マーケティング会社を徹底解説!|気になる今後の動向も紹介します!

就活生に人気が高い企業として、マーケティング会社があげられます。外資系やベンチャー企業も多く、会社によって得意分野も異なるので、応募にあたってはしっかり企業研究する必要があります。そこで今回はマーケティング会社とは何かについて、売上高や平均年収ランキングも交えながら解説します。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

マーケティング会社を志望する就活生は多い

人気の業界や職種は時代によって変わるものですが、就活生におけるマーケティング職の人気の高さは、ここ数年変わることがないようです。商品やサービスの売上に直結する仕事であり、大手企業の場合は社内に部署を置いているところも珍しくありません。しかし近年は、リサーチ業務を専業で行うマーケティング会社を志望する就活生が増えています。

マーケティング会社とは

「goo辞書」では、マーケティングについて、以下のように解説しています。

顧客ニーズを的確につかんで製品計画を立て、最も有利な販売経路を選ぶとともに、販売促進努力により、需要の増加と新たな市場開発を図る企業の諸活動。

つまりマーケティング会社は、商品やサービスが継続的に売れるための仕組みをつくる業務を担っています。ここではマーケティング会社とは何かについて、3つの視点から説明します。

目次

マーケティング会社のビジネスモデル

マーケティング会社のビジネスモデルは、クライアントの商品やサービスが売れるように、市場調査を実施した上で、販売戦略の企画・提案を行うことです。また提案した販売戦略で成果が上がらなかった際には、改善や追加施策の提案を行うこともあります。

マーケティング会社の主な仕事

マーケティング会社が行う主な仕事として、以下のものがあげられます。

  • 市場調査
  • データ分析
  • 販売戦略の立案
  • 販売戦略の提案
  • 実売後のリサーチ
  • 改善施策の提案

マーケティング会社の中には、市場調査からコンサルティングまでをワンストップで請け負う会社も少なくありません。その業務は多岐にわたります。

マーケティング会社の市場規模

マーケティングとひとくちにいっても、B to BからWeb、コンテンツまで様々です。2019年1月に屋の経済研究所が発表した「プレスリリース No.2280」によると、国内のDMP/MA市場は順調に成長を遂げています。DMPとはインターネット上にある様々な情報を集約して分析する、MAは一元化した大量の情報を設計したシナリオに基づいて自動的に評価するシステムやサービスを意味します。

2019年における国内のDMP/MAの市場規模は668億円が見込まれており、これが5年後の2024年には1,330億円になると予測されています。それだけ、市場規模に拡大の余地があると考えられます。

マーケティング会社ランキング

マーケティング会社と一口にいっても様々な規模があり、売上高や社員の平均年収が異なります。ここでは日本マーケティングリサーチ協会が公表しているJMRA会員「売上情報一覧」や各種サイトを参考に、売上と年収のランキングを紹介します。

売上ランキング

前述した情報に基づき、マーケティング会社の売上ランキング上位5位を以下にまとめてみました。売上高については、各社の2019年決算月における有価証券報告書から抜粋しています。

TOP5であっても、売上高には大きな開きがあることがわかります。

年収ランキング

前述した情報に基づき、マーケティング会社の平均年収ランキング上位5位を、以下にまとめてみました。平均年収については、各社の2019年決算月における有価証券報告書や会社四季報などから抜粋しています。

売上高TOP5にあるサーベイリサーチセンターは、有価証券報告書が公表されていないため、平均年収は不明です。国税庁が発表した平成30年度分の「平均給与」によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均は467万円でした。それと比較すると、マーケティング会社の平均給与は高めといえます。

マーケティング会社5選

マーケティング会社によって、得意分野が異なります。応募にあたっては、事業内容を確認することがだ大切です。ここでは、マーケティング会社の中でも人気が高い5社を紹介します。

①インテージ

1つめは「インテージ」です。マーケティング業界でTOPの売上を誇ります。以下に会社の基本情報をまとめました。

リサーチ力やデータ分析力の高さに定評があり、クライアントも多種多様であるという特徴をもちます。社員の平均在籍年数も16.4年と長く、社員満足度が高いことがうかがえます。

