【2020年版】金融業界の就職偏差値|GS、モルスタなど証券会社がやはり高い

金融は就活で人気の業界です。そのため、金融の就職偏差値が気になっている人も多いのではないのでしょうか。今回は2020年の金融業界の就職偏差値について紹介します。金融の就職偏差値は決して低くありません。なぜ金融の就職偏差値は高いのか、その理由も本文にて解説します。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

金融の就職偏差値

金融業界は、イメージ通り就職偏差値が高くなっています。

その実態と就職偏差値が高くなっている理由をまずは把握しておきましょう。

目次

金融の就職偏差値は高い

金融の就職偏差値は総じて高い傾向にあります。募集が多い大企業もあり、その分就活生が集中しやすいとも言えます。

就職偏差値とは「内定の獲得しやすさ」を意味します。つまり、就職偏差値が高いということはその分内定獲得が難しいということです。以下の記事では就職偏差値について解説しています。

一般的には就職偏差値が高い企業を目指すことは無謀だと思われていますが、必ずしも悪いことではありません。その理由についても説明しているので、就職偏差値が高い金融志望の方はぜひこちらの記事も参照してください。

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金融の就職偏差値が高い理由

では、なぜ金融の就職偏差値が高いのでしょうか。その理由は以下の3つです。

  • 専門的な知識を要する仕事があるから
  • 安泰というイメージで人気だから
  • 証券会社は高給で成長もできるから

それぞれの理由について詳しく説明します。

①専門的な知識を要する仕事があるから

金融は専門的な知識を求められることがほとんどです。そのため、就職後も資格の取得に追われたり、勉強し続けることが必須の業界です。

特に投資銀行などはM&Aに携わるため、大きな金額を動かすだけの知識や知見を身に着ける必要があります。入社前に金融の専門知識を問われることはありませんが、忙しい業務の中で勉強し続けられるだけの体力とポテンシャルを問われます。

体力とポテンシャルの両方を備えている優秀な学生を採用したいがために、金融では選考のハードルが高くなっていると言えます。

②安泰というイメージで人気だから

金融には「安泰」というイメージが定着しています。大企業が多く経営が安定している印象が強い金融は、毎年就活生から人気の業界です。就活での人気企業のトップ10内には常に金融業界の企業がランクインしています。

金融は募集人数が多いものの、その分応募する就活生も多いので選考がシビアに進みます。ESや面接ごとに数が一気に絞り込まれていくため、就職偏差値は決して低くありません。

③証券会社は高給で成長もできるから

金融業界の中でも証券会社は特に高給な傾向があります。業務はハードですが、その分成長も期待できるため社会人としてレベルアップすることができます。

金融業界は年収偏差値でも上位に来ます。企業や業界、大学別の年収偏差値に関しては以下の記事で詳しく紹介しています。興味のある方はこちらも是非ご覧ください。

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労働時間が長く、ノルマのプレッシャーもありますが、証券会社に勤めた経験があれば転職市場でも有利になります。成長を求め、証券会社には意識の高い就活生が殺到する傾向にあります。

また、企業もタフな業務に耐えられる学生を求め、選考が厳しくなりがちです。以下の記事では証券会社の業務内容について紹介しています。激務と言われる証券会社の実態を知るために、ぜひ一読しておいてください。

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金融業界の分類

金融にはさまざまな企業が属しています。

ここでは、大まかに証券会社・銀行・保険に分類されるそれぞれの代表企業を紹介します。

証券会社

証券会社は株式の売買を仲介する仕事です。株式を買いたい人の注文を株式取引所に伝え、仲介料として手数料を顧客から徴収します。また、ディーラーとして証券会社自身が自らの資金で株式の売買も行っています。

証券会社の代表企業は以下の通りです。

野村ホールディングスに属する野村証券は、金融志望でない学生でも聞いたことがあるほど有名です。証券会社は激務で名高い側面もありますが、社会人としての経験を早くから積みたい人にはやりがいを感じられるでしょう。

銀行

銀行は「預金」「融資」「為替」を仕事としています。顧客からお金を預かるのが「預金」です。「融資」はお金を必要としている人にお金を貸し、その利息で利益を得ます。「為替」では振り込みや送金、外国通貨との両替などもします。

近年では海外の債権に注目が集まっており、海外の債権の売買も銀行の主要業務の1つとなっています。

銀行の代表企業は以下の通りです。

1位の三菱UFJフィナンシャル・グループの売上は約7兆円に及ぶほどで、業務規模の大きさを伺えます。2017年度では1,035名を採用しており、募集・採用人数とも多くなっています。

保険

保険は、生命保険や損害保険などの商品を顧客に売る仕事です。病気や怪我、または事故や災害などに対する保証を得たい人に商品を売り、保証対象となる事態が発生した時には保険金を顧客に支払います。

