑えられない現状が実際にはあります。
三菱電機の働き方改革は道半ば
三菱電機も社員の過労自殺やブラック企業大賞を授賞したこともあり、社員の労働環境に関して、改善に乗り出しています。大きく3つです。
- 裁量労働制の廃止
- 社員の勤怠管理のモニタリングシステムの導入
- IT化による業務の効率化・削減
長時間労働が原因で激務になりがちでしたが、裁量労働制の廃止や労働時間を客観的に把握できるシステムを導入開始しています。社員の労働の実態をモニタリングすることが目的です。
労働時間の実態をきちんと把握し、改善策につなげる動きが取られています。しかし、それだけでは長時間労働に対する対応策は十分とはいえず、ITによる業務改善も同時に進行しています。
具体的には社員にタブレットを配布することで、顧客とのやりとりに要する時間や出張時間の短縮、テレビ会議などを増やすなど労働時間の削減に努めています。
2019年以降には、RPA(ソフトウェアロボット)の導入も加速しており、業務の自動化により社員の業務負担を減らす働き方改革もIT戦略室が中心となり実施している最中です。
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三菱電機の働き方の現状
働き方改革を実施している動きもありますが、現状ではまだまだ道半ばといえるでしょう。三菱電機の働き方の現状をここではご説明していきます。
今後はIT化などにより改善していく見込みはありますが、時間の経過は必要ですので現状を理解することは重要です。
現状①|残業の制限は緩い
残業時間を取り締まる動きは会社の中に存在はしてるものの、実際にはまだ残業を行っている社員が多くいるのが現状です。
その原因としては残業の申請が通りやすい環境にあります。「仕事が残ってるので残業します。」といった簡単な一文だけで、申請が通ってしまうケースが数多く見受けられます。
所属している部署や担当の上司によって多少の違いはありますが、業務量が多いため、残業することが基本的なベースとなっていることが原因といえます。
現状②|休日でも仕事が出来てしまう
働き方改革の風潮で、残業時間に関して厳しい規制が形式上は存在する為、40時間以上の残業に関してはサービス残業をする文化も根強く残っています。
元となる業務量の改善が道半ばなため、規定の残業時間内では業務を終わらせることができないのが原因です。
結果、ノートPC等を支給されているために、休日でも自宅に仕事を持ち帰り、サービス残業になりやすい傾向があるのは事実といえます。
現状③|制度の使いづらさが残る
三菱電機の働き方の現状としては、様々な制度を使用することも難しい環境にあるといえます。通常の休日も仕事に費やすこともあるので当然の流れともいえます。
有給休暇等も夏季休暇や年末年始に充当されており、個人の都合で有給休暇を取得することは難しい環境にあります。周到な準備が必要です。
介護休暇や育児休暇などの制度もまだまだ十分に機能しているとは言い難く、労働組合の存在を疑問視している社員がいるのも事実です。
三菱電機の年収は高水準
三菱電機の年収はかなりの高水準といって間違いありません。
30代で年収600万以上、40代になれば1,000万を超えている社員は大勢います。業務は激務ですが、年収やボーナスに関しては「勝ち組」と呼ばれるカテゴリーに属するでしょう。
年次に応じて、年収が上がっていくのも大企業ならではの特徴です。
三菱電機の社風
「組織の三菱」という言葉があるように、伝統の組織主義社風が特徴的です。
個人は目立ってはいけないといった思考で人事制度が組まれています。個人の成績やパフォーマンスを重視するより、組織として成績を上げてくスタイルが好みの人におすすめな社風といえます。
組織を重視する社風から上司や部下との上下関係も比較的強いといえます。
同業他社の社風との違い
三菱電機の同業他社でもある「日立製作所」と同じ三菱グループでもある「三菱重工業」の社風との違いをここでは解説していきます。
社風にはメリットとデメリットどちらも存在するので、比較することがおすすめです。
日立製作所
日立製作所は電機メーカーの中で売上高第一位を誇る大手家電メーカー企業です。日立製作所の社風は三菱電機と比較して、「人材を重視した、個々の意志を発信する」といった色合いが強い社風です。
社会のイノベーション事業を展開していく上で一番重要となるのが、人の成長と謳っており、一人ひとりの主体性を重要視していることが社長のノートからわかります。
自分の知識や経験を駆使して、チャレンジ精神を持って企業に貢献したいと考えるひとにはおすすめな社風です。
三菱重工業
三菱重工業は三菱グループのなかで「御三家」とよばれる大手重工業企業です。三菱電機とは同じ三菱グループのため、社風は近しいものがあります。
問題解決を個人でするのではなく、組織として解決していく点は三菱電機と同様です。社風も「保守的」な側面が強く、「旧態依然」な社風といえます。
三菱電機と同様に「組織だった動き」が好みなひとにおすすめな社風といえます。
まとめ
今回は三菱電機が激務といわれる理由を中心にご紹介してきました。三菱電機は大手家電メーカーのため、年収や福利厚生は整っており、就職できれば「勝ち組」に分類されます。
自分のライフスタイルが仕事中心になっても、給与を稼ぎたいと考える人にはおすすめの企業だといえます。自身のビジョンと企業の社風を照らしあわせることも非常に重要になります。ぜひ参考にしてください。