【OB訪問実録🖋|モルガン・スタンレー】up or outの実話がえぐすぎた

泣く子も黙る”モルスタ”ことモルガン・スタンレーは国内外で有名な外資投資銀行。当社で日々営業として奮闘する女性にOB訪問を実施、具体的な選考内容や外資特有の「up or out」の話まで幅広く聞くことができました。 金融業界志望でとある早慶の大学生Kがゼミの先輩にしたOB訪問実録です。

OB訪問実録

今回の質問

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「んー、何を聞くか。」

ゼミの先輩の👱‍♀️さんと会うのは数年振り。明日に控えたOB訪問の質問を授業中に考えるもなかなかペンが進まない。

それもそのはず、外銀のOB訪問はこれが初めてでこれまで日系にしか興味がなく全くノーマークだったから。日系のインターンピークが過ぎてふと時間があくのも何だしと思い、ダメ元で👱‍♀️さんに連絡をとったら意外にもOKがもらえた。

いや、モルスタって名前だけは聞くけどそもそも外資のこととか全く知らないんだよな...   とりあえず基本的な質問だけ聞いてみるか。

  • Q1|本選考の流れ
  • Q2|普段の働き方

...いやこれ詰められそう。笑 

👱‍♀️「ググっても出てこなかった?☺️」

とかなるのかな。笑 まあでもしょうがない、今回は無知をさらけ出して聞くとしよう...

そもそも受け身な就活が多いKですが、今回は珍しく自分の足を使って情報を取りに行きます。

普段、自分は就活は省エネでやりたいタイプで面倒なES提出とかエントリー情報記入とか避けてしまう。

(学生情報の登録とかまじで面倒だな、って思います...笑)

その点、LINEに友達追加するだけで内定直結の選考を流してくれるdigmeeはすごく楽で、これまでノーマークだった金融業界の会社とかにも結構出会える。実質、友達追加の1ステップで面接受けれちゃうって結構新しい。

モルガン・スタンレーの口コミ・評判

さすがに会社の基本的なところだけは調べて行こう。公式HPをひらいて...

めちゃくちゃシンプルなHPだ。笑 感想もつところおかしいけど。

公式HPだけだと情報が薄いと思ったのでネットで検索。どうやらフロント / ミドル / バックオフィスに分かれているのか。 特にプロフィットセンターであるフロントオフィスは

  • 投資銀行部門
  • マーケット部門

に分かれているんだな。今回お話を聞く👱‍♀️さんは確かマーケット部門の営業って言ってたな。

モルスタの企業指針もシンプルで研ぎ澄まされてる感。

顧客を第一に

正しいことをする

卓越したアイディアで主導

還元する

なんかわかったようでわかってないような気がする。

Openworkで口コミも見てみるか。

典型的な米系投資銀行で、組織はオープンで上司に対して自分の意見を言いやすい環境にあります。

基本的に優秀な人しかいません。微妙な方は入社しても、数年でいなくなります。

総じて少数精鋭のプロ集団な印象。少し緊張してきたぞ... まあ、外資は第一志望ではないし、今回は参考程度に雰囲気がつかめればいいか。

今回お話を聞くのはマーケット部門の若手営業ウーマン

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今回OB訪問をさせていただく👱‍♀️さんは大学時代の先輩。スタイルがよくてはきはきしてた。

指定された大手町フィナンシャルシティに来たけどまだ👱‍♀️さんの姿は見えない。

👱‍♀️「Kくんお待たせー!」

👱‍♀️さんだ、スーツが決まってる。

───「ご無沙汰しております。今日はお忙しいところありがとうございます。」

👱‍♀️「全然!今日このあと他の会社の友達とご飯たべるからさ、1時間くらいになっちゃうけど平気?」

───「あ、平気です。」

👱‍♀️「ごめんねー、じゃカフェ入ろっか!」

展開が早い。笑 遅れまじと入店した。

サマージョブから勝負ははじまっている

👱‍♀️「じゃよろしくね!ごめんねこんなぽんぽん進んで。笑」

───「いえいえ!笑 ではお願いします...! 先に申し上げておくと、実は自分、外銀のことがあまりよくわかってないというのが本音です。金融業界志望ではあるのですが、日系しかみておらず、 ですので今日は少しふわっとした感じになってしまうかもしれません。」

