就活の面接怖いですよね。今回は「面接恐怖症」を取り上げます。就活生ならば、大なり小なり「面接恐怖症」の経験があるのではないでしょうか。なぜ「面接恐怖症」になってしまうのでしょうか。「面接恐怖症」を克服する対策はあるのでしょうか。この記事では就活生の心情に寄り添いながら、これらについて考えていきます。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
面接恐怖症とは
「面接恐怖症」とは「面接に対して恐怖心を持ち、過度な緊張をしてしまうこと」をいいます。 就活の面接はこれからの人生を左右するかもしれない一大イベントです。だからこそ恐怖を感じてしまうのですが、これを乗り越えなければ人生の次のステップに進めません。「面接恐怖症」の理由や克服方法を見ていきましょう。
面越恐怖症で悩む人は多い
実際「面接恐怖症」の人は多く、恐怖を感じない人の方が圧倒的に少ないのです。自分だけが特別ではないと思うことから始めましょう。ネットでは就活の面接に関して体験したリアルなツイートが数多く見られます。
明日は1ヵ月ぶりくらいに就活…
面接恐怖症ですお腹痛い— の あ ㄘ ん @しまじろうセリカ (@4ma2LV3738) May 13, 2019
就活のメインイベントである面接に恐怖を感じ、体調を崩してしまう人は多いようです。頭痛がしたり、お腹が痛くなることがよくあるようです。「なんとかしなくては」と思えば思うほど、泥沼に入ってしまうのです。
私が面接で落確する理由
震えすぎて第一声で泣くから。
そら当たり前だわ。。。面接8割の世界で面接ぽんこつとか…
面接恐怖症(重症)もはやトラウマレベルの人に優しい世界を。どうかーーーー!!!— よだぴ・q・@夏コミ全日 (@yodapiiiii) April 29, 2019
やはり就活の面接は入り方が大事です。大事だと思えば思うほど、緊張して第一声が震えてしまうことはよくあります。でも面接では後半に盛り返すこともできます。諦めたらそこでゲームセットになってしまいます。
面接恐怖症で面接が怖いと感じてしまう5つの理由
「なんで自分だけ面接で怖いと感じてしまうんだろう。」と考えてしまうことはありませんか。面接で怖いと感じるのはあなただけではありません。皆怖いのです。そして皆が面接で怖いと感じるには理由があります。理由を理解すれば泥沼から抜け出す切っ掛けがつかめる可能性があります。
理由①|人見知りで緊張する
普段はなんともないのに、就活の面接となった途端に「人見知り」になってしまうという経験はありませんか。「人見知り」の原因は「相手に自分がどう思われているか考えてしまうこと」です。それで、目をそらしてしまったり、言いたいことが言えなくなってしまうのです。
面接というのは「相手が自分を評価する場」ですから「人見知り」になってしまうのは当たり前なのです。ある程度「人見知り」になってしまうのは当然だと理解したうえで面接に臨むしかありません。
理由②|面接で失敗することを考えてしまう
面接前夜は面接で失敗する悪いイメージばかり浮かんできて、なかなか寝付けなかったということはありませんか。「面接なんか失敗してもいいや。」と本気で考えられる人はまずいません。誰しも「上手く話せなかったらどうしよう。」「パニックになったらどうしよう」と考えてしまうのです。
「面接恐怖症」になる大きな原因の一つがこの「不安感」です。完璧主義の人ほどその傾向が強くなります。「絶対にミスできない」と思えば思うほど萎縮してしまい、面接でいい結果を残せなくなるのです。満点ではなく及第点を目指してみましょう。
理由③|集団面接で他人と比較してしまう
就活の面接の中には「集団面接」という形態があります。複数人が同時に面接を受ける形です。この「集団面接」の際、皆が自分より優れているとわけもなく思ってしまうことはありませんか。
誰もたまたま一緒になった人のことなどわからないのです。にもかかわらず他の人が自分より優れていると見えてしまうのは、自分は自分の弱みや限界を知っているからです。
でも、他の人にも弱点や不安材料はあるのです。きっと他の人もあなたと同じように自分を周りに比べて劣っていると不安に感じているのです。
理由④|就職できない未来を想像してしまう
「面接恐怖症」になる大きな理由の一つが「強迫観念」です。「何が何でも受からなくてはいけない。」「就職浪人は絶対嫌だ。」と考えていませんか。
実は年一回の春新卒採用は、世界的には希な日本の慣習です。日本も徐々に夏・秋採用や通年採用というグローバルスタンダードに移行しつつあります。チャンスは年一回だけではないことを理解しましょう。
今日本はむしろ売り手市場です。中小企業はもちろんですが、大手大企業でも人材を求めています。就職留年でスキルを磨き、ワンランク上の企業を目指すことも念頭におきましょう。
理由⑤|過去の面接にトラウマがある
一発内定の人もいるでしょうが、多くの就活生は不合格を経験します。何度か不合格が続くと「きっと次もダメにちがいない。」「自分なんかどうせ就職できないんだ。」と思ってしまいませんか。
この過去の失敗を引きずることが「面接恐怖症」につながっていくのです。物事には変えられるものと変えられないものがあります。他人や過去は変えられませんが、自分と未来は変えられます。