②マクロミル

2つめは「マクロミル」です。25期連続で売り上げを伸ばしています。以下に会社の基本情報をまとめました。

マンナンライフやカプコン、ネスレ日本など大手企業をクライアントを持ち、規模の大きなリサーチを得意とする点が特徴です。管理職の約10%が女性で、性別に関係なくキャリアアップできる環境が整っています。

③クロスマーケティング

3つめは「クロスマーケティング」です。創業から20年を待たずして、売上高でもTOP5に入っています。以下に会社の基本情報をまとめました。

クライアントやサービス・製品に合わせたリサーチ手法の企画・提案から調査設計、実査、分析、レポーティングまでをワンストップで行うことが特徴です。中でもネットリサーチに強いといわれています。

④サーベイリサーチセンター

4つめは「サーベイリサーチセンター」です。公共団体に強いことで、知られています。以下に会社の基本情報をまとめました。

「世論・計画分野」「都市・交通分野」「マーケティング・リサーチ分野」に分かれており、マーケティング調査を踏まえたコンサルティングを行うこともある点が特徴です。公共団体における各種研究の開発にも尽力しています。

⑤日経リサーチ

5つめは「日経リサーチ」です。日本経済新聞社の子会社でもあります。以下に会社の基本情報をまとめました。

ブランドや広告に関してのみならず、従業員・コンプライアンスに関するものまで、多種多様な調査を手掛けており、海外調査における定評の高さが特徴です。独自の調査手法により、クライアントの幅を広げています。

マーケティング会社に就職するメリット・デメリット

マーケティングの仕事は、自分のアイデアによって商品やサービスが売れ続ける仕組みをつくれる魅力的なものです。反面、成果を求められる厳しい仕事でもあります。ここでは、マーケティング会社に就職するメリットとデメリットについて、説明します。

メリット

マーケティング会社に就職するメリットとして、以下のものがあげられます。

  • マーケティングに必要な知識やスキル、フレームワークが身につけられる
  • マーケターというスペシャリストを目指せる
  • 給与が高め
  • 転職しやすい
  • 独立・企業しやすい

マーケティング会社が存在するのは、多くの企業が自社内で販売戦略を立てられないからです。商品やサービスによって異なる市場調査手法やデータ分析能力、それを踏まえた販売戦略の立案と提案ができるようになるためには、幅広い知識とスキルが必要です。

マーケティング会社に入社することで、必要な知識やスキルが身につくだけでなく、マーケターになることで転職や独立・企業がしやすくなることは、大きなメリットといえるでしょう。

デメリット

マーケティング会社に就職するデメリットとしては、以下のものがあげられます。

  • 一人前になるまでは相当な努力が必要
  • 一つの案件に携わる期間が長い
  • 業界やクライアントによって手法が異なるため、柔軟な発想が求められる

マーケティング会社は提案した販売戦略が成功しなければ、仕事を継続することができません。そのため、一つの案件に関わる期間が長く、結果を残せないことで切られるケースも少なくないようです。高い給与に見合う成果を常に求められる厳しい仕事であることを、デメリットに感じる人がいるのも事実です。

マーケティング会社に向いている人の特徴

マーケティング会社は、そこで成功する人を選ぶ傾向が強いです。そのため、自分に適性があるか否かを冷静に判断する必要があります。ここではマーケティング会社に向いている人に共通する特徴を3つ、紹介します。

特徴①|数字やデータが得意

1つめは、数字やデータが得意であることです。商品やサービスが売れる仕組みをつくるためには、消費者の市場調査を行い、そのデータを分析する必要があります。データ解析や統計に強くなければ、それに基づく戦略を論理的にプレゼンテーションすることはできません。数字やデータを正確に読み解く能力は、不可欠です。

