「お返事ありがとうございます」とは?|意味や使い方を徹底解説!
「お返事ありがとうございます」はどんな時に使う言葉なのでしょうか。本記事では「お返事ありがとうございます」の意味や使い方を解説します。メールで使う際の例文や、「回答ありがとうございます」「ご返信ありがとうございます」などの「お返事ありがとうございます」の類似表現も解説するので、ぜひご一読ください。
「お返事ありがとうございます」とは
「お返事ありがとうございます」はどんな時に使う言葉なのでしょうか。ここでは「お返事ありがとうございます」の意味と使い方、また類語表現や敬語表現などをご説明します。
意味・使い方
「お返事ありがとうございます」とは、返事をもらったことに対して感謝を伝える言葉です。
ちなみに返事とは、以下のような意味を含む言葉です。
1 呼びかけに対して答える言葉。答え。返答。「大きな声で―する」
2 返答の手紙。返信。返書。「諾否の―が届く」
引用:コトバンクより
「お返事ありがとうございます」では2番の意味で用いられており、こちらが送った手紙やメールに対して相手が返信を出してくれたことに感謝しています。
類似表現
「お返事ありがとうございます」の類語表現は多数あります。その一部を紹介すると以下のような表現が挙げられます。
- ご返答ありがとうございます。
- ご返信ありがとうございます。
- ご回答ありがとうございます。
- ご返書ありがとうございます。
「返事」を同様の意味の言葉に置き換えれば、簡単に類似表現がつくれます。
敬語表現
「お返事ありがとうございます」は一応敬語ですが、少し砕けた言い方です。以下のような表現を使えば、より丁寧な印象になります。
- ご返信いただきありがとうございます
- ご返信くださりありがとうございます
上司や取引先からの返事に感謝を伝えたい時は、こちらを使った方が無難です。
さらに丁寧に言いたい場合は、以下のような言い方があります。
- ご返事を賜りましてありがとうございます。
ここまで丁寧にすると、逆に堅すぎる印象を与えます。公式な文書や、畏まった場面で用いましょう。
「お返事」と「ご返事」の違い
「お返事ありがとうございます」ではなく、「ご返事ありがとうございます」と使う人がいます。どちらが日本語として正しいのか気になる人もいるでしょう。
結論をいえば、どちらも日本語として正しい表現です。
違いとしては「お返事」は丁寧語、「ご返事」は尊敬語あるいは謙譲語だということがあります。つまり「お返事」より「ご返事」の方がより丁寧な表現なのです。
友人や同僚、部下、後輩など、同等あるいは目下の相手には「お返事」を使って、上司や取引先など尊敬を示すべき相手には「ご返信」を使いましょう。
「お返事ありがとうございます」を使う場面
ここでは「お返事ありがとうございます」を使う場面について解説します。「お返事ありがとうございます」はどんな場面で用いれば良いのでしょうか。
場面①|返信に対して返信する時
相手からの返信に対して返信する時に、文頭の挨拶言葉として用います。
この場合の「お返事ありがとうございます」は、「お世話になります」や「お疲れ様です」のような定型的な挨拶と同じ位置づけです。
たしかに返事をくれたことに対する感謝を含んでいますが、本題は感謝を伝えることではなく、その他に要件があります。
「お返事ありがとうございます」と簡単に挨拶を述べた後に、相手に対して依頼をしたり、質問をしたり、何らかの本題に入ります。
場面②|相手の返信に感謝を伝える時
「お返事ありがとうございます」は、相手からの返事に感激して、感謝を伝えたい場合にも用います。
相手から返事があったこと自体が嬉しかった場合や、メッセージの内容に感激して感謝を伝えたくなった時に使いましょう。
この場合は「相手からの返信に感謝を伝える」ことが本題で、その他に要件はありません。
「お返事ありがとうございます」と最初に述べた後、どう感謝しているのか説明したり、喜びの気持ちを表現したりするとより気持ちが伝わるでしょう。
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監修者プロフィール
三浦拓巳みうらたくみ
1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。