ニートになりたい人は沢山いる!ニートになる前に考えるべきことや生じるリスクについて解説します。

ニートになりたい人は、口に出さずともたくさんいるのではないのでしょうか。ニートになれば働かずにすむ、お金さえ十分あればニートになりたいと考えたことがある人が大半かもしれません。ニートになるには何が必要で、またどんなリスクがしょうじるのでしょうか。今回は、ニートについて説明します。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

ニートとは

ニートは「働いていない人」という認識ではあるものの、その本当の意味はあまり知られていないかもしれません。また、働く上でよく聞く「フリーター」との違いは何なのでしょうか。

以下でニートの意味と語源、フリーターとの違いについて説明します。

目次

ニートの意味・語源

ニートはもともと1999年のイギリスの若年失業者増加の問題に対する労働政策の中で使われた言葉です。「Not in Employment, Education or Training」の頭文字を取って「NEET(ニート)」と呼ばれるようになりました。

「Not in Employment, Education or Training」は「雇用されておらず、学校にも通っておらず、職業訓練も受けていない」という意味です。仕事をしていない=ニートというわけではないことを理解しておきましょう。

ニートの事を「若年無業者」という場合もあります。

ニートとフリーターの違い

ニートとフリーターは全く違います。文部科学省のサイトに掲載されている定義を紹介すると、以下のようになっています。

  • フリーター

年齢15歳~34歳、卒業者であって、女性については未婚の者とし、さらに現在就業している者については呼称が「アルバイト」又は「パート」である雇用者で、現在無業の者については家事も通学もしておらず「アルバイト・パート」の仕事を希望する者。 

  • ニート

非労働力人口のうち、年齢15歳~34歳、通学・家事もしていない者(「労働経済の分析(労働経済白書)」の推計と異なり、「卒業者かつ未婚」という限定は置いていない)

参考:文部科学省ホームページ ⑷ フリーターと若年無業者(ニート)の定義

ニートは学生ではなく職業訓練なども受けておらず、働く意欲がありません。一方フリーターは正社員でこそありませんが、「仕事をしたくない」とは思っておらず、働く意思がありアルバイトとして仕事をしています。

つまり、一時的に無職であっても働く意思があればニートではありません。この場合はフリーターに分類されます。ニートとフリーターの違いは「就業意欲の有無」で考えるとわかりやすいでしょう。

ニートの人口・総数は約74万人

「労働力調査(基本集計) 2019年(令和元年)平均(速報)結果」を参照するとおおよそのニートの人口を測ることができます。ニートの数は統計上は「①15歳~39歳の、②非労働力人口(就業者、完全失業者以外の者)のうち、家事も通学もしていない者」として定義されています

この調査によると、2019年にニートと呼ばれる若者は74万人いるという結果がでています。2018年は71万人でしたので、1年間で2019年にかけて3万人増えたということになります。

ただし、この調査には完全失業者、すなわち求職活動をしている人は含んでいない数字となっていますので、注意が必要です。

ニートになりたいと考えている人は多い

表立って口に出さないものの、実際には「なれることならニートになりたい」と考えている人は少なくありません。

上記2つのツイートでは、やりたいことをやる時間がないことに対し「ニートになってやりたいことばかりやっていたい」と呟いています。

実際、仕事が自由な時間を圧迫してやりたいことができなくなってしまうことはよくあります。お金があって生活が保障されていればニートになりたいと考えてしまうのも、ある意味当然のことだと言えます。

一方で、以下のような意見もあります。

上記のツイートではニートになりたいと言いつつも、罪悪感で働かないことに耐えられないという点が異なっています。働いていないと落ち着かない、働かないことへのプレッシャーに耐えられない、と感じる人もいるということです。

ニートになりたいと考える理由

では、なぜ人はニートになりたいと思うのでしょうか。

以下では「ニートになりたい」理由として考えられることを、ライフステージごとに紹介します。

高校生・大学生の場合

高校生や大学生でニートになりたいと思う時、以下の理由が考えられます。

高校生の場合

  • 勉強が難しく授業についていけない
  • クラスメートとうまくいっていない
  • 受験に受かる気がしない

大学生の場合

  • 卒論が書けない
  • 研究がうまくいかない
  • 就職活動が面倒くさい
  • やりたい仕事がわからない
  • アルバイトが面倒くさい

高校生の場合、「学校に行きたくない」「進学したくない」ことが主な理由として考えられます。

大学生は勉学に加え、アルバイトや就活を経験しています。社会を実際に知ってみて「今後自分が働き続けられる気がしない」と感じることもあるでしょう。

社会人の場合

社会人でニートになりたいと思う時、以下のような理由が考えられます。

  • 仕事がプライベートを圧迫している
  • 職場の人間関係に疲れた
  • 仕事のせいで体調が悪い
  • やりたい仕事が見つからない
  • 一生懸命働いているのに給料・評価が低い

