銀行員が取得すべき資格とは?|銀行業界や大学生のうちにとれる資格も紹介します!

銀行員になるために就職活動を行う人は多いです。就職活動に至る前に、銀行員に必須である資格を知っておきましょう。資格を持つことは、採用に関わるだけでなく出世にも影響を及ぼします。大学生のうちに資格を取得し、採用試験などで有利に立てるよう本記事をご活用ください。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

銀行業界について知っておこう

銀行業界は、一般的に安定していると言われる業界です。就職活動を行う人は、1度は検討したことがあるでしょう。銀行業界は、全ての企業の中心とも言えます。

お金に関わる業務のほとんどは、銀行を介して行われるからです。どんな企業に就職するとしても、銀行業界の情報は手に入れておくことをおすすめします。

目次

銀行員の仕事内容

銀行員の仕事は、多岐にわたります。大まかな業務は以下の通りです。

  • 預金業務
  • 為替業務
  • 融資業務
  • 営業業務

一般的に、銀行へ行くと受付の人がいます。受付の人が担当するのは、預金業務です。その他、為替業務では債券や債務の決済や振り込みなどがあります。

融資業務は、個人や法人に対し融資を検討する業務です。あまり知られていないのが、営業業務になります。個人や法人に対し、融資を案内するなどが主な仕事です。

銀行業界の大手

銀行業界には、メガバンクと呼ばれる銀行があります。1980年代は多くの銀行がありましたが、近年では数社に絞られます。メガバンクについては、以下の記事をご参考にされてください。

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メガバンクとは別に、現在の大手銀行をご紹介します。

  • 三菱UFJ信託銀行
  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • りそな銀行

大手銀行には、メガバンクの一部として業務を遂行している銀行もあります。知名度が高く、テレビCMなどでも目にすることが多いでしょう。

「銀行」と「信託銀行」の違い

銀行と信託銀行の違いは、業務内容にあります。信託銀行では、銀行業務に追加して有価証券、不動産などの業務を取り扱えます。証券代行や相続関連業務を行うことも可能です。

もともと、銀行では前述した業務内容が中心でした。近年では投資信託などを取り扱う銀行も増えましたが、投資関連業務は信託銀行が行うのが基本でした。

銀行業務だけでなく、投資や不動産など生活に密接な商品を取り扱っています。そのため、一般の人にも身近になってきているのです。

銀行員に資格が必要な理由

銀行員になるには、資格が必要です。業務にあたるだけであれば、資格を持つ必要がない場合もありますが、金銭関係はトラブルも多くあります。

そのため、専門的な知識を有する者が業務に当たることが多くなります。以下では、さらに詳しく資格が必要な理由を述べます。

銀行員の業務は多岐にわたる

前述の通り、銀行員の業務は多岐にわたります。行内で役目を与えられていても、1つの業務に集中するだけに限りません。複数の業務を同時進行する場合も頻繁にあるのです。

多くの業務を同時進行するには、専門知識を確実に習得しておかなければなりません。例を挙げると、医者が手術中に教材を見返しているのでは話になりません。

銀行員は、お客様の大切なお金を扱う業務を行います。医者と同様に専門知識を活用できる能力が必要なのです。資格を有する者は、専門業務が行える能力があるという証明になります。

銀行員の出世に必要

出世するには資格を有する必要があります。銀行内での業務は、専門知識を必要とする内容がほとんどです。ある会社に融資を検討する場合、会社の資産状況などを確認できなければいけません。

後で述べる資格を持てば、判断することができます。資格を持つことで、あなたが行える業務が増えるのです。多くの業務を確実にこなせる人材は、企業内では重宝されます。

行内の人の助けになり、上司や経営者にも一目置かれる可能性が高まるのです。結果的に、銀行員の出世は資格を持っている必要があると言っても過言ではありません。

銀行員がとるべき資格

銀行員になるには、資格を持つ方が良いです。以下で述べる資格は、多くの銀行員が保有しており、これから社会人になる人も取得することが良いものです。

専門業務に当たるため、金銭管理の資格が多くあります。全てを取得する必要はありませんが、どんな資格があるか知っておきましょう。

銀行業務検定

銀行業務検定は、銀行業務検定協会の母体である(株)経済法令研究所が行っている検定です。23系統36種目の検定が用意され、銀行業務に必要な能力を身に着けられます。種目は以下のものがあります。

