オファー面談とは?オファー面談の流れや確認すべき項目を徹底解説!
オファー面談は、企業が中途採用者を対象に行うことが多いです。転職の場合は、それまでのキャリアや持っているスキルによって、内定者側にも譲れない条件があるのが一般的なので、すり合わせが必要です。そこで今回はオファー面談とは何か、その流れや質問しておくべき項目について解説します。
オファー面談とは
企業がオファー面談を行うのは、明確な目的があるからです。そして内定者にとっても、入社後のミスマッチをなくす意味でも、大事な機会となります。ここでは、オファー面談の目的や受ける場合の注意点について説明します。
オファー面談の目的
オファー面談は、企業・内定者共に目的を持って臨む場であることは前述しました。ここでは、オファー面談の具体的な目的を2つ、紹介します。
①|条件の交渉
1つめは、採用にあたっての条件の交渉を行うことです。企業が確認する内容の具体例として、以下のものがあげられます。
- 給与や勤務拘束時間等の労働条件
- 配属部署と業務内容
オファー面談がある場合、事前に労働条件通知書が送付されるのが一般的です。企業は提示した労働条件と内定者の要望のすり合わせを行うために、オファー面談に臨んでいます。そのため、内定者側が給与や業務内容について条件交渉する場としても機能するのです。
企業からオファー面談の連絡がない場合、内定者がその機会を設けるように依頼することも可能です。
②|疑問の解消
2つめは、入社の意思決定にあたって、内定者が疑問を解消することです。 オファー面談の際には、配属部署の上司やメンバーを紹介されることもあります。その際に、入社後の仕事内容や働き方など、内定者が感じている疑問や不安を解消するための質問に回答してもらうのです。
具体的な内容については後述しますが、入社後のミスマッチを避けるためにも、自分が譲れない条件を明確にしたうえで、質問をするよう準備しておくことが大事です。
オファー面談の注意点
オファー面談を、面接同様にとらえている人もいるようですが、それは違います。オファー面談は、企業が内定者を入社させる目的で行われることが多いものです。それを踏まえて、オファー面談の注意点を3つ、説明します。
①|内定が取り消されることはない
1つめは、オファー面談によって内定が取り消されることはほぼないことです。前述した通り、オファー面談は選考プロセスではなく、内定者と雇用条件をすり合わせることが目的で行われます。企業が内定通知を送った時点から、企業は内定者に対して雇用責任を負うからです。
内定者が虚偽の申告をしていない限り、企業側から一方的に内定を取り消すことはできません。それを踏まえて、双方が納得する雇用条件について確認することが大事です。
②|オファー面談がないこともある
2つめは、オファー面談がない企業もあることです。法的に義務付けられている労働条件通知書を郵送し、確認書を返送させることで手続きを終える企業もあります。しかし、労働条件通知書にすべての雇用条件が明記されているとは限りません。
疑問がある場合には、内定者が企業にオファー面談を求められることは前述した通りです。雇用契約書を取り交わした後で雇用条件を変えるのは難しいので、きちんと労働条件通知書に目を通し、事前に提示された内容と相違ないかを確認することをおすすめします。
③|他社の内定を隠さなくていい
3つめは、他社からも内定をもらっている際には隠す必要はないことです。複数の企業から内定を得ていて、自分の本命企業が明確でない場合は、オファー面談を受けてから最終決定を行う方がよいでしょう。
内定者に対し、他社からも引き合いがきていることを知り、より熱心にアプローチする企業もあるはずです。それは、内定者を獲得したいという企業の意思の表れといえます。オファー面談を行うことで、自分の企業に対する入社意欲のランクが変動するのも珍しいことではありません。冷静に見極めましょう。
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監修者プロフィール
三浦拓巳みうらたくみ
1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。