「お気をつけください」の正しい使い方は?|言い換えや例文を紹介します!

社会人になり、ビジネスメールを書く機会が増えたことで、敬語の使い方について悩むことが多くなった方もいるかと思います。今回はそんな方のために、「お気をつけください」という表現について解説していきます。そもそもこの表現は敬語として正しいのか、またビジネスメールでの使い方について学習していきましょう。

社会人就活の言葉

「お気をつけください」は正しい敬語か

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「お気をつけください」は、ビジネスシーンだけでなく、レストランなどを始めとしたお店や病院、天気予報などでも耳にする、よく知られた表現です。

もしかしたら、これを読んでいる皆さんの中にも、学生時代にしていたアルバイトなどで実際に「お気をつけください」という言葉を使った経験がある方もいるかもしれません。

しかし、この「お気をつけください」は誤用されることもあるので、使い方には注意が必要です。

それでは早速、「お気をつけください」の正しい意味や使い方について確認していきましょう。

「お気をつけください」の意味

まずは言葉の成り立ちから見ていきましょう。「お気をつけください」は「気をつけて」の敬語表現です。

「気をつけて」は注意する、用心するという意味の「気をつける」に助詞「て」がついた形で、「注意してください、用心してください」といった、相手への呼びかけに使用します。

この「気をつけて」に「お〜ください」という敬語表現をつけることで、「お気をつけください」という言葉になります。

このときに注意しなければならないのは、「お〜ください」という敬語表現をつけることができるのは、名詞および形容詞のみという点です。

すなわち、「お気をつけ“て”ください」という表現は誤りになります。この誤用は意外と多いので、注意しましょう。

出典:「実用日本語表現辞典」

「お気をつけください」を使う相手

「お気をつけください」は目上の人や上司に使用できる表現です。

また、相手を気遣う思いやりを感じさせる言葉ですので、ビジネスメールなどにさり気なく使うことができると好印象でしょう。

なお、「お気をつけてください」を使用する場合、何に気をつけるべきなのか、あるいは気をつけて何をする必要があるのかといった対象を記すことを忘れないようにしましょう。「お気をつけください」は単体では使用することはできない表現です。

例えば、「お体にお気をつけください」や「足元にお気をつけください」あるいは「お気をつけてお越しください」といったように書くのが正しい使い方です。

「お気をつけください」を使った例文

続いては「お気をつけください」を使った例文をご紹介します。この表現が、一体どのような場面で使用できる表現なのか、学習していきましょう。

例文①|展示会当日は雪の予報となっておりますので、道中お気をつけてお越しくださいませ

道中(読み:どうちゅう)とは旅の途中を意味する言葉です。

耳慣れない言い回しに感じる方もいるかもしれませんが、展示会などのイベントに外部からの参加者を招く場合、招待状に例文のような形で用いることで、「(会場まで)気をつけて来てください」という意味になりますので、覚えておきましょう。

また、「お気をつけてお越しください」は敬語表現の「お」が2度出てくることから、二重敬語となり、誤用ではないかと感じる方もいるかもしれませんが、誤用ではありません。

二重敬語とはひとつの言葉に2つの敬語表現をつけてしまうことです。その観点で見てみると、この「お」は「気をつける」、「来る」という別の言葉に付属しているため、二重敬語とはならず、正しい使い方です。

例文②|インフルエンザが流行っておりますので、体調にはお気をつけください

この例文では、「お気をつけください」を相手の体調を気遣う意味で使用しています。実際に怪我や病気などで入院していた方に対して用いることはもちろん、年賀状などの挨拶状や一般的な手紙、メールの中で結びの言葉としても使える表現です。

また、例文ではインフルエンザになっていますが、この部分を「暑い日が続きますが」などに変えることで、1年中使うことができる言い回しになります。

また、このように相手の体調を気遣う意味の「お気をつけください」を用いたビジネスメールの例文を後ほどご紹介いたしますので、そちらも併せてご覧ください。

例文③|申込書に記入する際は、以下の点にお気をつけください

最後にご紹介するのは、相手に注意を促す「お気をつけください」の使い方です。

これ以外にも、「暗いので足元にお気をつけください」や「容器が熱くなるので、火傷にお気をつけください」などの形で、相手に注意を呼びかけることができます。

ビジネスシーンでもこうした使い方をすることがあります。こちらについても、後ほど例文をご紹介するので、参考にしてみてください。

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監修者プロフィール

三浦拓巳みうらたくみ

1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。