👱‍♀️「おけ!平気だよ」

よかった。「ググれ」とはならなかった、一安心。

───「ありがとうございます!まず本選考についてお聞きしたいのですが、👱‍♀️さんはどういうルートでモルスタに入られたのですか?」

👱‍♀️「私は大学3年の夏のインターンに参加して、そこから連絡がきたから質問の答えとしてはインターン経由になるかな。」

───「いわゆるサマージョブですかね。」

👱‍♀️「そうそう、私の時は数十人だったかな、30人はいかないくらい。そこで各部署のフロアに実際にいって社員さんのデスクの隣で業務を教えてもらうデスクローテーションというのをやったよ。」

───「デスクローテーション、なるほど... それで業務の理解度は上がりましたか?」

👱‍♀️「上がった!金融って無形物で複雑だからそれまではどうしても理解しにくかったけど、その数日間で解像度はすごく上がったかな、仕事ってこうやってるんだ!って。」

意外にも、日系のインターンみたいに業務内容の紹介なのか。もっと能力が試されるのかと思ってた。

───「他にはどんなことをされたんですか?」

👱‍♀️「講義形式の時間もあったしランチも!あと夜はお酒飲む時間もあったかな。」

なんか楽しいだけじゃないか?笑

───「あ、そんな感じなんですね...! みなさんもっとギラギラしてるのかと思ってましたが。」

👱‍♀️「あー、それでいうともちろんギラギラしてたよ。特にトレードの人とかハンターの目?をしてた笑 さっき話したデスクローテーションも飲み会もランチも、結局全方位で人事以外の社員が評価をしてるみたいなんだよね。 例えば講義やデスクローテーションでは学び聞く姿勢、どのような質問をしているか。 食事の席では素の状態でどういう人間性かを理解しようとしていたみたい。」

───「え、あ、やっぱそうなんですか。」

👱‍♀️「私の場合、同じゼミ、Kくんとは被ってないかもだけど、先輩が外銀受けててモルスタのジョブも言ってたから 事前にその方のお話聞いて、心の準備はしてたよ。まあ本当に賢い人たちって、全然見てないふりして実は細部まですごく観察してプロファイリングしてるから、数日間だったけどほんと気疲れした。笑」

───「そうなんですね... 具体的にどういうところを意識してましたか?」

👱‍♀️「もう常に前のめりでハツラツとすることかな!私の場合、もともとセールス志望だったし他の優秀な学生と同じ土俵で競っててもしょうがないと思ってさ。元気さだけがたより、みたいな。笑 でもそれだけだとどこにでもいる元気な学生にしかならないから、吸収力の速さを特にアピールしてた。例えば、デスクローテーションの時もメモは一言一句するし、デスク周辺に置いてある本にまで目を向けて知ろうとしたり。あとは質問をする時は必ず、直前の説明を踏まえた上で醸成された高品質な質問をすることを意識してた。」

───「え、最後のって具体的にどういうことですか...?」

👱‍♀️「多くの人って質問を反射的に感覚的にしちゃうと思う。例えば、「それ調べればわかるでしょ」「さっき説明したことに少し応用利かせればわかるでしょ」みたいな質問。」

う。耳が痛い...

👱‍♀️「でもモルスタはじめ外資で働く優秀な人って一分一秒も惜しいし、そんな中でそういう質問したら終わり くらいに思ってたんだよね。「あ、こいつだめだ」って烙印おされるなって。だから、必ず一度脳内で思考して類推適用したり仮説もったり。そういうことを意識してた。」

───「すごいですね...」

👱‍♀️「あとは地味だし日系企業的な考え方だけど、食事の席では固定位置にいることなく常に移動して色んな社員さんに話しかけてたかも。日中やった講義やデスクローテーションのお話なんかをしたり、追加で質問したり。そうすることで、さっき話した成長に貪欲な姿勢をアピールできるし、何より人と話すのが好きだからそれをきちんと伝えたかった、っていうのもあるかな。」

すごい... ここまで考えて臨むんだ。

───「そうなんですね、そこまでやったら通る気がします... ジョブの選考前に金融の勉強などもしたんですか?」

👱‍♀️「それがねーー、しなかったのよ。笑 しかも私別にそれに詳しくなかったからかなり面接当日焦ってた記憶ある。 でも今振り返ると、ジョブの選考ではあまり知識について問われなかったかなー。」

