銀行員が取得すべき資格とは?|銀行業界や大学生のうちにとれる資格も紹介します!

銀行員になるために就職活動を行う人は多いです。就職活動に至る前に、銀行員に必須である資格を知っておきましょう。資格を持つことは、採用に関わるだけでなく出世にも影響を及ぼします。大学生のうちに資格を取得し、採用試験などで有利に立てるよう本記事をご活用ください。

業界資格

銀行業界について知っておこう

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銀行業界は、一般的に安定していると言われる業界です。就職活動を行う人は、1度は検討したことがあるでしょう。銀行業界は、全ての企業の中心とも言えます。

お金に関わる業務のほとんどは、銀行を介して行われるからです。どんな企業に就職するとしても、銀行業界の情報は手に入れておくことをおすすめします。

銀行員の仕事内容

銀行員の仕事は、多岐にわたります。大まかな業務は以下の通りです。

  • 預金業務
  • 為替業務
  • 融資業務
  • 営業業務

一般的に、銀行へ行くと受付の人がいます。受付の人が担当するのは、預金業務です。その他、為替業務では債券や債務の決済や振り込みなどがあります。

融資業務は、個人や法人に対し融資を検討する業務です。あまり知られていないのが、営業業務になります。個人や法人に対し、融資を案内するなどが主な仕事です。

銀行業界の大手

銀行業界には、メガバンクと呼ばれる銀行があります。1980年代は多くの銀行がありましたが、近年では数社に絞られます。メガバンクについては、以下の記事をご参考にされてください。

メガバンクとは別に、現在の大手銀行をご紹介します。

  • 三菱UFJ信託銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • りそな銀行

大手銀行には、メガバンクの一部として業務を遂行している銀行もあります。知名度が高く、テレビCMなどでも目にすることが多いでしょう

「銀行」と「信託銀行」の違い

銀行と信託銀行の違いは、業務内容にあります。信託銀行では、銀行業務に追加して有価証券、不動産などの業務を取り扱えます。証券代行や相続関連業務を行うことも可能です。

もともと、銀行では前述した業務内容が中心でした。近年では投資信託などを取り扱う銀行も増えましたが、投資関連業務は信託銀行が行うのが基本でした。

銀行業務だけでなく、投資や不動産など生活に密接な商品を取り扱っています。そのため、一般の人にも身近になってきているのです。

銀行員に資格が必要な理由

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銀行員になるには、資格が必要です。業務にあたるだけであれば、資格を持つ必要がない場合もありますが、金銭関係はトラブルも多くあります。

そのため、専門的な知識を有する者が業務に当たることが多くなります。以下では、さらに詳しく資格が必要な理由を述べます。

銀行員の業務は多岐にわたる

前述の通り、銀行員の業務は多岐にわたります。行内で役目を与えられていても、1つの業務に集中するだけに限りません。複数の業務を同時進行する場合も頻繁にあるのです。

多くの業務を同時進行するには、専門知識を確実に習得しておかなければなりません。例を挙げると、医者が手術中に教材を見返しているのでは話になりません。

銀行員は、お客様の大切なお金を扱う業務を行います。医者と同様に専門知識を活用できる能力が必要なのです。資格を有する者は、専門業務が行える能力があるという証明になります。

銀行員の出世に必要

出世するには資格を有する必要があります。銀行内での業務は、専門知識を必要とする内容がほとんどです。ある会社に融資を検討する場合、会社の資産状況などを確認できなければいけません。

後で述べる資格を持てば、判断することができます。資格を持つことで、あなたが行える業務が増えるのです。多くの業務を確実にこなせる人材は、企業内では重宝されます。

行内の人の助けになり、上司や経営者にも一目置かれる可能性が高まるのです。結果的に、銀行員の出世は資格を持っている必要があると言っても過言ではありません。

銀行員がとるべき資格

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銀行員になるには、資格を持つ方が良いです。以下で述べる資格は、多くの銀行員が保有しており、これから社会人になる人も取得することが良いものです。

専門業務に当たるため、金銭管理の資格が多くあります。全てを取得する必要はありませんが、どんな資格があるか知っておきましょう。

銀行業務検定

銀行業務検定は、銀行業務検定協会の母体である(株)経済法令研究所が行っている検定です。23系統36種目の検定が用意され、銀行業務に必要な能力を身に着けられます。種目は以下のものがあります。

法務

財務

税務

年金

信託・証券

マネジメント

融資・渉外

外為

金融経済

預かり資金等

相続

全ての能力が銀行員に必要ですが、それぞれの種目に級があります。1種目1階級ごとに検定があり、費用は3300円から7700円まで階級により金額が異なります。

銀行業務検定は、それぞれの業務のスペシャリストになるための検定です。取得することで業務に必要な実務知識や技能・応用力を習得できます。

参考:銀行業務検定協会

FP(ファイナンシャルプランナー)