金融商品の知識や資産運用の知見を身に着けることができるのが、保険の仕事のメリットでしょう。

保険の代表企業は以下の通りです。下記の表では生命保険・損害保険を総合した売上で順位をつけています。

保険会社では業績が可視化しやすいため、就職後の社内での競争も激しい傾向にあります。業績が悪ければその分労働時間が長くなることもめずらしくないため、あらかじめ働き方についてはよく調べておきましょう。

金融の就職偏差値ランキング|2020年

以下は、主な金融企業の就職偏差値を表にしたものです。企業選びの際に目安として活用してみてください。

業界内でCランクに位置する企業でも、就職偏差値は60を超えています。金融はそれだけ就職偏差値が高い傾向にあると言えそうです。

また銀行は部門によって差があり、三菱東京UFJ銀行でも戦財部門は偏差値68のBランク、それ以外は偏差値60でC ランクとなっています。就職偏差値が高いからといって志望企業を諦める必要はないので、あくまで参考程度に留めておいてください。

金融の就職偏差値ランキングTOP3

続いては、金融でSランクに位置する就職偏差値トップ企業の詳細について紹介します。

  • ゴールドマンサックス
  • モルガン・スタンレー
  • 日本銀行

上記3つの企業は日本最高峰レベルの就職偏差値です。志望するなら、入念に就活対策を行う必要があります。企業研究やOB訪問を積極的に進めましょう。

ゴールドマンサックス

ゴールドマンサックスはアメリカに本社があり、投資銀行業務・セールス&トレーディング業務をメインとしている金融企業です。

様々な企業の株式を保有しており、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの運営会社であるユー・エス・ジェイに投資したり、日本各地のホテルやゴルフ場の買収なども積極的に行っています。

基本情報・採用実績

ゴールドマンサックスの基本情報は以下の通りです。従業員数については、正確な人数は公式HPでも公表されていません。

参考:ゴールドマンサックス公式HP

採用実績・人数に関しても非公開ですが、大体毎年50〜100名の学生が採用されているとの予想があがっています。旧帝大や早慶、MARCH以上の学生がその大半を占めるようです。

2021年度のエントリーは2019年11月上旬に締め切られました。他の日系企業と就活のタイミングが異なることにも注意しましょう。

特徴|圧倒的な存在感とブランド力

ゴールドマンサックスは世界的に名高い投資銀行であり、そのブランド力から全世界での業界シェア約30%と絶大な案件獲得率を誇っています。

ゴールドマンサックスから起業する人や政界に入る人も多く、入社することができるとビジネスマンとして箔がつく企業です。そのため転職希望者も多く、優秀な人材が常に集中しています。

最近ではアップル社と提携してアップルカードを発行することが発表され、注目が集まっています。

年収・やりがい・評判

以下はゴールドマンサックスの年収・給与に関する評判です。

年収事例:30歳前後で3000万円程度
給与制度の特徴:個人の業績・部門の業績・会社の業績により決定される。

参考:Openwork

年俸に加えてボーナスが支給され、年次を重ねるとボーナスが基本給を上回ることになるようです。新卒4年目で年収1200万円との口コミもあり、給料の高さも業界最高と言えるでしょう。

ゴールドマンサックスでのやりがいについては、以下のような口コミが見られました。

業界で世界トップのプレゼンスのある企業の一員として働けていることは自信にもなるし、世界の優秀な人達と働いていると学びが多い。

参考:Openwork

やりがいに関しては、周りのレベルの高さや実力主義の評価制度をあげる口コミが目立ちました。厳しい環境の中で一流のキャリアを積んでいきたい人にとっては、最高の職場かもしれません。

以下の記事ではゴールドマンサックスの業務内容や社風、働き方の実態について紹介しています。激務との噂もあるように、ゴールドマンサックスの仕事は決して楽ではありません。選考を受ける前に、一読しておいてください。

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モルガン・スタンレー

モルガン・スタンレーはM&Aで大きな存在感を放つ投資銀行です。アメリカが本社ですが、日本では三菱UFJフィナンシャル・グループと提携し、独自の展開を進めています。

モルガン・スタンレーはANA関連のホテルや施設を買収したり、出資したりしています。

基本情報・採用実績

モルガン・スタンレーの基本情報は以下の通りです。従業員数については、正確な人数は公式HPでも公表されていません。

参考:モルガン・スタンレー公式HP

採用実績や人数に関しては、ゴールドマンサックス同様非公開です。毎年15名程度の少数が採用に留められている傾向にあり、狭き門だと言えます。

東京大学や京都大学、海外大学出身の優秀な学歴を誇る人が多いものの、MARCHや筑波大学・千葉大学などからの採用実績もあるようです。

特徴|日本との繋がりの強さ

モルガン・スタンレーは三菱UFJフィナンシャル・グループと業務提携しているため、他の外資投資銀行にはない日本企業との繋がりの強さがあります。三菱UFJ銀行の抱える顧客にアプローチできるため、豊富な案件数を抱えています。

