奨学金の理由を書く際の秘訣!申請理由の例文とポイントを解説します

奨学金を申請する時には、申請理由の記載が必要です。特に理由がない時には「嘘でも書くべきなのか」「親に書いてもらおうか」と悩んでしまうかもしれません。今回は奨学金の理由を書く際のポイントや、具体的な申請理由の例文を紹介します。奨学金の申請理由の書き方に迷っているなら、ぜひ本文を参考にしてください。

奨学金

奨学金の理由を書く際のポイント

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まずは、奨学金の理由を書く際のポイントを5つ紹介します。

  • 嘘は書かない
  • 親が書くのは避ける
  • 200文字程度で簡潔に書く
  • 収支状況を具体的に書く
  • 面接がある場合は面接を意識

この5つは最低限押さえておいてください。

また、今回は奨学金の理由を書く際のポイントをご紹介いたしますが、手続きに関しては以下の記事で詳しく解説しています。奨学金を申し込む際にはぜひご一読ください。

嘘は書かない

奨学金の申請理由には、嘘を書くことはやめましょう。嘘はいずれはばれてしまうものです。申請理由が嘘だとわかると、奨学金の給付がストップすることも考えられます。

実家から通う場合や、特に経済的に苦しい状況でもない場合には申請理由をどうするべきか迷ってしまうことはめずらしくありません。

だからと言って、嘘をついて「一人暮らしをする予定」「アルバイトで生活費を賄う予定」などと書くのは避けるべきです。あくまでも、自分の生活・経済状況は偽ることなく記載してください。

親が書くのは避ける

奨学金の申請を親から勧められたかもしれません。しかし、親に申請理由を書いてもらうのは好ましくありません。自分で申請し、自分で返済するのが奨学金です。自立を示すためにも、自分で書くことが非常に大切です。

親に書いてもらうと、「自分で考えて行動することができない」「返済もきっと親に頼るのだろう」という印象を申請先に与えかねないからです。

他の学生たちは自分で申請理由を書いている中で、1人だけ親に書いてもらうと悪目立ちすることも考えられます。その結果、奨学金の申請に通らないことも十分ありえます。

200文字程度で簡潔に書く

理由を書く際は「何故奨学金がほしいのか」という要点を端的述べます。文字数は極端に短くなったり長くなったりせず、180~200字程度で収めるように書くと適切な長さになります。

ただし、指定された文字数がある場合はそれに従ってください。

収支状況を具体的に書く

経済的に奨学金が必要な理由として、差し支えない範囲で具体的な数字や困窮度を表す説明を加えるとより説得性が増します。

奨学金によっては現在の収支状況を具体的に書かせる項目を設けているものもありますので、その場合は該当する欄に記入します。

面接がある場合は面接を意識

大学独自の奨学金や民間の奨学金では、奨学金の審査のために面接を受けなければならないこともあります。この場合、面接内容を意識して奨学金の申請をするようにしましょう。

面接は、奨学金の申請書類を見ながら行われることが考えられます。記載した申請理由と、面接での受け答えが一貫していることが大切です。書類作成時の申請理由が、そのまま面接での回答になると思っておきましょう。

以下の記事では奨学金申請時の面接について詳しく解説しています。よく聞かれる質問なども紹介しているので、ぜひ一読しておいてください。

また、以下の記事では奨学金を申請する際に記述する文章の書き方について紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

奨学金を受ける理由

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続いては、具体的な奨学金の申請理由を以下で挙げていきます。

ポイントと例文をそれぞれの理由に添えているので、奨学金の申請理由を考える際の参考にしてください。

前提|申請理由の基本構成

具体的な理由の説明をする前に、基本的な構成を解説します。

  • ①家族環境(母子家庭、父子家庭、兄弟姉妹の進学状況など)
  • ②現在の収支状況・困窮度
  • ③奨学金支給後の展望・抱負

場合に応じて変えますが、基本的には上記の3要素を盛り込みましょう。

理由①|一人暮らしをするから

一人暮らしをすることが決まっている場合、「仕送りが少ない」「アルバイトばかりしていられない」「奨学金を生活費の足しにしたい」という理由がよく記載されます。

例文

実家は九州ですが、私は東京の大学への進学が決まっています。一人暮らしをすることになるので生活費をアルバイトでまかなう予定ですが、アルバイトによって学業がおろそかになってはいけないと考えています。

学部のレベルが高く授業ごとの予習・復習が必須だと聞いているため、勉強に集中できる環境を用意することが欠かせません。日々十分な勉強時間を確保するために、奨学金を申請したい次第です。

