【2020年版】コンサルティング業界の就職偏差値|MBBの年収・評判を解説

コンサル業界は近年、就活生の人気を集めています。業界の安定性や高給であることが、理由のようです。一方で、就職偏差値が高いことでも知られています。そこで今回は、コンサルティング業界の就職偏差値について、ランキングを交えて紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

コンサルティング業界の就職偏差値

かつてコンサルティング業界は、偏差値の高い大学において優秀な成績を収めている就活生の一部が目指したものでした。しかし、近年では金融業界から優秀層が流れてきて、競争が激しくなっているようです。

ここでは、コンサルティング業界の就職偏差値について説明します。

目次

コンサルティング業界の就職偏差値は他業界に比べ高い

コンサルティングとは、企業や行政が抱えている課題を解決するために経営戦略を立案・提案を行う仕事です。そして近年のコンサル業界は、他業界と比べると就職偏差値が上昇傾向にあるといいます。

就職偏差値2020では、国内のコンサル会社しか紹介されていませんが、難易度が高いことは事実です。就職偏差値2020に基づいたランキングと、内定取得難易度について解説したのが以下の記事です。ぜひ一読してみてください。

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コンサルタントの就職偏差値が高い理由

コンサルタントとは、特定の分野について経営者の相談にのり解決策を示す仕事です。提案にあたって仮説をたてて検証し、企画を立案して論理的に説明しなければなりません。

ここでは、コンサルタントの就職偏差値が高い理由を紹介します。

①思考力が高い人にしかできないから

成果があがる有効な提案をするためには、クライアントである経営者から話を引き出し、見つけた課題を解決するためにデータ分析に基づいた、論理的な提案をしなければなりません。

そのため、仮説を証明するための調査方法を考え、検証のためにデータを集めて分析するというプロセスが不可欠です。つまりコンサルタントは、論理的思考力が高い人しか就けない職業といえます。

②少数精鋭で募集枠が狭いから

日本のコンサルティング会社の一つである「アビームコンサルティング」の採用サイトで、以下の文章が公開されていました。

現在の日本におけるビジネスコンサルティング業界の市場規模は1,800億円から3,000億円程度といわれていますが、業界全体は成長を続け、そのサービス提供範囲は経営戦略、財務会計、業務、IT、組織や人材など多岐に渡っています。

つまり日本ではコンサルティング業界の事業規模は、それほど大きくありません。そのため少数精鋭で運営している企業が多く、新卒採用における募集枠が狭いことから、就職偏差値が高くなります。

③成長と給与を両立でき人気があるから

コンサルティング業界は、他の業界と比べると高給なのが一般的です。しかし少数精鋭で業務に当たっていることから、若い時から大きな仕事を振られ、勉強も欠かせません。

コンサルティング業界は年収偏差値も高いです。企業や業界、大学別の年収偏差値に関しては以下の記事で詳しく紹介しています。興味のある方はこちらもぜひご覧ください。

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一方で仕事を通して急速に成長できるからこそ、やりがいがあると感じる人も少なくありません。とはいえ、仕事をやりきるために激務になりがちなことも事実です。

コンサルティング業界が激務といわれる理由については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

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コンサルティング業界の系統

コンサルティング業界は、いくつかの分野に分かれます。その例として「戦略系」「会計」「IT」があり、就活生の人気を集めています。

ここでは、コンサルティング業界の分類と代表される企業について紹介します。

戦略系コンサルティング

戦略系コンサルティングとは、企業が持つ経営課題の解決だけでなく、M&A(企業の合併・買収)を行った後の事業統合を支援するといった役割を果たします。戦略系コンサルティング会社として有名な企業は、以下の通りです。

  • マッキンゼー(外資系)
  • ボストン・コンサルティング・グループ(外資系)
  • ベイン・アンド・カンパニー (外資系)
  • ドリームインキュベータ(日系)
    「日本を元気にする」という企業理念の下、 大手商社やメーカーによる中国へのインフラ輸出支援に代表されるような、大手企業の案件を多く手掛ける。
  • 経営共創基盤(IGPI《日系》)
    産業再生機構を母体とし、事業面・財務面の戦略立案から、クライアントに常駐しサポートする実行支援まで行う。
  • コーポレートディレクション(CDI《日系》)
    ボストン・コンサルティング・グループ出身のコンサルタント10名が設立した会社で、経理者だけでなくミドル層に対してのアプローチを行っている。

コンサルティング会社の中でも、就職偏差値が高い企業が集中しているといっても過言ではありません。

会計コンサルティング

会計コンサルティングとは、経営課題の中でも財務・会計に関する提案を行うプロフェッショナルを指します。具体的には、企業の財務並びに会計の業務改善や資金調達、M&Aを含めた財務戦略の立案、各種規制の対応サポートなどを行います。