過去の失敗に学ぶことはあっても、過去の失敗に浸っていいことは一つもないことを理解しましょう。
就活の面接に落ち続けるのは自然なこと
「就職活動モニター調査」の6月1日時点の資料のエントリー社数と内定社数に注目してください。エントリー28社に対して内定社数平均は2社です。
特に就活では複数社から内定を取得する猛者が一定数いることを考えると、多くの学生の内定社数は2社以下、つまり1社です。28社エントリーしても27社の面接には落ちるのが普通だ、というメンタルが必要です。
面接恐怖症を克服するために出来ること
どうせ何をやってもこの恐怖はなくならないと思っていませんか。「面接恐怖症」を克服する方法はあります。もちろん、100%完全に克服することはできませんが、そもそもそのようなことを考える必要はないのです。
面接は怖くて当たり前と思うことから克服は始まります。以下で解説する方策を一つからでも始めましょう。
方法①|面接準備に万全を期す
まずは少しでも不安材料を少なくします。そのためには面接に向けて可能な範囲でしっかり準備を進めるのです。あれこれ心配する時間があったら面接の準備に使った方が生産的です。
就活生であれば、やらなければいけない準備はわかっているはずです。「自己分析」「企業分析」「業界分析」です。自分について理解を進めて自分の強みを見つけましょう。次に志望する企業を理解してその企業がどのような人材を求めているか見つけましょう。
最後は同業他社の理解です。同業他社を理解することによって志望企業の魅力を発見できます。
方法②|過去を振り返って自信をつける
過去の面接を振り返ることは不安感が増すだけだと思っていませんか。人間には学習能力があります。過去の失敗経験に学んで自信をつけることを考えましょう。
一度でも面接を経験すれば、面接はどのような雰囲気なのか、どのようなことを聞かれるのかなどのイメージがつかめるはずです。それを思い出しながら繰り返し面接の練習をしましょう。
できるだけリアルに緊張感が保てる大学の先生や普段あまり接触のない大人に面接官役をお願いするのが効果的です。
方法③|就活から離れて気分転換する
面接の予定を詰め込みすぎていませんか。とかく就活生は早く内定を取りたい一心で予定を多めに入れる傾向があります。焦る気持ちは理解できますが、予定の入れすぎは気持ちの余裕をなくし逆効果になる可能性があります。
たまには気分転換に息抜きしましょう。時間を決めて思い切り自分の好きなことに没頭してみるのです。リフレッシュして気持ちが落ち着くはずです。
日々にメリハリが付くことによって、改めて就活に対する意欲がよみがえってくるでしょう。
方法④|大学の就職支援課に相談する
就活は自分だけでやるものだと思い込んでいませんか。人に頼ることも考えてみましょう。大学の就職支援課のスタッフはある意味プロフェッショナルです。多くの事例やケースを熟知しているはずです。
面接の練習相手を頼むのもいいですし、「自己分析」「企業分析」「業界分析」のアプローチ方法を相談するのもいいでしょう。彼・彼女らは少しでも多くの学生に早く内定を取ってほしいと考えているはずです。遠慮せずサポートを頼みましょう。
怖いと感じたら面接直前でもできる対策
さていよいよ面接の日が近づいてきました。何かしてないと落ち着かない気分になります。これまでできる準備はしてきたつもりですが、何かやり残しているのではないかと考えてしまいませんか。何もしていないと悪いイメージばかりが頭をよぎってきます。
このような面接直前の不安感を少しでも和らげる手段を講じましょう。
対策①|体を動かす
最も効果的なのは体を動かすことです。とにかく体を動かしましょう。余裕がある人は近くのジムに行きましょう。ジムで汗を流していると、気持ちがリフレッシュされ新たな気持ちで面接に挑むことが出来ます。
ジムに行くお金がないという人には金軽いジョギングや散歩がおすすめです。散歩も少し早めのペースにして汗ばむくらいが効果的です。
体を動かすことは健康面でも意味があり、体調を整えることにもつながりますので本番の面接にもベストの状態で臨めます。
対策②|面接以外のことを考える
面接以外の他のことを考えてみるのも効果的です。体を動かすこととも共通しますが、とにかく精神的に自分を追い込まない工夫をすることが重要です。そのためには面接に関係しない別のことをしたり、考えたりするのです。
入社したら多くの人は転居することになるでしょう。新しい町での生活や出会いのことを考えてみるのはどうでしょう。親元を離れて一人暮らしになる人は、住まいのイメージや家具のことなど、考えることはたくさんあります。
卒業旅行のことを考えるのも良いでしょう。とにかく追い詰められている時は一旦就活から離れることが効果的です。
まとめ
「面接恐怖症」の本質と対策を解説しました。「面接が怖いのは当たり前」で、皆同じだということを理解しましょう。この記事で解説した対策を自分なりにアレンジして行ってみるのも良いでしょう。
この時期特有の悩みというのは就活生皆が共通して感じていることが多いので友人に相談したり友人が実践している改善策を真似してみると解決するかもしれません。