その点も影響し、日系企業のようなおだやかな社風である部署もあるようです。

年収・やりがい・評判

以下はモルガン・スタンレーの年収・給与に関する評判です。

新卒で700万円、ボーナスで300万円程度もらえる。3年目以降は実績次第。

参考:Openwork

ベースは基本給7割と住宅手当3割に分けられるようです。また、年俸制のため残業代はつきません。初任給は高いものの年収の上がり方はゆるやかで、「他の金融企業より特段よいわけではない」との意見もありました。

モルガン・スタンレーでのやりがいについては、以下のような口コミが見られました。

業績をあげればきちんと報われるので頑張り甲斐がある。業績評価が上司だけでなく、同僚や社内で業務に関わる人からも評価されるので透明である。部下も上司を普通に評価する。

参考:Openwork

やはり、外資特有の評価制度はやりがいにつながっているとの口コミが目立ちました。また、「モルガン・スタンレー」の看板は大きく、社外の人から尊敬されるとのことです。

モルガン・スタンレーは他の金融企業と比べて少数精鋭です。1人1人の業務の範囲が大きく、それを負担と考えるか、裁量の範囲が広いと考えるかでやりがいも変わってくるでしょう。

以下の記事ではモルガン・スタンレーに勤めているOBに聞いた話を書き起こしています。外資系を受ける上で最も気になる「up or out」の実態についても触れているので、ぜひ参照してみてください。

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日本銀行

日本銀行は日本の中央銀行であり、政府から独立した法人で特殊な立ち位置にあります。政府と民間から出資されており、「発券銀行」「銀行の銀行」「政府の銀行」の3つの役割を負っています。

日本銀行は紙幣の発行の決定に携わることができます。また、日本のメガバンクの口座は日本銀行にて作られています。国税や社会保険料の納付先が日本銀行になっているように、政府業務との関わりが深いのも日本銀行ならではです。

基本情報・採用実績

日本銀行の基本情報は以下の通りです。

参考:日本銀行公式HP

日本銀行は金融の中でも政府機関としての特色が強く、閣僚や国家公務員を目指す学生に人気の就職先です。採用実績は以下の通りです。

採用実績のある大学名は公表されていません。全国の大学・短大から学部を問わずに募集しているとの記載が公式HPにあるもの、やはり東京大学・京都大学をはじめとする国内の一流大学からの採用が多いようです。

特徴|日本の金融政策に携わる政府機関としての立ち位置

日本銀行は政府機関として金融政策に携わっています。その一環として紙幣の発行を決定することもでき、物価安定のために金融市場の調節を行います。

一般的な銀行とは違い、利益の追求だけでなく国の機関として金融の中心に位置しています。金融市場の調査業務なども多く、政府の預金業務や国際的な金融市場安定化の取り組みなども行っています。

年収・やりがい・評判

以下は日本銀行の年収・給与に関する評判です。

基本給が高い。残業は1分単位で満額。残業代の単価も高いため、20代で1000万円を超え、35歳で2000万円近くいきます。平均残業時間は20時間程度です。

参考:Openwork

初任給は他のメガバンクなどと比較して高くないものの、順調に給与が伸びていくようです。福利厚生が充実しており、住宅補助に加えて昼食代の補助もでます。待遇に満足している声がほとんどでした。

日本銀行でのやりがいに関しては、以下のような口コミが見られました。

「物価の安定」と「金融システムの安定」という目的が明確であることから、自分が何のために働いているのかわかりやすい。

部署によっては金融経済におけるスケールの大きな仕事に取り組めるため、社会貢献面でのやりがいを感じられる。

参考:Openwork

やはり、日本の金融施策に携わることでの社会貢献性や業務規模の大きさにやりがいを感じるとの声が目立ちました。日本の中央銀行としての独自の業務が、日本銀行で働く最大の魅力だと言えるでしょう。

まとめ

今回は金融の就職偏差値について紹介しました。

金融は就職偏差値が高い傾向にある業界ですが、だからと言って志望を諦める必要はありません。しかし、金融のトップ企業の就職難易度は全業界でも最難関レベルであることは理解しておきましょう。

応募人数も多いですが、採用人数もその分多くなっています。企業研究やOB訪問など対策をしっかりと進めて、金融の志望企業の内定を勝ち取りましょう。

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