ポイント解説

一人暮らしではアルバイトをすることが前提となりますが、アルバイトによって学業が圧迫されては本末転倒です。一人暮らしはそもそも学業に専念するためです。

経済的な事情により、「金銭的な支援なしでは勉強時間を十分に確保できなくなる恐れがある」ということを訴えましょう。あくまで奨学金は学業のために使う、という点を強調することがポイントです。

理由②|学費を自分で払うから

「奨学金を学費に充てたい」という学生もよく見られます。奨学金によって学費を払う場合には、以下のような例文で奨学金を申請することができます。

例文

私は、奨学金によって大学の学費を支払いたいと考えています。私の親はそもそも大学進学に反対でしたが、私がどうしても大学で経済の勉強がしたかったため、反対を押し切って受験しました。

そして「学費を自分で払うこと」を条件に親から大学入学の承諾を得ました。しかし、大学に通いながらアルバイトをし、学費を払いつつ生活していくことは不可能です。奨学金を学費に充て、念願だった経済の研究に専念したいと考えています。

ポイント解説

ポイントは「自分で学費を払うことが学業の妨げになる可能性がある」と訴えることです。学費の支払いに追われると勉強ができなくなるので、奨学金を学費に充てたいと記載しましょう。

また、「学費を自分で払う理由」は自由に記載してください。「自立したい」「親に負担をかけられない」など、実情を書くことをおすすめします。

理由③|留学に行きたいから

今すぐに奨学金が必要ではなくても、「留学資金に充てたいと考えている」など、大学在学中の留学のために奨学金を申請する人もいます。この場合、以下のように申請理由を記載するとよいでしょう。

例文

私の将来の夢はグローバル企業で働き、日本人代表として世界を舞台に働くことです。基礎となる英語力を在学中に身につけておくため、文学部の英文科を受験しました。

そして、大学3年次には1年間休学してアメリカに留学したいと考えております。留学中に勉強に専念できるよう十分な資金を用意しておきたく、自身の目標とするTOEIC900点レベルを達成したいと思っています。

そのため、奨学金を申請したいと考えています。

ポイント解説

留学を理由に奨学金を申請する場合には、「なぜ留学をしたいのか」「留学がどう将来に生かされるのか」という2点をわかりやすく記載してください。

自身の夢のため、社会貢献のための留学であることが明記されていると、奨学金の申請が通りやすくなるでしょう。

理由④|親に金銭的負担をかけられないから

「親に金銭的な負担をかけられない」という理由も奨学金の申請ではよく見られます。「交通費だけでも大きな金額になる」「入学金や受験時の塾代なども払ってもらったので、なるべく自立したい」という人も多いことでしょう。

例文

私は、両親の金銭的負担を減らすために奨学金を申請し、通学にかかる交通費や昼食代、ゼミで必要な諸経費などは自分で支払いたいと考えています。

私は国立大学を目指していたものの現役で受かることができず、私立大学に入学しました。親への学費の負担が大きくなってしまい、より一層勉学に励まないといけないと考えています。

勉学に集中するためにも極力アルバイトの時間を抑えたく、奨学金が必要だと考えています。

ポイント解説

「親の負担を減らしたいものの、学業をおろそかにすることはできない」点を強調しましょう。親になるべく迷惑をかけないためなら、アルバイトをするだけでも十分です。

しかし、アルバイトをすると学業が中途半端になってしまい、大学に通う本来の目的を達成できなくなる旨を記載することが大切です。

理由⑤|アルバイトをする時間がないから

経済的な理由をメインとすると、「アルバイトをすればよい」と捉えられてしまいかねません。そのため、「アルバイトをする時間がないこと」を申請理由にするものおすすめです。

例文

親に学費以外自分で賄うことを約束していますが、生活費や学業にかかる出費を賄うことができるほどアルバイトをする時間も確保できないため、奨学金を申請したい次第です。

法律を学びたく法学部を受験し、1年後期からはロースクールにも通う予定です。将来的には弁護士になりたく、そのためには多大な勉強時間を確保しなければなりません。

法律の勉強に集中するため、極力アルバイトの時間を削りたいと考えています。

ポイント解説

アルバイトをする時間がないことを申請理由にする場合には、正直に「通学時間が長い(片道2時間以上)」などと記載してもよいでしょう。実際、片道2時間以上もかけて県外に通うと、アルバイトができないのは明らかです。

ただ、「アルバイトができないのは勉強のため」としておく方が、印象はよくなります。アルバイト以外に部活などやりたい活動がある場合には、そのことに触れてみてもよいかもしれません。

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監修者プロフィール

三浦拓巳みうらたくみ

1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。