特徴②|最新情報への関心が高い

2つめは、最新情報への関心が高いことです。流行に敏感と言い換えても、よいかもしれません。売れる商品やサービスを仕掛けるためには、現在の消費者の動向だけでなく、流行や今後人気が高まりそうなものについて知っておくことも大事です。様々なメディアや情報に触れ、情報収集するのが得意な人が多いのは、そうした理由によるものです。

特徴③|コミュニケーションスキルがある

3つめは、コミュニケーションスキルがあることです。マーケティング会社がプレゼンテーションを行うのは役員や担当部署の責任者であることが多いです。しかし、販売戦略を立案・実行する際には営業や商品企画、宣伝など幅広い部署の担当者と関わることになります。相手の話を素直に傾聴し、自分の考えをわかりやすく伝えるコミュニケーションスキルが絶対に必要です。

マーケティング会社の面接の特徴

マーケティング会社に就職すると、異なる業界や年齢、職位の人と、社内外を問わずに関わりながら業務を進めていくことになります。また、専門知識やスキルが不可欠な職種であることから、新卒採用の面接時に多くがふるいにかけられます。ここではマーケティング会社における面接の特徴を3つ、説明します。

特徴①|マーケティングの下地ができているかを確認する

1つめは、マーケティングの下地ができているかを確認することです。マーケティング会社が人気が高いため、入社してから勉強しようという姿勢では、面接を突破するのが難しいのが現実です。

大学でマーケティングについて学んだり、「マーケティング・ビジネス実務検定」などの資格を取得するなど、マーケターを目指して努力する姿勢の有無を、企業の採用担当者はチェックしています。

特徴②|自社の社風とマッチしているかを確認する

2つめは、自社の社風とマッチしているかを確認することです。前述した通り、マーケティング会社によって得意分野が異なります。公共団体や大手企業、特定の業界など、自社が得意とする分野で活躍できるよう育てるためには、自社の社風にマッチしていることが大前提と考える企業が多いのです。

マーケターはアイデアで勝負する仕事ですが、応募企業の理念や事業方針に合わない社員を採用しようとは思いません。応募者の志向性が自社にマッチするかどうか、冷静にジャッジされていると認識しましょ。

特徴③|熱意が感じられるかを確認する

3つめは、熱意が感じられるかを確認することです。数ある職種の中でも、マーケターはロジックだけで成功するのが難しいものです。それは、マーケターが仕事をするためには、クライアントにプレゼンテーションを受け入れてもらう必要があるからです。

ロジックだけでなく、商品やサービスあるいはクライアントに対する熱意なくして、企画や提案が通るものではありません。また、結果が出なくても諦めることなく、改善策を見つけるまで努力するためには、仕事に対する熱意が不可欠です。企業の採用担当者は、その点を重視しています。

マーケティング会社の今後の動向

マーケティングリサーチ業界が公開している、「マーケティング・リサーチ業界リーダー達の新思潮」では5名の識者にインタビューを実施しました。その結果を、以下のように記載しています。

TNSのTony Cowling、VNUのFrank Martell、GfKのKlaus Wübbenhorst、KantarのEric Salamaは、マーケティングリサーチ業界の成長率は、一桁なかばの範囲で推移し、健全な成長を続けると予測している。
Tony CowlingとFrank Martellは、トップ10企業は今後、マーケティングリサーチ業界内での自らのシェアを毎年2-3%増加させ、5年後にこれらトップ10企業のシェアは、業界全体の3分の2、10年後には4分の3を占めるようになるだろうと予測している。

現代はニーズの多様化が進んでいますが、アジア太平洋地域やラテンアメリカ、東ヨーロッパなどは今後の市場開拓が見込めるため、今後もマーケティング業界は成長していくと予想されます。

まとめ

今回はマーケティング会社とは何かについて、売上高や平均年収ランキングも交えながら解説しました。

マーケティング会社は、やりがいのある仕事ができる魅力的な職場の一つです。しかし、適性の有無が明確である厳しい会社でもあります。思いだけで乗り越えられる職種とはいえないので、自分の適性や志向性も考慮した上で、応募を検討することをおすすめします。

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