幹部自衛官は激務?「辛い」「辞めたい」評判の真相や激務の理由を解説

自衛隊で部隊を率いる幹部自衛官は激務だといわれています。しかし、その理由は案外知られていないようです。ここでは幹部自衛官とは何か、どんな人が任官するのか、激務といわれる理由などについて説明します。幹部自衛官のやりがいや向いている人についても触れますので、参考にしてみてください。

激務公務員

幹部自衛官とは

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幹部自衛官とは、自衛隊で士官に相当する地位に就いている人のことです。幹部候補生学校に進み、卒業することが条件となります。卒業後は、少尉(3等陸尉等)に任官されます。

幹部候補生学校は「陸上」「海上」「航空」という3つの自衛隊ごとに設けられていますが、誰でも応募できるわけではなく、条件があります。

防衛大学校出身者

防衛大学出身者は自衛隊に入隊した時点で、将来は幹部として活躍することを、キャリアプランに置いていることが多いです。

そのため、入隊後すぐに幹部候補生学校に進み、陸上・海上・航空それぞれの自衛隊の幹部候補生として訓練を始めます。

しかし、現場を経験しないまま幹部候補生学校での訓練に入ることになるので、実務能力よりも作戦立案能力が高い人が多い傾向にあるようです。

一般大学出身者

一般大学出身者でもキャリア志向のある人は、幹部候補生学校の入学試験を受けることができます。

幹部候補生は「一般」と「歯科・薬剤科」に大別され、応募資格が異なります。一般の場合は22歳以上26歳未満、歯科は20歳以上30歳未満で専門の大卒(見込み含む)の者、薬剤科歯科は20歳以上28歳未満で専門の大卒(見込み含む)の者と定められています。

これは、防衛大学出身者でも同じです。

部内選抜試験合格者

中学あるいは高校卒業後に自衛隊に入隊し、経験を積みながら階級を上げることで、受験資格を得るという方法もあります。

「一般曹候補生」として入隊した人が幹部候補生学校に入学するためには、「曹」から「陸曹航空操縦学生」または「准尉」に昇給しなければ、幹部候補生学校を受験することができません。

しかし、現場を経験したうえで幹部として活躍する際には、部下からの信頼が厚いケースが多いそうです。

幹部自衛官が激務と言われる理由

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幹部自衛官が激務といわれる背景には、災害が発生すると自衛官は不眠不休で救助にあたるというイメージができあがっていることがありそうです。

では幹部自衛官が激務といわれる理由について、具体的に考えてみましょう。

業務量が膨大

幹部自衛官として「小隊長」の役職に就いた場合、10~50人の部下を持つことになります。部下の訓練の指揮をとるほか、上司からの命令を伝えるのも幹部自衛官の仕事です。

そもそも自衛隊の仕事は防衛活動だけでなく、緊急救助活動や国際平和協力活動など多岐にわたります。そうした現場で活躍するだけでなく、看護や衛生に携わったり、物資調達などの後方支援を行う部隊もあります。

たくさんの専門職があり、協働して任務にあたるために、幹部自衛官は重要な役割を担います。どうしても業務量が増えてしまうのは、それが理由です。

早朝に自衛官としての訓練を行う必要がある

自衛官の仕事は、任務や訓練に当たることだけではありません。いつでも任務を全うできるように、常日頃から体力トレーニングを行うことも、仕事の一つです。

幹部自衛官は部下の指導以外に、様々な事務処理を行うため、勤務時間が長くなりがちです。

しかし幹部自衛官でもトレーニングは義務ですので、勤務時間外の早朝や退勤後などに行うことになります。勤務拘束時間が長いうえ、トレーニングもきちんと果たす必要があるため、過酷といわれるのです。

家族と連絡が取りにくい

自衛隊は、国際平和協力活動を行っています。そのため国内だけでなく、海外への災害派遣や、国連PKO派遣の任務につくこともあります。

その場合、派遣先の国の通信インフラが整っていないことで、電話やメールがつながらないケースがあります。

また海上自衛隊の場合は、航海中は携帯電話を使用できないだけでなく、航海先や期間を口外することを禁じられています。

このように家族と連絡がとりにくい、仕事について口外できないことが、精神的な負担になる人も多いです。

常に緊張状態にある

2019年は日韓関係が過去に例がないほど悪くなっており、国防ラインの見直しが必要となるかもしれません。また、韓国機によるレーダー照射問題などもあり、自衛隊の仕事の中でも国防がより重視されることは明白です。

特に航空自衛隊の場合、1年間に999回ものスクランブルが起こっており、他国の戦闘機と数メートルの距離まで接近することも珍しくありません。

また陸上や海上自衛隊であっても、救助活動はいつ起こるかわからず、天災が頻発する日本では、いかなる時にも任務を遂行できる心構えが必要です。

このように常に緊張状態が続くことも、幹部自衛官が激務といわれる所以でしょう。

監修者プロフィール

三浦拓巳みうらたくみ

1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。

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