FP技能士検定は、NPO法人日本FP協会と一般社団法人金融財政事情研究会が主催しており、検定に合格すると、FP技能士を名乗ることが可能です。

顧客のライフプラン上の目標を達成するため長期的かつ総合的な視点で、様々なアドバイスや援助をするための知識を得られます。

試験は学科と実技に分かれ、内容は以下の通りです。

学科試験内容

ライフプランニングと資金計画

リスク管理

金融資産運用

タックスプランニング

不動産

相続・事業承継

実技試験内容

資産設計提案業務

資産相談業務

個人資産相談業務

中小事業主資産相談業務

生保顧客資産相談業務

損保顧客資産相談業務

保険顧客資産相談業務

受験料

3級

学科と実技

6000円

学科

3000円

実技

3000円

2級

学科と実技

8700円

学科

4200円

実技

4200円

1級

実技

20000円

また、AFPCFPはFP技能士の信頼の証です。詳しくはリンクより日本FP協会のホームページをご覧ください。

銀行員での業務は、顧客へ資産アドバイスを行う場合があります。FP技能士資格を有すると、お客様へ知識に基づいたアドバイスが可能になるのです。

参考:日本FP協会

日商簿記

全国の商工会議所が行っている日商簿記は、最も有名な資格と言えます。正しく帳簿を付けられるようになり、取引先企業の経営状況を把握する能力が身に付きます。

日商簿記には3級から1級までがあり、それぞれに以下のレベルで実施されています。カッコ内は受験料です。

3級(2850円) 業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身に付けておくべき「必須の基本知識」として、多くの企業から評価される資格。 基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。

2級(4720円) 経営管理に役立つ知識として、企業から最も求められる資格の一つ。 高度な商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できるなど、企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められるレベル。

1級(7850円) 極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を修得し、会計基準や会社法、財務諸表等規則などの企業会計に関する法規を踏まえて、経営管理や経営分析を行うために求められるレベル。 合格すると税理士試験の受験資格が得られる。公認会計士、税理士などの国家資格への登竜門。

他にも、簿記初級や原価計算初級などの試験が用意されています。銀行員の業務では、初級レベルではなく2級程度を必要とします。

簿記は会計の基本であり、高校生でも商業簿記を学習します。日商簿記は、商業簿記より広範囲であり実務的です。

参考:商工会議所の検定試験

証券アナリスト

公益社団法人日本証券アナリスト協会が実施しています。投資助言や投資管理サービスを提供するプロフェッショナルとしての資格で、正式名称は日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)です。

資格を取得するには、協会が提供している講座を受講し合格する必要があります。以下に講座内容と受講料をご紹介します。

講座内容

第1次レベル講座

第2次レベル講座

証券分析とポートフォリオ・マネジメント

証券分析とポートフォリオ・マネジメント

財務分析

コーポレートファイナンスと企業分析

経済

市場と経済の分析

職業倫理・行為基準

受験料は、第1次講座はそれぞれの内容別に受験料が必要ですが、第2次レベル講座は8400円です。第1次講座の試験料は以下の通りです。

  • 証券分析とポートフォリオ・マネジメント(6300円)
  • 財務分析(3200円)
  • 経済(3200円)

上記の内容の受講し、合格すると以下の能力が身に付きます。

  • 投資対象の選別と売買判断
  • 財務分析・ファイナンス
  • 企業買収などの戦略立案
  • 市場や経済・企業の分析

証券アナリストは、市場などの分析を行えるスペシャリストです。銀行員としても、身に着けておいて損が無い資格と言えます。

参考:公益社団法人日本証券アナリスト協会

中小企業診断士

中小企業診断協会によると、中小企業診断士は以下のように記載されています。

中小企業診断士は、企業の成長戦略策定やその実行のためのアドバイスが主な業務ですが、中小企業と行政・金融機関等を繋ぐパイプ役、また、専門的知識を活用しての中小企業施策の適切な活用支援等幅広い活動が求められています。

中小企業診断士の資格を得るには、1次試験と2次試験を通過後に15日以上の実務補習を受ける必要があります。1次試験、2次試験の内容は以下の通りです。

1次試験(マーク式)13000円

2次試験(記述式)17200円

経済学・経済政策

組織・人事戦略診断

財務・会計

マーケティング・流通戦略診断

企業経営理論

生産・技術戦略診断

運営管理

財務(ファイナンス)戦略診断

経営法務

経営情報システム

中小企業経営・中小企業政策

銀行員になると、中小企業に対する財務相談を受ける場合があります。融資に関する判断を行う場合など、中小企業診断士の資格が重宝されるのです。

参考:中小企業診断協会

宅地建物取引士

宅地建物取引士になるには、一般財団法人不動産適正取引推進機構が実施する宅地建物取引士試験に合格する必要があります。試験内容は以下の通りです。

  • 土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること。
  • 土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること。
  • 土地及び建物についての法令上の制限に関すること。
  • 宅地及び建物についての税に関する法令に関すること。
  • 宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること。
  • 宅地及び建物の価格の評定に関すること。
  • 宅地建物取引業法及び同法の関係法令に関すること。

受験手数料は7000円で、資格を取得することで不動産関連の重要業務が遂行できるようになります。

参考:一般財団法人不動産適正取引推進機構

その他

上記以外に、取得すると良い資格は以下のものがあります。

  • 内部管理責任者
  • 生命保険・損害保険取扱資格
  • TOEIC

それぞれの分野で活躍するには、専門の知識を身に着けておくと良いです。銀行員の業務は、想像以上に多岐にわたるため日本人だけでなく、海外の人物を視野に入れた資格を持つことも考えておきましょう。

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監修者プロフィール

三浦拓巳みうらたくみ

1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。