大学教員の年収は1,000万越え?年齢別、大学別などで解説します

大学教員の年収は、私立や国立、教授や准教授などの条件によって大きく異なります。今回は、年齢別・性別・役職別・大学別に平均年収を紹介します。また、待遇や1日のスケジュールまでお伝えしていますので、「大学教授になるにはどうすれば良い」と迷っている方にオススメの記事です。

給料大学職種

大学教員の年収

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大学教員の年収は平均すると約1,000万円です。ほかの職業に比べて高給ですが、年齢や役職、勤め先の大学によって年収が大きく前後するので注意してください。

大学教員の年収について、簡単な概要(大学教授のケース)は次の表をご覧ください。

また、年齢別の年収や役職別の年収は以下の項目でお伝えしています。(表の内容はすべて、「e-Start(政府統計の総合窓口)平成30年賃金構造基本統計調査」より引用)

平均年収(円)

10,814,900

月額給与(円)

661,100

年間賞与(円)

2,881,700

平均年齢(歳)

57.4

平均勤続年数(年)

16.2

※平均年収は、「月額給与×12ヶ月+年間賞与+その他特別給与」で計算 ※賃金構造基本統計はサンプル数が少なく、確実に実態を反映したデータとは限りません

大学教員の年齢別の年収

年齢層

平均年収(円)

35-39

10,550,000

40-44

9,840,000

45-49

10,490,000

50-54

10,850,000

55-59

11,370,000

60-64

11,290,000

65-69

10,450,000

70-

8,160,000

大学教員の年齢別の年収は上記の通りです。ここでは、主に大学教授のケースを想定して表を作成しています。

大学教員の年収は年齢によって大きなバラつきがなく、年齢層を問わず約1,000万円で安定していることが分かります。ただし、70歳を過ぎると平均年収が800万円台に下がり、徐々に収入が減っていきます。

大学教員は年収に占めるボーナスの割合が高く、平均して約3割が年間賞与です。ボーナスが受け取れないと平均年収が約300万円ほど下がってしまうため、あらかじめ志望する大学の募集要項をしっかりと確認しておきましょう。

大学教員の性別の年収

性別

平均年収(円)

月額給与(円)

年間賞与(円)

男性

10,940,000

670,000

2,900,000

女性

10,280,000

620,000

2,820,000

男性と女性の大学教授の平均年収を比較した場合、上記のような内容となります。男性に比べて女性のほうが収入は減るものの、平均年収は1,000万円を上回っています

現在、大学教員の大多数は男性です。内閣府の「大学等の女性教員数」によると、大学教員全体に占める女性の割合は23.7%にしか過ぎません。一方、教授は性別による年収や待遇に差が少ないこともあり、女性の大学教員は増加傾向にあります。

大学教員の役職別の年収

文科省が発表している「 学校教員統計調査 平成28年度 」によりますと、大学の役職別の給料は以下の通りになっております。国立大学と私立大学に分けて表でお伝えします。

国立大学

役職

平均月収(円)

平均年収(円)

教授

536,500

6,438,000

准教授

444,900

5,338,800

大学講師

412,000

4,944,000

助教授

372,100

4,465,200

助手

338,500

4,062,000

私立大学

役職

平均月収(円)

平均年収(円)

教授

571,400

6,856,800

准教授

472,200

5,666,400

大学講師

395,900

4,750,800

助教授

323,900

3,886,800

助手

274,900

3,298,800

大学教員には、教授・准教授・講師・助教授・助手など主に5つの役職が存在します。いきなり教授の役職を得るのは難しく、助手・助教授・講師から准教授を得て教授に昇進することが一般的です。

早い人であれば40代で教授になるケースもあります。しかし、大学教授の平均年齢は57.4歳で、50代以降に教授に昇進する場合がほとんどです。准教授のまま定年を迎えてしまうこともあるため、教授になるためには、「希少性の高い研究」や「審査担当教授との良好なコミュニケーション」などが求められます。

大学教員の大学別の年収

大学教員の年収は、勤め先の大学によって大きく異なります。国立・私立の違いでも年収額に差が現れるため、まずは国立大学教授のデータをお伝えしていきます。

国立大学

国立大学名

平均年収(円)

東京医科歯科大学

11,831,000

東京大学

11,594,000

東京工業大学

11,288,000

大阪大学

10,954,000

九州大学

10,873,000

参考:文部科学省発表「独立行政法人、国立大学法人等及び特殊法人の役員の報酬等及び職員の給与の水準(平成30年度)

国立大学は全国で86大学あります。上記で挙げた5つの大学はその中でも比較的年収が高い大学ですが、比較的年収が低い大学でも大学教授は年収900万円以上貰っていることが文部科学省の統計からわかります。

私立大学

次に、私立大学教授の平均年収です。

私立大学名

平均年収(円)

近畿大学(医学部)

16,160,000

駒澤大学(医療健康科学部)

15,680,000

中央大学(理工学部)

15,240,000

参考:給料.com「私立大学教員の年収を知る

基本的には、国立大学に比べて私立大学のほうが教員の年収が高額です。ただし、私立大学は担当する学部によって年収の幅が広く、最高1,000万円ほどの差が出るため注意してください。

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監修者プロフィール

三浦拓巳みうらたくみ

1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。