全ての能力が銀行員に必要ですが、それぞれの種目に級があります。1種目1階級ごとに検定があり、費用は3300円から7700円まで階級により金額が異なります。

銀行業務検定は、それぞれの業務のスペシャリストになるための検定です。取得することで業務に必要な実務知識や技能・応用力を習得できます。

参考:銀行業務検定協会

FP(ファイナンシャルプランナー)

FP技能士検定は、NPO法人日本FP協会と一般社団法人金融財政事情研究会が主催しており、検定に合格すると、FP技能士を名乗ることが可能です。

顧客のライフプラン上の目標を達成するため長期的かつ総合的な視点で、様々なアドバイスや援助をするための知識を得られます。

試験は学科と実技に分かれ、内容は以下の通りです。

学科試験内容

実技試験内容

受験料

また、AFPやCFPはFP技能士の信頼の証です。詳しくはリンクより日本FP協会のホームページをご覧ください。

銀行員での業務は、顧客へ資産アドバイスを行う場合があります。FP技能士資格を有すると、お客様へ知識に基づいたアドバイスが可能になるのです。

参考:日本FP協会

日商簿記

全国の商工会議所が行っている日商簿記は、最も有名な資格と言えます。正しく帳簿を付けられるようになり、取引先企業の経営状況を把握する能力が身に付きます。

日商簿記には3級から1級までがあり、それぞれに以下のレベルで実施されています。カッコ内は受験料です。

3級(2850円)
業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身に付けておくべき「必須の基本知識」として、多くの企業から評価される資格。 基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。

2級(4720円)
経営管理に役立つ知識として、企業から最も求められる資格の一つ。 高度な商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できるなど、企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められるレベル。

1級(7850円)
極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算を修得し、会計基準や会社法、財務諸表等規則などの企業会計に関する法規を踏まえて、経営管理や経営分析を行うために求められるレベル。 合格すると税理士試験の受験資格が得られる。公認会計士、税理士などの国家資格への登竜門。

他にも、簿記初級や原価計算初級などの試験が用意されています。銀行員の業務では、初級レベルではなく2級程度を必要とします。

簿記は会計の基本であり、高校生でも商業簿記を学習します。日商簿記は、商業簿記より広範囲であり実務的です。

参考:商工会議所の検定試験

簿記の入門として知られる簿記3級であれば1ヶ月で十分合格が狙えるうえに、就活でも使えるアピール資格になります。 現在こちらのURLから資料請求をするだけで、簿記3級に受かるための講義動画ももれなく「無料」で入手できるのでぜひチェックしてみてください。

証券アナリスト

公益社団法人日本証券アナリスト協会が実施しています。投資助言や投資管理サービスを提供するプロフェッショナルとしての資格で、正式名称は日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)です。

資格を取得するには、協会が提供している講座を受講し合格する必要があります。以下に講座内容と受講料をご紹介します。

講座内容

受験料は、第1次講座はそれぞれの内容別に受験料が必要ですが、第2次レベル講座は8400円です。第1次講座の試験料は以下の通りです。

  • 証券分析とポートフォリオ・マネジメント(6300円)
  • 財務分析(3200円)
  • 経済(3200円)

上記の内容の受講し、合格すると以下の能力が身に付きます。

  • 投資対象の選別と売買判断
  • 財務分析・ファイナンス
  • 企業買収などの戦略立案
  • 市場や経済・企業の分析

証券アナリストは、市場などの分析を行えるスペシャリストです。銀行員としても、身に着けておいて損が無い資格と言えます。

参考:公益社団法人日本証券アナリスト協会

中小企業診断士

中小企業診断協会によると、中小企業診断士は以下のように記載されています。

中小企業診断士は、企業の成長戦略策定やその実行のためのアドバイスが主な業務ですが、中小企業と行政・金融機関等を繋ぐパイプ役、また、専門的知識を活用しての中小企業施策の適切な活用支援等幅広い活動が求められています。

