底辺の仕事と思われがちな10の仕事を紹介!どれも必要不可欠な仕事です!

職業に貴賤はないはずですが、底辺の仕事だといわれるものがあります。そして、底辺の仕事だと思われる理由も様々です。しかしそうした職業番付に、振り回されるのは良いこととはいえません。そこで今回は、底辺の仕事と思われがちな職業やその理由について解説します。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

底辺の仕事で誤解してはいけない3つのこと

アメリカでは、ホワイトカラーかブルーカラーで仕事の優劣をつける傾向が強いようです。一方、日本における職業番付では、底辺だと認識されている仕事が明確です。しかし、底辺の仕事だと誤解してはいけないこともあります。

ここでは底辺の仕事において、誤解されがちなことを3つ紹介します。

目次

①まとも・誠実で向上意欲のある人もいる

底辺の仕事だと認識されている職業には、介護職や看護師、保育士も含まれています。なぜ底辺の仕事だといわれるのかは後述しますが、これらの仕事は世の中になくてはならないものです。

そして志を持ってこうした仕事に就いている人には、誠実で向上意欲があります。そして多くの人が、真摯に仕事に取り組んでいます。

巷で底辺の仕事だと思われていても、まともな考えがあり、自分の意思で選んでいる人がいることを忘れてはいけません。

②底辺なのは仕事に就く一部の人の人間性

底辺の仕事といわれる職業の中には、学歴不問あるいは職歴にもこだわらずに採用するものも含まれています。建設作業員や工場作業員など、人材不足の業界はその傾向が顕著です。

そうした仕事にも真面目に取り組む人も多いですが、中には日々の糧を得るためにとりあえず働いているものの、現場で窃盗をくり返す人も紛れ込んでいます。そうした一部の人の人間性に問題があることが、必要以上にクローズアップされているようです。

しかし、学歴がなくても底辺の仕事に真面目に取り組み、そこからステップアップしていく人もたくさんいます。

③世の中に絶対に欠かせない仕事である

底辺の仕事といわれている介護職や看護師が、いなくなった状況を想像してみてください。介護を必要とする利用者や病気やケガで苦しむ患者を自宅でケアしなければならなくなれば、家族の誰かが面倒をみなければなりません。

また、耐震補強が必要なビルの建て替えが進んでいますが、それを支えているのが建設作業員です。そして消費社会である日本を支えているのが、多種多様な工場作業員です。

つまり、底辺の仕事と呼ばれる職業は絶対に世の中には欠かせません。それをきちんと認識する必要があります。

底辺の仕事と思われがちな仕事の特徴

底辺の仕事と思われがちな職業がいくつかありますが、そこには共通点があるようです。ここでは、共通する特徴について説明します。

①給料が低い

底辺の仕事と呼ばれる職業は、給料が低いことも珍しくありません。介護職を例にあげると、施設に勤務する場合は夜勤のあるシフト制が一般的ですが、それでも手取りで月給が15万円程度のところが少なくありません。

仕事の尊さより年収の低さが、介護職を底辺だと見なす理由になっています。

②体力的に過酷なことも多い

介護職や看護師、保育士、建設作業員、工場作業員などの職業に共通するのが、体力的に過酷なことです。底辺の仕事といわれる職業は、4週6休や4週8休といった勤務体系になっているところが多く、年間休日が少ない傾向があります。

また、シフト制の仕事も多いので、体調管理が難しいという側面もあるようです。

③反復作業で覚えれば誰でもできる

底辺の仕事と呼ばれる職業の中には、特別なスキルを必要としないものも多い傾向にあります。工場作業員や警備員、ビルの清掃員などは、毎日同じ業務をくり返します。反復作業は覚えれば誰でもできるため、職業として低くみられます。

底辺の仕事と思われがちな仕事

これまで底辺の仕事と呼ばれる職業の例をいくつかあげてきましたが、それ以外にも種類があります。

ここでは底辺の仕事と呼ばれる職業を具体的にあげ、なぜそう思われるのかについて解説します。平均月給については、厚生労働省が2016年6月に発表した「労働統計要覧」によります。

