構造設計とは何か?|年収や向いてる人・向いてない人の特徴を徹底解説!

建築設計の仕事は「意匠」「構造」「設備」の3つに大別されます。中でも構造設計は、建築物の安全を確保する大事な役割を担います。構造設計しなければ建築物は成り立たないため、やりがいのある仕事といえます。そこで今回は構造設計とは何か、その仕事内容、向いている人・いない人を解説します。

業界

構造設計とは

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建築設計は、「意匠設計」「構造設計」「設備設計」の3つあることは前述しました。その仕事の違いは、以下の通りです。

  • 意匠設計/建築物のコンセプトづくりから、設計や施工までトータルに関わる仕事。建築士の大半は、この職種に就いている
  • 構造設計/地震・風雨・積雪などに耐えられる建築物をつくるための構造を設計すると共に、耐震診断や設計監理も担当する
  • 設備設計/電気設備・空調・給排水を行うための配管設備などを設計する。設備によって、さらに職種が細分化される

構造設計の仕事内容については、次章で詳述します。

構造設計の仕事

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構造設計における設計業務では構造計画・構造計算・構造図作成を行いますが、専門知識と経験がものをいう仕事です。構造設計がきちんと行われていれば、建物の倒壊などを防ぐことができます。構造設計の具体的な仕事内容について、以下で説明します。

①建築の安全性の担保

1つめは、建築物の安全性を担保することです。地震や風雨、積雪といった災害に見舞われても建物が壊れないように、安全性能を満たす構造を設計します。

建物の土台と骨組みをどう造るかを考え、構造設計図を作成します。その際には建物の間取り、立体断面、コストなどを考慮したうえで、柱や梁の性能・形状・配置などを決定します。

②建物のデザインを成立させる

2つめは、建物のデザインを成立させることです。構造設計に入る前に、意匠設計が行われています。デザイン性に優れた意匠設計を、安全に造るための構造を設計しなければなりません。

安全性とデザイン性を両立させるためには、柱や梁の配置や形状に配慮しながら、どんな構造方法にするかを考える必要があります。こうした構造計画によって、構造設計の質が決まるといっても過言ではありません。

③合理的な設計を計算する

3つめは、合理的な設計を計算することです。構造設計の目的は、倒壊しない建造物に必要な構造を組み立てることです。そのためには、様々な構造計算をする必要があります。

例えば、天井から針金を用いて機材をつるす場合、その機材の重さに耐えることができ、耐用年数が長いものを探さなければなりません。同様に柱や梁も経年劣化していくものなので、合理的な設計になるように計算しながら計画を立て、設計図を作成することが求められます。

構造設計に向いてる人・向いてない人の特徴

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構造設計は建物の安全性を担う大事なプロセスですので、誰にでもできる仕事とはいえません。適性がない人が行うと本人も仕事を楽しめませんし、何よりクライアントに迷惑をかけることとなります。

ここでは、構造設計に向いてる人と向いてない人の特徴について説明します。

構造設計に向いてる人の特徴

構造設計は、建築物の安全性を守る要の仕事です。そして建築基準法に基づき、数多くの基準を満たす構造設計を行う必要があります。ここでは構造設計に向いてる人の特徴を2つ、紹介します。

①創造力がある

1つめは、創造力がある人です。創造力と聞くとデザイン性がイメージされるので、意匠設計の方が必要ではないかを考える人が多いです。しかし、デザイン性と安全性を両立させるためには、建物ごとに細かな配慮と緻密な計算が必要です。つまり、マニュアル通りではなく、豊かな発想で構造設計する力が求められます。

自分の考えに固執することなく、自由な発想でモノづくりができる人に向いているといえます。

②正義感が強い

2つめは、正義感が強い人です。近年、違法建築に関するニュースをよく見聞きしますが、これはコスト削減のために安全性を二の次にした結果をいわざるを得ません。しかし日本には建築基準法があり、それに則って設計・施工を行うよう義務付けられています。

クライアントや意匠設計者が何をいっても、建物の安全性を確保することを全うするためには、正義感が不可欠です。そしてそれがなければ、社会的責任を負うことができません。

構造設計に向いてない人の特徴

建築設計の中でも、構造設計は向き・不向きが明確になる職種です。向かない人が行うことで、大きな問題に発展することも珍しくありません。ここでは構造設計に向いてない人の特徴を2つ、紹介します。

①細かいことに気づかない

1つめは、細かいことに気づかない人です。構造設計は長期間にわたって、建物が安全に使えるように、経年劣化も念頭において構造設計図を作成しなければなりません。さらに数年後の補強設計、設計監理なども担当します。

その仕事を全うするためには、緻密な計算が不可欠です。細かなところまで配慮できない人には、難しい仕事といえるでしょう。

②理数科目が苦手

2つめは、理数科目が苦手な人です。構造設計する際には、構造力学といった物理、塗料・材料などが関係する化学、微生物やカビなどの生物、建物を建てる地盤が関わる地学の知識が必要です。

また、強度に関する構造計算が不可欠なので、数学にも強いことが求められます。こうした理数系科目が苦手な人には、適性はないといえます。

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監修者プロフィール

三浦拓巳みうらたくみ

1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。