仕事がうまくいかない時、職場に不満がある時には「いっそのこと辞めてニートになりたい」と考えてしまうものです。

また、忙しすぎて私生活や体調に支障が出ていることも、ニートになりたい理由としてよく挙げられます。

仕事が忙しすぎてニートになりたいと思う時、以下の2記事を参考にしてみてください。以下の記事では仕事が忙しすぎる時の対処法を紹介しています。

仕事が忙しすぎる時はニートになる前に、さまざまな相談機関をまずは利用してみてください。

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ニートの実際の生活

では実際にニートが実際にどのような生活を送っていて、働いている人と比べてどれくらい自由に使える時間があるのかを紹介します。

ニートが自由に使える時間

ニートが仮に睡眠時間を8時間とると考ると、一日で自由に使える時間は16時間となります。

それに比べて、社会人は一日のうち8時間働いて、通勤時間が往復2時間、睡眠を6時間とるとすると、一日で自由に使える時間は8時間となります。

ニートが自由に使える時間は社会人と比べて約3倍近く多いということがわかります。

ニートが自由時間ですること

ニートは自由な時間が多いと先ほど述べましたが、実際に何をして過ごすのでしょうか。

  • 映画鑑賞
  • ネットサーフィン
  • ゲーム
  • 散歩
  • 旅行

このようにニートは仕事とは無縁のことをして過ごします。また、これらのことをせずにゴロゴロして一日を終えるというニートもいます。

ニートの睡眠時間

ニートは、会社に行く必要がなく朝早く起きる必要もないため、昼夜逆転の生活を送るということも少なくありません。また、いつまで寝てても弊害がないため、一日20時間も寝るニートもいるそうです。

ニートになる前に考えるべきこと

ニートになろうと思っても、なかなか思い切れません。その一番の理由は金銭的な事情でしょう。

以下では、仮にニートになろうとする場合に考えるべきことについて説明します。

ニートとして生活するのに必要な経費

まずは、ニートとして生活するのに必要な経費を計算してみましょう。一人暮らしの場合は今までと同様に家賃、食費、通信費、光熱費…と全ての生活費を自分で賄わなければなりません。

そのため、一般的に一人暮らしでニートとして生活する場合、生活費がひと月約14万円かかります。また、それに加えて税金や保険料などの支払いも含めると、ひと月にかかる経費は約18万円です。

実家暮らしであっても、趣味に費やすお金は自分で支払うことになるでしょう。毎月いくらあればニートとして生活していけるのか、把握してみることが必要です。

お金の獲得方法

では、ニートになった時にはどのようにお金を獲得すればよいのでしょうか。考えられるお金の獲得方法は以下の3つです。

①自分の貯蓄を使う

最も簡単なのは、自分の貯蓄を切り崩して生活費に回すことです。社会人歴が長く貯蓄が十分あれば、それだけ長くニートとして暮らしていくことができます。

ただし、自分の残高が減っていくたびに不安を覚えることになるでしょう。生活レベルを落とさなければならないことも覚悟しておかなければなりません。

②不労所得を得る

不労所得を得ることができれば、安心してニートとして暮らすことができます。

不動産での家賃収入や株、インターネットのアフィリエイトや広告収入などで不労所得を得ている人もいます。お金を稼ぎつつ自分の時間を確保することができる、理想の暮らしだと言えるでしょう。