SuperdayはSuper”耐久”day

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話がためになりすぎてメモが進む。そして話は本選考へ。

───「夏にジョブに参加して、そこからいつ連絡がありましたか?」

👱‍♀️「そこからが少し空いたんだよね。年末くらいかな、本選考の案内があって。」

───「そうなんですね、本選考の面接はどういうことをするんですか?」

👱‍♀️「いや一次がすごく印象的で。いまでも覚えてるんだけど、集団面接で就活生100人にそれぞれ自分の名刺が渡されて、そこの会場に来る社員20人に名刺を渡して、自分を印象付けるってやつだったんだよね。笑 いかにもセールスというか、もうみんな必死。笑」

───「すごい空間ですね... そのあとはどうでしたか?」

👱‍♀️「そのあとは就活生数人でグループ面接だったかな。質問はけっこう幅広かったよ、「19の7乗は?」とか地頭を問われるものから「自分の性格を可能な限り挙げて」とか定性的な質問もあったなー。あとはセールス特有で「どんなものでもいいから今この場でなんか売ってみて」って質問もあった。笑」

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でみたやつじゃん...笑

───「そんなこと本当に聞かれるんですね... 最終ってどんな風に行うんですか?」

👱‍♀️「最終はさっき話したグループ面接終わったらその次にあるよ。あ、てかそもそもジョブ行った人と行ってない人で面接の回数が2つくらい違うみたいで、私の場合はもう最終だった。 Super day(スーパーデイ)っていうんだけど、知ってる?」

───「... 知らないです。」

👱‍♀️「なんかね、学生が会議室で1人で閉じ込められて、面接官が入れ替わり立ち替わりで根掘り葉掘り聞かれる面接のことなんだけど。他の外資でもこれで面接してる会社はある!」

閉じ込められて...? 入れ替わり立ち替わり...? 根掘り葉掘り...?

───「なんか聞いただけでやばそうです。笑」

👱‍♀️「私の場合は、最終面接とその1つ前の面接はSuper dayで、午後中から5,6時間くらいかな。会議室で、自分が配属予定の部署のマネジャークラスが入れ替わり立ち替わり30分おきに面接官として入室して、色んな角度から質問された!」

───「なるほど... どういう点が評価されるのでしょうか?」

👱‍♀️「これあとで聞いた話なんだけどね、一度に面接官は2人なんだけど、都度「○、×、△」がつけられ、×がついたら一発不合格、△で面接官内で交渉?議論?が始まるみたい。定型化された質問項目や評価項目とかはなく、完全に面接官の主観で「○、×、△」がつけられるみたいなんだよね。笑」

───「え、それ怖すぎる...」

👱‍♀️「そうだよね。笑 Super dayの日はもう長期戦だからいかにメンタル保つかみたいな。その日疲れすぎて一瞬で寝れた。笑 中・長距離を全力で走る感じ。」

本当にあった「up or out」の話

その後も変わらず端的かつ早口に話続ける👱‍♀️さん。1日の流れ、朝会の話、意外とホワイトな働き方など聞きたいことが聞け、かなりイメージも湧いてきた。

───「あ、そういえば... 「up or out」ってよく聞くと思うのですが、本当にあるんですか?」

👱‍♀️「あー。あるよ。笑 しかもけっこう生々しい。

───「え、具体的にどんな感じで宣告されるのか聞いてもいいですか...?」

👱‍♀️「まぁさっきも話した通り、それぞれに「このくらい達成しようね」という数値目標があって結構個人戦みたいなところがあるのね。で、報告会、それこそ朝会とかでの報告でずっと進捗がない人とかいると、ね。  その瞬間は唐突に訪れるんだけど、普段フロアにはこないような人事の人? が突然フロアに歩いてやってくるの。それでoutさせる人のデスクにいって会議室に呼び出すんだけど。 そこで宣告されるみたい。そしたらその人は情報漏洩の観点から、もうデスクには戻れないって規則があって、近くのデスクの人が代わりにその人の手荷物だけ会議室に届けてあげて、それでその人はほんとうに文字通り、その場を立ち去る、って感じかな。」

想像できてしまう... まじなやつだ、本当にあったんだ。

───「いや、、やばいですね。そんなプレッシャーの中、毎日お仕事するんですね...」

👱‍♀️「上司には「こんなの日常茶飯事だから早く慣れろよ」って言われたよ。笑 まあでも基本的に若手はあんまり聞かないかな! それに首にされる人は客観的にみてもそれだけの理由があるなあ、と思うよ。」

監修者プロフィール

三浦拓巳みうらたくみ

1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。

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