日本政策投資銀行は激務!?「辛い」「辞めたい」の噂とその理由を徹底解説!
日本政策投資銀行は政府系銀行の一つで、2008年10月1日に設立されました。政府系機関に対し、「縦割り」「年功序列」「薄給激務」というイメージを持つ人もいることでしょう。そこで今回は日本政策投資銀行が激務なのかどうかについて、様々な視点から検証します。
結論|日本政策投資銀行は激務ではない
現在の日本政策投資銀行は、激務ではありません。その背景には、設立にあたって「人財開発銀行」を目指すと共に、薄給激務といわれる労働環境を改善すると決めたことがあげられます。
また日本政策投資銀行は、「働きやすい職場環境づくり」に積極的に取り組んでいます。中でも出産・育児・介護を支援する制度が充実していると評判です。
日本政策投資銀行の基本情報
日本政策投資銀行の公式HPおよび有価証券報告書を参考に作成した基本情報が以下です。
政府から予算が支給されるため、固定金利での大量融資や長期融資が行える強みを生かして、優良企業との取り引きが多いことで売り上げは安定しています。国家プロジェクトやスポーツ産業支援など、民間の銀行では扱いにくい大型案件も多くなっています。
会社名 | 株式会社日本政策投資銀行 |
採用HP | https://www.dbj.jp/ |
創業 | 2008年10月1日 |
業種 | 銀行業 |
本社所在地 | 東京都千代田区大手町1丁目9番6号大手町フィナンシャルシティ サウスタワー |
売上(百万円) | 268,994(2019年3月期決算) |
従業員数 | 1,650人 |
日本政策投資銀行以外にも政府系金融機関はいくつかあります。
- 国際協力銀行(JBIC)
- 日本政策金融公庫(JFC)
- 商工組合中央金庫(商工中金)
今回紹介する日本政策投資銀行以外の3つの政府系金融機関については以下の記事で紹介しています。ぜひご一読ください。
日本政策投資銀行の労働環境
日本政策投資銀行の労働環境について、表にまとめました。平均年収は796万円となっていますが、職種によって異なります。
薄給激務といわれがちな政府系銀行において、残業時間が44時間というのは少ないといえるでしょう。またこの産業時間をさらに減らすよう、取り組んでいます。
年収 | 796万円 | 出典:「日本政策投資銀行の年収を詳しく解説(平均年収.jp)」 |
残業時間 | 44時間 | 出典:「日本政策投資銀行(openwork)」 |
有給消化率 | 47.4% | 出典:「日本政策投資銀行(openwork)」 |
社風 |
| 出典:「日本政策投資銀行(openwork)」 |
日本政策投資銀行の年収
日本政策投資銀行の平均年収は796万円ですが、年代や職種によって異なります。平均年収を年代別にまとめてみました。
- 20~29歳は509万5000円
- 30~39歳は664万7000円
- 40~49歳は843万8000円
- 50~59歳は935万3000円
- 60~64歳は644万8000円
また職種別に見ると総合職の平均年収は1111万4000円、技術職は780万1000円、一般職は796万円となっています。
日本政策投資銀行の残業時間
日本政策投資銀行の平均残業時間は44時間でしたが、これも職種によってバラつきがあります。
- 総合職の平均残業時間は51.1時間
- 営業職の平均残業時間は46.9時間
- 事務職の平均残業時間は17時間
しかし日本政策投資銀行は近年、ワークライフバランスの支援に力を入れています。政府が働き方改革を推進していることもあり、今後は産業時間が削減されることが予想されます。
日本政策投資銀行の有給消化率
日本政策投資銀行の有給取得率は47.4%でしたが、これも職種によってバラつきがあります。
- 総合職の有給取得率は41.9%
- 営業職の有給取得率は38.0%
- 事務職の有給取得率は75.3%
クライアントやプロジェクトを抱える総合職や営業職は、やはり有給取得率が低い傾向にあります。一方で男性社員が育児休業制度を利用する実績は高いので、ワークライフバランスはとりやすいと言えそうです。
日本政策投資銀行の社風
日本政策投資銀行は国の機関なので、入社した社員が官僚的だというイメージが定着しています。民間の銀行と比較すると、組織が官僚的である点は否定できません。
組織は保守的な傾向にありますが、その分社員間の競争意識が低めです。「人への投資を惜しまない」ことをモットーにしているので、社員一人当たりの研修費も高くなっています。
そのため社内の雰囲気は穏やかで、上司であってもロジックのある提案には耳を傾けてくれる社風のようです。
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監修者プロフィール
三浦拓巳みうらたくみ
1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。