③両親や家族に頼る

実際にニートをしている人は、金銭的な負担は両親や家族に頼っていることが多いようです。実家暮らしをしながら、両親や家族から支援を受けています。

しかし、金銭的な負担や将来への不安が家族のストレスとなり、ニートの存在が家庭内の問題となることがよくあります。

ニートになる目的・期限

ニートになる目的を定め、また目的を達成する期限も決めておくことも大切です。

だらだらとなんとなくニートを続けるのは危険です。目的や期限なしでニートの暮らしをしていると、社会復帰ができなくなってしまう可能性が高くなります。

ニートとして暮らす際の注意点

もしニートとして暮らすことになれば、どのようなことに気をつけるべきでしょうか。

ニートの暮らしを続けると夜型生活が中心になり、また食生活も偏って不健康になりがちです。以下ではニートとして暮らす際の3つの注意点について説明します。

外の世界と関わりを持つ

たとえニートになったとしても、部屋にこもりっきりにならずに外の世界と関わりを持つようにしましょう。

ニートをしている人のほとんどは外に出ない傾向にあります。外に出ないと運動不足になるだけでなく、ひどい場合には生存確認さえできなくなる可能性も考えられます。誰かとの関わりを持っておくことは大切です。

規則正しい生活をする

ニートでも規則正しい生活をしましょう。ニートをしていると夜型になってしまいがちですが、早寝早起きをし、朝は日光を浴びるようにしてください。

ニートの生活をしていると部屋にこもってしまい、鬱っぽくなってしまいます。

夜型の生活になって日光を浴びなくなると、陰鬱とした気持ちがさらにひどくなってしまいます。あらゆることへの意欲を失う原因となるので、規則正しい生活は必要不可欠です。

自分と向き合う時間を作る

ニートになると自由に使える時間が増えます。趣味や睡眠、ネットサーフィンに時間を使ってしまいがちですが、自分と向き合う時間も作るようにしてください。

以下の記事では、無職の時の気持ちの整理の仕方や、無職の期間生きていくための方法について紹介しています。ニートである現実から目を背けたくもなるかもしれませんが、以下の記事を参考に自分と向き合ってみてください。

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ニートになることで生じるリスク・デメリット

ニートになることは世間一般的に悪とされる風潮にあります。なぜなら、ニートになることに伴うリスクが大きいからです。

以下ではニートになることで生じるリスク・デメリットについて紹介します。もしニートになりたいなら以下の5つのリスク・デメリットを受け入れなければなりません。

①社会的な信用がなくなる

ニートになると、社会的な信用がなくなります。特に収入源を自分自身で持っていない場合、世間からの目はさらに厳しいものとなります。

クレジットカードを作れなくなり、またローンが組めなくなります。一人暮らしの場合、新しく部屋を借りることも非常に難しくなることも覚悟しておきましょう。

②社会保険・年金の支払いに困る

ニートの場合、社会保険や年金の支払いに困ります。収入がないと保険料や年金の負担は大きく、両親の扶養に入らざるをえません。

もし社会保険に加入しなければ、病院に行った時に治療費が高額になります。治療費が払えず病院に行けない、という事態になりかねません。

また、年金が未払いだと将来受け取れなくなり、生活に困ることになります。

③結婚できなくなる

ニートをしていると結婚が難しくなります。出会いが減るので相手を見つけることが難しくなり、仮に相手がいたとしても相手や両親から結婚の承諾をもらえないことがほとんどでしょう。

結婚できないと、一人で生きていくことになります。両親が他界した場合のことも考えなくてはなりません。最悪の場合、一人暮らしで孤独死してしまう可能性さえあります。

④再就職しにくくなる

ニートをしてしまうと、社会復帰をしたくとも再就職しにくくなってしまいます。ニートの期間が長ければ長いほど、特に正社員としての就職が困難になってしまいます。

ニートとしての空白期間があると、企業の採用担当者が「途中で仕事が嫌になってしまうのではないか」「またニートに戻りたくなるのではないか」との懸念を抱いてしまうからです。

⑤常に将来への不安に襲われる

ニートをしていると、常に将来への不安に襲われることになります。

貯蓄を切り崩している場合、貯蓄がなくなった時のことが頭によぎります。実家で両親に支えてもらっている場合、両親がいなくなった時にどうすればいいかを考えなくてはなりません。

実際ニートの生活は、好きなことばかりできる悠々自適なものではないということです。だからこそ、ニートになるなら期間を決めておくことが大切なのです。

まとめ

今回はニートになりたい時に考えたいことや注意点、そのデメリット・リスクについて解説しました。

ニートになりたい理由はさまざまですが、多くの人が「ニートになりたい」と考えていることは間違いありません。しかし、実際にはニートになることに伴うリスクやデメリットが多々あります。

もしニートをするなら、金銭的な負担への対処法をしっかりと考え、期間と目的を定めておくことが必要不可欠です。だらだらとニートをしてしまうと社会復帰が難しくなることは、常に頭に入れておく必要があります。

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