地方公務員になるには?|就活スケジュールや試験内容を徹底解説!

公務員になるには、試験を受ける必要があります。そして、国家公務員より地方公務員の方が難易度が低いです。しかし種類によって試験内容が異なるため、きちんと勉強しなければなりません。そこで今回は地方公務員になるにはどうすべきなのかだけでなく、試験内容や選考の流れなどについて解説します。

業界公務員

地方公務員とは

https://images.unsplash.com/photo-1513530534585-c7b1394c6d51?ixlib=rb-1.2.1&q=80&fm=jpg&crop=entropy&cs=tinysrgb&w=1080&fit=max&ixid=eyJhcHBfaWQiOjg4MjYyfQ
https://images.unsplash.com/photo-1513530534585-c7b1394c6d51?ixlib=rb-1.2.1&q=80&fm=jpg&crop=entropy&cs=tinysrgb&w=1080&fit=max&ixid=eyJhcHBfaWQiOjg4MjYyfQ

地方公務員とは、都道府県や市区町村といった地方自治体に勤務する公務員をさします。そして、日本の公務員の80%以上を地方公務員が占めています。ここでは地方公務員とは何かについて、仕事内容や年収、国家公務員との違いなども含めて説明します。

地方公務員の仕事内容

地方公務員にも種類があり、どれを選択するかで業務内容が異なります。主な種類と業務内容は以下の通りです。

  • 行政職/戸籍や健康、福祉、清掃、まちづくりといった、地域住民の生活を支えるために必要な各種サービスに関わる事務を担当する
  • 技術職/理系分野の専門性を持ち、「土木」「建築」「電気」「機械」「化学」「農業」「農学」などに関わる業務を担当する
  • 公安職/治安を司る「警察官」「消防士」「皇宮護衛官」などを担当する
  • 心理職/各種相談所などで心理判定等の業務を担当する
  • 福祉職/児童相談所や福祉事務所において、ケースワークを担当する
  • その他/「看護師」「薬剤師」「獣医師」「保健師」「栄養士」「図書館司書」など、国家資格取得者が担当する

種類によっては、大学で専門課程を専攻している、資格を有している、または取得見込みであることが、応募条件になっているものもあります。

地方公務員の年収

2020年5月22日に東洋経済オンラインが掲載した「『公務員の年収』が高い自治体ランキング500」では、総務省が2019年12月24日に発表した「平成31年地方公務員給与実態調査結果等の概要」に基づき、諸手当を含んだ平均給与月額の12ヶ月分に期末手当と勤勉手当を加算して平均年収を求め、ランキングを作成しました。TOP5に並んだのは、以下の地方自治体です。

地方自治体名

平均年齢

平均年収

千葉県浦安市

43.5歳

765万円

神奈川県厚木市

43.2歳

765万円

千葉県印西市

43.7歳

757万円

愛知県豊田市

41.5歳

754万円

東京都武蔵野市

41.4歳

750万円

となっています。前年の調査では588万円だったので、大幅にアップしたといえるでしょう。また、国税庁が公開している「すべての地方自治体における平均年収は、600万円平成30年民間給与実態統計調査」によると、民間企業の平均年収は441万円なので、地方公務員の方が圧倒的に高いことがわかります。

地方公務員と国家公務員の違い

公務員は、公共のために仕事をする職員です。しかし、地方公務員と国家公務員を比較すると違いがあることがわかります。各種サイトからの情報をもとに、その違いを以下に表としてまとめてみました。

国家公務員

地方公務員

所属

地方自治体

勤務先

国の組織

所属している地方自治体

転居を伴う転勤

あり

ほとんどなし(所属地域内での部署異動はあり)

業務内容

国に関わる仕事

所属する地方自治体に関わる仕事

平均年収(平成30年度実績)

686万円

600万円

離職率

3.18%

1.60%

国家公務員は各省庁をはじめ、国策に関わる仕事をしているため、地方公務員より激務になる傾向があり、平均年収が高くなっています。

地方公務員のメリット・デメリット

国家公務員ではなく地方公務員になることには、メリットとデメリットがあります。ここでは、考えられるメリットとデメリットを紹介します。

メリット

地方公務員になるメリットとして、以下のことがあげられます。

  • 待遇が良い
  • 社会的信用度が高い
  • 生活設計しやすい

地方公務員は地方の民間企業と比べると、給与も福利厚生も充実しています。有給休暇や産休・育休が取りやすく、女性が働きやすい環境が整っています。また、地方公務員という時点で金融機関の信用度が高く、ローンが組みやすいのも事実です。

さらに生涯雇用が保障されているうえ、転居を伴う転勤も少ないため、生活設計がしやすいのも魅力です。

デメリット

地方公務員になるデメリットとして、以下のことがあげられます。

  • 成果をあげても給料は変わらない
  • 副業が禁止されている
  • 周囲の見る目が厳しい

民間企業であれば、個人で成果をあげた時には賞与や昇給という形で還元してもらえますが、公務員には一切ありません。年功序列の給与体系なので、やってもやらなくても給料に差がないのが現実です。

また、公務員は一切の副業が禁止されており、見つかると処分を受けることになります。さらに、「私たちの税金から給料をもらっている」という目で周囲に見られているため、不自由さを感じる人も少なくありません。

地方公務員の「級」

地方公務員は、「初級」「中級」「上級」の3つに大別されます。その違いは、以下の通りです。

  • 初級/役所や学校、警察署などで事務や窓口対応を担当する職員をさす。高卒者が主な対象
  • 中級/役所や学校、警察署などで事務や窓口対応を担当する事務職の他、図書館司書や保育士など国家資格に紐づく業務を担当する職員、理系の専門分野の業務に従事する技術職をさす。短大卒者や専門学校卒業者が主な対象
  • 上級/都道府県と政令指定都市に勤務し、将来の幹部候補生として業務を行う職員をさす。大卒者が主な対象

この級によって、試験内容や給与が異なります。そのため、自分がどの級を目指すのかを決めたうえで、それに即した勉強をする必要があります。

関連する記事

監修者プロフィール

三浦拓巳みうらたくみ

1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。