会計コンサルティングで、有名なのはBig4と呼ばれる外資系企業です。以下に特徴をまとめました。

  • デロイト(外資)
    世界150カ国、25万5000人のエキスパートを抱えたコンサルティング会社。 経営戦略やM&A支援、ITアドバイザリーを得意とする。
  • PwC(外資)
    1941年創業で世界157カ国、27万6000人の社員がいる。「ストラテジー」「マネジメント」「テクノロジー」「リスク」の4分野をサポートしている。
  • EY(外資)
    世界150カ国、25万人を擁する。監査法人や税理士法人と連携しながら、コンサルティングを行ってきましたが、2018年春に戦略コンサルティング部門が開設されたことで、業務の幅が広がっている。
  • KPMG(外資)
    世界154カ国、20万人の社員が、監査・財務・アドバイザリーサービスにより企業サポートを行う。2014年に設立されたばかりなので、ベンチャー気風が残る。

上記4社は日本にオフィスを構えていますが、能力次第では海外で活躍できる可能性もあります。

IT系コンサルティング

IT系コンサルティングは、企業に不可欠なIT戦略やシステム構築を専門とします。ITコンサルティング会社の中でも人気が高いのは、以下の2社です。

  • アクセンチュア(外資)
    世界53カ国、43万人が在籍。コンサルティングによりIT戦略を立案した後、自社内でシステム開発を行うことに定評がある。
  • アビームコンサルティング(日系)
    日系の総合コンサルティング会社で、世界10カ国に拠点を構える。業務プロセス・要件定義ドキュメント・実機環境という3つで構成されたアビームテンプレートに基づき、日本を中心にアジアの企業をサポートしている 。

ITコンサルタントは、「IT戦略コンサルタント」や「ERPコンサルタント」など、いくつかの職種に分かれます。ITコンサルタントが激務といわれる理由について、以下の記事でわかりやすく説明していますので、参考にしてください。

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コンサルティング業界の就職偏差値ランキング|2020年

外資系が多いコンサルティング業界は、欧米のように能力主義の企業が大半です。そのため、偏差値の高い大学ほど、就職人気ランキングに占めるコンサルティング会社の割合が高い傾向にあります。

ここでは、2019年3月17日に就活swichが公開した「コンサルティングの就職偏差値ランキング(実はコンサルって5種類ある)」から、上位の企業をまとめて紹介します。

偏差値トップの77であるマッキンゼーから73のローランド・ベルガーまで、すべて外資系が占めています。日本のコンサルティング会社のトップは、偏差値72の経営共創基盤(IGPI)でした。

就職偏差値ランキングTOP3のMBB

コンサルティング業界の就職偏差値を見ると、MBBがトップ3を占めていることがわかります。MBBはマッキンゼーのM、ボストン・コンサルティング・グループのB、ベイン・アンド・カンパニーのBの頭文字をとっています。

ここでは、MBB3社について詳述します。

マッキンゼー

マッキンゼーはアメリカに本社のあるコンサルティング会社で、本社は1926年に設立されています。

ここでは、マッキンゼーの日本支社について詳述します。

基本情報・採用実績

Executive Linkの公式サイトが公開している「マッキンゼー・アンド・カンパニー」に基づき、企業概要をまとめてみました。

採用人数・採用実績大学については、企業としては非公表ですが、大学院修了者を採用する傾向が高いようです。過去に採用実績があった大学の一部を以下にまとめましたので、参考にしてみてください。

  • 東北大学工学部
  • 大阪大学法学部・工学部
  • 津田塾大学

特徴|世界各地のコンサルタントの協働体制がある

マッキンゼーは「One Firm Policy」を企業理念に掲げています。世界各地にある支社はすべて一つの会社で、すべてのコンサルタントが国境を超えて協働する体制が確立されています。そのため、グローバルな案件が得意です。

採用されると、エネルギーやヘルスケアといった業種別、あるいはコーポレートファイナンスまたは組織などの機能別のグループのいずれかに配属されます。研修・評価・昇進のシステムも世界共通です。

年収・やりがい・評判

ここでは、マッキンゼーの年収ややりがい、評判について紹介します。

年収:アソシエイト1年目で、年収1100万円に加えボーナスが100万円、退職金積み立てが200万円程度。そのほか、食費などの経費精算できるベネフィットも多く、給与明細以上の待遇だった

「参考:Openwork」

マッキンゼーはアソシエイトでも年収が高く、残業時の食費が経費扱いになるなど、初任給以上のメリットがあることがわかるコメントです。

やりがい:普通には考えられないくらい優秀な人々が、これまた普通では考えられないレベルで、仕事のボリューム・クオリティに追われまくっている。しかし、仕事のアウトプットを高めるという本質以外には、何も気にしなくてよい(上下関係、イヤな上司、所得、、、)したがって、働き甲斐はとんでもなく高い。

「参考:Openwork」

マッキンゼーは仕事量も求められるクオリティも高いですが、優秀な人材が集まっており、成果を上げていれば認められる社風が感じられるコメントです。

マッキンゼーは、世界的にみても業界トップにいるコンサルティング会社です。大手上場企業をはじめ、政府機関のコンサルティングを行うことも多いです。

しかしそれゆえに、激務だとも言われています。以下の記事では、マッキンゼーが激務と言われる理由について解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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ボストン・コンサルティング・グループ