介護士・ホームヘルパー

介護士やホームヘルパーは、仕事が過酷でありながら給料が安いことで知られる職業です。前述した労働統計要覧によると、福祉施設介護員の月給は男性が24万700円、女性が22万1,300円でした。

福祉施設の場合、利用者に対しては24時間365日のケアが必要です。そのため、2交替あるいは3交替というシフト制、4週6休・4週8休という勤務体系で働くケースが大半です。

さらに施設によっては3Kといわれる「きつい」「汚い」「危険」な職場も少なくありません。利用者ごとに対応を変えなければならず、過酷な仕事といえます。

看護師

労働統計要覧によると、看護師の平均月収は33万700円と決して安くありません。それでも底辺の仕事といわれてしまう理由は、夜勤を含めたシフト制で、4週6休や4週8休という勤務体系にあるようです。

所属する診療科によっては患者の命に関わることも多く、肉体面だけでなく精神面がきついと感じる人も多いようです。

看護師の仕事が激務といわれる理由は、以下の記事でわかりやすく紹介されています。参考にしてみてください。

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保育士

国家資格が必要な保育士ですが、労働統計要覧で公表されている平均月収は22万1,900円と低くなっています。0歳から6歳まで年齢の幅が広い子供を保育するのは体力がいりますし、年齢に合わせた対応も必要です。

保育園はシフト制が基本ですが、長時間労働を強いられるケースが多々みられます。そうした体力的な過酷さに加えて、保護者対応に苦慮する保育士も少なくありません。

保育士が激務だといわれる理由については、以下で詳しく紹介しています。一読してみてください。

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警備員

警備員も、学歴や職歴を問われずに採用されることが多い仕事の一つです。労働統計要覧での平均月給は24万200円と、肉体労働の中では低くなっています。

警備員は長い時間立ちっぱなしで、特にスキルも必要としないことから、誰でもできる仕事だと認識されています。そこに収入の低さが加わり、底辺の仕事というイメージが定着したようです。

用務員

学校設備の保守・点検・修理を担う用務員ですが、公立校勤務の場合は公務員です。しかし私立校の用務員の場合、非常勤採用も少なくないようです。

労働統計要覧には記載がありませんでしたが、公務員が多いことを考えると月収はそれほど低くないことが予想されます。一方で公務員を定年退職後に非常勤採用されるケースも増えており、今後は平均月収が下がる可能性があります。

また制服や仕事内容が地味であることも、底辺の仕事というイメージにつながっているようです。

パティシエ

お菓子づくりの専門職であるパティシエは、小学生の女子がなりたい職業ランキングで1位を取得したことがある仕事です。そのため、女性のパティシエも少なくありません。労働統計要覧にパティシエという項目はありませんでしたが、女性調理師の平均月収は19万4,200円でした。

お菓子は料理をつくるより時間がかかり、早朝あるいは深夜に作業することが多いです。さらに、材料運びや生地を混ぜる作業は重労働です。

女性がパティシエとして働き続ける難しさについて、以下の記事で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

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建設現場作業員

建設現場作業員の中には、国家資格が必要な専門職もあります。しかし底辺の仕事というイメージが強いのは、学歴・職歴不問の土木作業員を連想する人が多いからでしょう。労働統計要覧によると、土木作業員の平均月収は27万8,600円と決して低くありません。

しかし汚れ仕事の代表格であり、スキルなしで誰でもできる仕事であることから、底辺の仕事と認識されているようです。さらに土木作業員は、モラルが低い人が集まりやすいといわれていることも影響しています。

工場作業員(溶接・組立・検査)

工場作業員は、職種によって平均月収が変わります。労働統計要覧によると、溶接工の平均月収は30万円、機械組立工は30万5,800円、自動車組立工は36万2,700円と高額です。

しかし学歴・職歴不問で就ける仕事なのでモラルが低い人が集まりやすく、汚れ仕事でもあり、誰でもできる作業が多いことから、底辺の仕事というイメージが定着しています。

さらにスキルアップやキャリアアップが難しい職業であることも、影響していると考えられます。

ビルの清掃員

ビルの清掃員は、世の中にとって不可欠な仕事です。しかし管理会社の正社員より、委託を受けた業者から派遣される非正規雇用者が多い職業です。そのため、労働統計要覧で公表されている平均月収も16万9,000円と低いです。

