大学院進学率はどれくらい?|大学院に進むメリット、就活への影響も徹底解説!

大学を卒業すると就職をする人と大学院に進む人に分かれます。その中で大学院進学率はどれくらいかご存知でしょうか?一言で大学院進学率と言っても、進む学部や課程によって異なります。学部や課程別の大学院進学率や、大学院に進学した場合のメリット・デメリットについて解説します。

大学院大学

学部系統ごとの大学院進学率

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大学院には修士課程と博士課程の2つの選択肢があります。修士課程は2年、博士課程は5年というのが基本となっており、大学院に進学する場合にはこのどちらかを選びます。

また、大学院にはさまざまな学部があります。その学部を選び、更に修士課程と博士課程のどちらに進むのかを決めて、進学するのです。

ただ、学部や課程によって進学率は大きく異なっています。そこで、学部系統ごとの大学院進学率がどのようになっているのか見ていきましょう。

課程別の学部系統ごと大学院進学率

博士課程

2016年

2015年

2014年

2013年

2012年

人文学

4.7%

4.8%

5.0%

5.0%

5.5%

社会科学

2.5%

2.7%

2.9%

3.1%

3.3%

理学

41.8%

42.6%

42.2%

42.8%

43.5%

工学

36.4%

36.3%

36.2%

36.1%

36.5%

農学

23.4%

23.2%

23.7%

24.2%

25.0%

保健

5.1%

5.0%

5.1%

5.1.%

5.8%

教育

6.0%

6.1%

6.5%

6.8%

7.2%

全体

11.0%

11.0%

11.1%

11.3%

11.7%

上の表は、博士課程における学部系統ごとの大学院進学率です。極端に多くなっているのは理学と工学です。ただ、全体的には過去5年分を比較してみると11%前後と横ばいになっています。

修士課程

2016年

2015年

2014年

2013年

2012年

人文学

18.3%

19.5%

19.0%

18.4%

17.8%

社会科学

9.6%

10.2%

9.3%

9.6%

9.6%

理学

16.8%

17.4%

17.9%

18.3%

17.5%

工学

5.6%

5.8%

6.0%

5.6%

5.5%

農学

10.0%

11.6%

11.5%

11.6%

11.7%

保険

15.2%

15.4%

16.8%

16.6%

17.5%

全体

9.4%

9.9%

9.9%

9.8%

9.6%

上の表は修士課程における学部系統ごとの大学進学率です。博士課程と比べて全体的に数値が大変低くなっています。過去5年間の推移だけで見ると横ばい傾向に見えます。ですが、20年前は全体で16.4%ありました。それから比べると減少傾向にあると言えます。

参考資料:大学院教育の現状を示す基本的なデータ

大学院に進学するメリット・デメリット

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大学院に進学するのは、メリットがあるからです。ただ、大学院に進学するのはメリットばかりではありません。メリットがあれば必ずデメリットもあります。

そこで、大学院に進学するメリットとデメリットを、それぞれ分けて詳しく見ていきましょう。

メリット

まずは、大学院に進学するメリットについてご紹介します。

①|専門的な知識が身につく

大学院に進学するメリットとして一番大きいのは専門的な知識を身につけることができるという点です。大学院では、自分が学びたいと思っていることを集中的に学び、研究することができます。すべての時間を研究したい分野やテーマに使うことができるのです。

また、大学院では同じ分野や研究テーマを持った友人知人と出会う機会も増えます。必然的に日常的な会話も研究テーマについてのものが多くなり、新しい知識を身につけたり、持っている知識を掘り下げることができたりします。

②|就職の際の幅が広がる

大学院に進学することで、就職の際の幅が広がるというメリットもあります。これは学部系統によってことなりますが、特に理学や工学は大学院に進学することで、専門的な知識が必要となる部署に就職することが可能になります。

一般企業の研究所で就職したい、と望んでいる人は大学院に進んで専門的な知識をより深く身につけます。すると、就職の門戸が開き、採用される確率が高くなります。また、大学院を修了していることが条件となっている企業もあります

③|就職後の初任給が高くなる

大学卒業者と大学院卒業者では、就職した後の初任給に多少の差が出ます。就職した先の企業の大きさなどにもよりますが、大学院卒業者の方が30,000円ほど高くなります

これは大学卒業者と大学院卒業者では、就職した時の年齢が異なるからです。大学院は大学での課程をすべて終えた後、2~5年間更に勉強します。その後で就職活動を行なうため、大学卒業者よりも年齢が高くなるのです。

日本では、年齢に合わせて給料が高くなるという企業がまだまだたくさんあります。そのため、大学院卒業者の方が初任給が高くなるのです。

デメリット

大学院に進学して得られるのはメリットばかりではありません。デメリットも知っておかないと、大学院を卒業した後で困ったことになるかもしれません。

大学院に進学した場合のデメリットについて解説します。ぜひ参考にしてください。

①|就職活動が不利になることがある

大学院に進学することで大きなデメリットとなるのは、就職活動が不利になることがある点でしょう。研究所などのような特殊とも言える分野へ就職を希望する際には、大学院の進学はメリットになります。ですが、一般企業へ就職する場合は不利になるかもしれません。

企業側としては、少しでも若い人を採用したいと思うところが多いのです。若い年齢の人を採用することで、それだけ社内教育に時間をかけることができます。また、長く会社のために活躍してくれるという期待も大きくなるでしょう。

更に、大学卒と大学院卒では初任給に大きな差が出ます。同じ雇うのなら、初任給が安くて若い人と思う企業が多いのです。そのため、一般企業で事務職や営業職に就くことを目指した場合、大学院卒は不利になる可能性が高くなります。

②|学費などのお金がかかる

大学院に進学することは、決してただではありません。当然学費などのお金がかかります。また、一人暮らしをしている場合には、大学院で勉強している間の生活費も必要になります。

ただ、大学によっては奨学金制度などを用意しているところもあります。大学院に進学を希望する際には、このような学費や生活費のことを考慮に入れましょう。

③|勉強や研究がハード

大学院では、大学よりも勉強や研究が大変ハードになります。決められた期限内に研究の成果を目に見える形にして出さないといけないからです。特に理学や工学では、毎日のようにレポート提出が求められることもあります。

レポートや論文を作成するためには、研究をしてその結果を知らなければいけなくなります。その結果、朝から晩まで研究所にこもりきりになる、ということがあります。

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監修者プロフィール

三浦拓巳みうらたくみ

1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。