ボストン・コンサルティング・グループもアメリカに本社があるコンサルティング会社ですが、日本を世界で2番目の規模にしているという特徴があります。

ここでは、ボストン・コンサルティング・グループの東京オフィスについて説明します。

基本情報・採用実績

Executive Linkの公式サイトが公開している「ボストン・コンサルティング・グループ」によると、会社概要は以下の通りです。

ボストン・コンサルティング・グループも、新卒採用人数や出身大学を公表していません。過去に採用実績がある大学の一部を以下にまとめました。

  • 東京大学
  • 京都大学
  • 東京工業大学
  • 北海道大学
  • 東北大学

特徴|クライアントに有力企業が多い

ボストン・コンサルティング・グループは「Working with client」という企業理念の下、クライアントとパートナーシップ構築し協働することで、課題解決や新たなインサイトを生み出す仕事にこだわっています。

そうした姿勢が評価され、世界の有力企業と呼ばれる500社のうち、ボストン・コンサルティング・グループは2/3をクライアントにしています。また、政府や非営利団体のコンサルティングにも定評があります。

年収・やりがい・評判

ここではボストン・コンサルティング・グループの年収ややりがい、評判について紹介します。

年収:ボーナスは評価により前後しますが、アソシエイトはボーナス込みで800万円前後、コンサルタントになると1500万円前後です。コンサルタントへは2-3年で昇格するチャンスがあります。

「参考:Openwork」

ボストン・コンサルティング・グループのアソシエイトの年収は、業界の中では高い方とはいえません。しかし徹底した実力主義なので、能力があれば若くても昇進でき、大幅な年収アップが見込めます。

やりがい:この上なく成長できる。とにかく簡単な仕事はない(簡単な仕事を高級コンサルに頼む会社などない)。結果へのプレッシャーも大きい。この難易度とプレッシャーが個人を成長させると思う。

「参考:Openwork」

ボストン・コンサルティング・グループは有力企業をクライアントとしているため、自ずと仕事の難易度が上がります。また、成果もシビアに評価されます。しかし、それが自分の成長につながると考える人が多いようです。

ボストン・コンサルティング・グループは、外資系のコンサルティング会社の中では、日本的な社風であると言われています。そして新卒採用者の80%が理系出身者で、論旨的思考力をより求められる風潮があるようです。

ボストン・コンサルティング・グループが激務と言われる理由について、以下の記事で詳述しています。一読してみてください。

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ベイン・アンド・カンパニー

ベイン・アンド・カンパニー日本支社はグローバル企業でありながらも、日本的な知見を生かした戦略コンサルティングを行っています。

ここではベイン・アンド・カンパニーの日本支社について、説明します。

基本情報・採用実績

Executive Linkの公式サイトが公開している「ベイン・アンド・カンパニー」によると、会社概要は以下の通りです。

ベイン・アンド・カンパニーも、新卒採用人数並びに採用実績大学の最新情報は公開されていません。過去に採用実績のある大学の一部を、以下にまとめました。

  • 京都大学法学部・文学部
  • 一橋大学法学部
  • 東京大学
  • 慶応義塾大学
  • 早稲田大学

特徴|結果を出すことにこだわったコンサルティングを実践

MBBの中でも、結果主義へのこだわりを信条にしているのが、ベイン・アンド・カンパニーです。クライアントに対して重要な戦略を提案するだけでなく、共同のプロジェクトを立ち上げ、一緒に課題解決を推進することで、結果を残しています。

コンサルティング会社には珍しく、一業種一社主義が徹底されているため、顧客満足度も高いようです。その分社員には、高いコンサルティング能力が求められます。

年収・やりがい・評判

ここではベイン・アンド・カンパニーの年収ややりがい、評判について紹介します。

年収:アソシエイト:600万円〜 
シニアアソシエイト:900万円〜
コンサルタント:1500万円〜 
ケースチームリーダー:2000万円前後
マネージャー:3000万円前後

「参考:Openwork」

アソシエイトの年収だけで比較すると、MBBの中では一番年収が低いようです。しかし結果を残して昇進すれば高給を得られることが、このコメントでわかります。

やりがい:フラットに評価していただけるのでやりがいあり。取り組んでいる課題も一流企業のトップマネジメントとの最重要Agendaであることが多く、インパクトの大きな仕事であると日々感じながら仕事ができる。個人の成長に対して会社がサポートを積極的に提供してくれる。社員同士も下手な政治などはなく、互いに助け合う文化が定着している。

「参考:Openwork」

ベイン・アンド・カンパニーには、クライアントの課題解決のためにグローバル・チームワークを発揮するという社風があります。難易度は高くとも、職場の風通しがいいことが予想されるコメントです。

こうしたコメントを見ると、仕事の難易度は高くても、自己成長や収入などそれ以上に得られるものが多いことが予想されます。

まとめ

今回は、コンサルティング業界の就職偏差値をランキングを交えながら紹介しました。コンサルティング業界にも分類があり、就職偏差値にも差があります。少数精鋭で運営している会社が多く採用も狭き門ですが、激務とやりがい・収入が比例する仕事ともいえます。インターンシップなどを活用し、早めに準備するのがおすすめの業界です。

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