一方でビルを清掃する際には、重いものを運ぶ、前かがみで長時間作業するなど、肉体的にはきつい仕事です。その両面が、底辺の仕事といわれる所以です。

ビルの清掃員が激務といわれる理由については、以下の記事を参考にしてみてください。

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運送ドライバー

運送ドライバーは、個人事業主であっても会社員であっても、底辺の仕事というイメージが強いです。労働統計要覧によると、自家用貨物自動車運転者の平均月収は31万1,200円、営業用大型貨物自動車運転者は34万9800円と高額です。

しかし、運送ドライバーは昼夜を問わず運転をする必要があり、免許があれば誰でもできると思われがちです。また近年は賃金が低下し続けていることも、イメージを悪くする原因とされています。

底辺の仕事をバカにするのは肩書きでしか物事を見れない証拠

世の中には、底辺の仕事をバカにする人が少なくありません。しかし、勤務体系や年収に基づいて職業番付をつけ、底辺の仕事を見下す時点で、物事を肩書きでしかみられない人であると、自分で公言しているようなものです。

底辺の仕事と呼ばれるのは、世の中を下支えしてくれる職業です。そうした人たちの努力があって、自分の生活が成り立っていることにも気づかない人に、誠意ある仕事などできるわけありません。

また時代が代われば、今もてはやされている職業が底辺の仕事といわれる可能性もあるという認識を持つべきです。

底辺の仕事でなくても大変な仕事はたくさんある

底辺の仕事といわれることはなくても、薄給で激務の業界はたくさんあります。その一例は、以下の通りです。

  • 飲食業
  • 教育業
  • 娯楽業
  • 宿泊業
  • 農林水産業

どんな業界が薄給で激務なのかについては、以下の記事にわかりやすくまとまっています。ぜひ、ご一読ください。

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底辺の仕事から抜け出すためにできること

底辺の仕事と思われていても、プライドを持って働いている人はたくさんいます。しかし、薄給で激務な状態が続いている人の中には、底辺の仕事から抜け出したいと考える人もいることでしょう。

ここでは、底辺の仕事から抜け出す方法を紹介します。

目の前の仕事を頑張れば評価されることも多い

職業によっては、モラルが欠けた人が多く集まる職場があるのも事実です。しかしそうした状況に流されず、目の前にある仕事を一生懸命頑張っていれば、それをきちんと評価してくれる人が現れるものです。

自分が評価されていることがわかれば、より仕事に前向きに取り組むようになります。その結果、それまでとは違う仕事を任せてもらうことで、スキルアップやキャリアアップできるケースもあります。

周囲の堕落した人間に流されない

同じ職場にいる仲間の中にモラルが低い人がいて、仕事の手を抜いている場面をみると、癇に障るものです。時に真面目に働く自分が、損をしているように感じることもあるかもしれません。

しかし、周囲にいる堕落した人間に流されれば、自分も同じレベルに落ちることになります。そして楽な方に流れてしまえば、スキルアップやキャリアアップすることはありません。底辺の人間に影響を受けないよう、自分を律することをおすすめします。

ハローワークを頼って転職活動を行う

底辺の仕事といわれる職業の中には、生活がままならない程度の収入しか得られないものもあります。その場合は、ハローワークや転職エージェントなどを頼りに、転職活動を行うのも選択肢の一つです。

国家資格を取得する、異業種転職を目指すなど、方法は人それぞれです。自分が誇りをもって働ける仕事を、探してみましょう。

まとめ

世の中に、底辺の仕事といわれる職業があるのは事実です。しかしどんな仕事も世の中には必要であり、職種や収入で優劣をつけられるものではありません。

ただしプライドを持って働いていても、薄給で激務が続けば心身に不調をきたします。自分のキャリアパスを念頭に置き、どのような働き方をするのかを検討することをおすすめします。

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