【3分で徹底解説】2020年の化粧品業界|売上高・年収ランキングや業界の今後を解説

平均年収が高いと噂の化粧品業界ですが、業績が良いからといって高収入というわけではありません。就職先は、会社規模や待遇など複数の要素から選別しましょう。今回お伝えする「【2020年】化粧品業界 売上ランキング(国内・世界)」「今後の動向(将来性)」などの情報が役立つはずです。

業界

化粧品業界の基本情報

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化粧品業界で働きたいという就活生の方は、まず同業界の基本的な知識を押さえておきましょう。以下では、化粧品業界のシェアTop3、市場規模、ビジネスモデルを紹介しています。

化粧品業界のシェアTop5

化粧品業界のシェアTop5は以下の通りです(2017~2018年売上高)。

会社名

売上高(百万円)

シェア(%)

資生堂

1,005,000

40.7

花王*1

586,000

23.7

コーセー

303,300

12.3

ポーラ・オルビスホールディングス

248,574

10.0

マンダム

78,997

3.2

売上規模がもっとも大きく、シェアナンバーワンを記録するのが資生堂です。次点に花王(*1:花王はビューティケア事業のみの売上高)、コーセー、そしてポーラ・オルビスホールディングス、マンダムが続きます。

ポーラ・オルビスホールディングスを含むTop4のシェア率合計は86.7%と、上位4社で市場をほぼ独占していることが分かります。なかでも資生堂はシェア4割を超えるため、化粧品業界において盤石の地位にあると言えるでしょう。

化粧品業界の市場規模

矢野経済研究所」の調査によると、化粧品業界の市場規模は次のような遷移をたどっています。

年度

市場規模(百万円)

対前年比伸び率(%)

2013年度

2,320,000

2014年度

2,330,500

0.4

2015年度

2,401,000

3.0

2016年度

2,471,500

2.9

2017年度

2,545,000

2.9

2018年度

2,610,000

2.5

国内の化粧品業界は、徐々に市場規模が拡大傾向にあります。2014年度は前年に対してほとんど伸びはありませんが、2015年度以降は2.5~3.0%で成長しており、堅調に推移しています。

2015年から2018年と言えば、国内ではインバウンド需要の高まりが話題になった時期でもあり、外国人による日本化粧品の買い付けが市場を底上げしました。

化粧品業界のビジネスモデル

化粧品業界では、メーカーが美容製品を開発・製造し、小売店が消費者に商品を販売するビジネスモデルが一般的です。メーカーが開発した製品は直接小売店と契約して流通させるか(制度品流通)、卸企業を通じて小売店に販売する方法が主流です。

一方で、最近では「D2C(Direct to Consumer)」の形態で、卸や小売店を介さず、メーカーが直接消費者に販売する形態のブランドも増えつつあります。

化粧品の購買頻度は約3ヶ月~1年と長期に渡るため、なるべく原価率を抑えて(平均25%程度)製品を開発する企業も珍しくありません。

化粧品業界の概況

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ここでは、化粧品業界の過去から現在までの流れ、および今後の展開をお伝えしていきます。こうした概況を理解しておくことで、志望先業界の将来性を占うことが可能です。

化粧品業界の歴史

化粧品業界の歴史をたどると、以下のように時代は明治にまで遡ります。

  • 明治時代:海外文化の流入による近代的な化粧品の登場
  • 1950~1970年:高度経済成長の恩恵により化粧品業界が活況に
  • 1970~1980年:化粧品メーカーのブランド告知が積極化(TVCM等)
  • 1980~1990年:消費者の意識変化により安全性の高い化粧品が人気
  • 1990~2000年:低価格志向が一般化、質より値段に偏重した化粧品登場
  • 2000年~:消費者のニーズが多様化、幅広い商品やブランドが誕生

資生堂やライオン、ポーラなどの企業は業界発祥当時に生まれ、今でも健在です。数ある消費財のなかでも化粧品はブランド力が重要となるため、歴史の深い企業ほど現在でも高いシェアを誇っています。

化粧品業界の現状動向と今後

化粧品業界はインバウンド需要が堅調で、市場規模は年々増加しています。少子化による国内市場の落ち込みが懸念材料となりますが、現状はインバウンド消費によってカバーできている状態と言えるでしょう。

ただし、いつまでもインバウンド需要ばかりには頼っていられません。資生堂は2019年10月に米有力化粧品ブランドを買収し、積極的にグローバル展開を稼働、将来的な国内市場の落ち込みを見据え、海外に打って出る日本企業が目立ちます。

一方で、日本トップの資生堂でさえ、全売上高に占める海外での売上比率は46.5%と低いのが現状です。世界トップシェアのロレアルの約60%、4位のエスティローダーの約53%に比べると、日本企業のグローバル化は遅れがちで、積極的な海外展開が今後の課題と言えます。

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監修者プロフィール

三浦拓巳みうらたくみ

1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。