中小企業診断士の資格を得るには、1次試験と2次試験を通過後に15日以上の実務補習を受ける必要があります。1次試験、2次試験の内容は以下の通りです。

銀行員になると、中小企業に対する財務相談を受ける場合があります。融資に関する判断を行う場合など、中小企業診断士の資格が重宝されるのです。

参考:中小企業診断協会

宅地建物取引士

宅地建物取引士になるには、一般財団法人不動産適正取引推進機構が実施する宅地建物取引士試験に合格する必要があります。試験内容は以下の通りです。

  • 土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること。
  • 土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること。
  • 土地及び建物についての法令上の制限に関すること。
  • 宅地及び建物についての税に関する法令に関すること。
  • 宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること。
  • 宅地及び建物の価格の評定に関すること。
  • 宅地建物取引業法及び同法の関係法令に関すること。

受験手数料は7000円で、資格を取得することで不動産関連の重要業務が遂行できるようになります。

参考:一般財団法人不動産適正取引推進機構

その他

上記以外に、取得すると良い資格は以下のものがあります。

  • 内部管理責任者
  • 生命保険・損害保険取扱資格
  • TOEIC

それぞれの分野で活躍するには、専門の知識を身に着けておくと良いです。一方で、領域横断的なスキルも身に着けることで同期や他の社員の方との差別化になりまた、転職の際に新たな選択肢を持つことができます。

PC一つで働ける職種として、WEBデザインやライティング、マーケティングなどを体系的に学ぶのもおすすめです。

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銀行員を目指す大学生におすすめの資格

あなたが学生であれば、大学の講義内容等も学ぶ必要があります。大学での勉学とは別に、取得しておくと良い資格は以下の通りです。基本的な内容を押さえ、就職活動までに学んでおきましょう。

以下で述べる2つの資格は、どちらも金銭に関するスペシャリストとなる資格です。銀行員になった後、必ず必要になります。

FP(ファイナンシャルプランナー)

銀行員になるために、必須ともいえる資格はFP資格です。幅広い知識を獲得でき、実務にも活かすことが可能です。入社時に取得していなくても、研修などで取得を命じられる場合も少なくありません。

望ましいのは、2級取得です。AFPと呼ばれる資格は、国内での信頼の証です。多くの人に認められるには、2級を取得できるだけの知識を持つのが望ましいでしょう。

日商簿記検定

日商簿記検定は、銀行員の実務を行う上で必須の資格です。会計ができることは、銀行員の基本とも言えます。財務諸表などが読めなければ、業務を進めることすらできない場合もあります。

日商簿記では、3級は個人企業の会計を行います。2級では株式会社の会計を学ぶため、業務で使用できる知識は2級となります。当然ながら1級を取得すれば良いですが、1級は税理士等への登竜門です。

銀行員が必要とするレベルを取得していれば良いでしょう。

銀行員は資格を取らないとどうなるか

銀行員が資格を取らないと、どうなるのでしょうか。資格が無くても実務ができれば、毎日の仕事は可能です。しかし、以下の可能性があることは承知しておきましょう。

どんな資格も、能力の証明です。取得していない場合は、証明ができないのだと理解しておきましょう。

出世できない可能性がある

資格を取得していないと、出世できない可能性があります。銀行員の出世は、上司から認められるだけでは不十分です。確かな実績と実務経験、信頼の証明ができなければいけません。

実績と実務経験は、業務に真剣に取り組めば良いでしょう。しかし、信頼の証明は、資格を有することで得られるのです。銀行員の多くは、資格を取得しています。

あなたが資格を持たない場合、他の人と比べた場合に信頼の証明ができないのです。出世をするためには、誰からも認められる証明が必要なのです。

資格が取れないときは実績でカバーすべき

能力はあっても、日程的な問題などで資格を取得できない場合もあります。資格が取得できないときは、実績でカバーするしかありません。前述の通り、資格は信頼の証になるものです。

証が無い場合、資格以上の実務実績でカバーするのが最も効果的です。単に業務を頑張るのではなく、数値として結果が残る実績を作りましょう。

営業成績が良いとか、顧客満足度が高いなどが挙げられます。融資実績数なども良いでしょう。しかし、銀行員は信頼こそが全てです。可能であれば時期を見て、資格を取得することをおすすめします。

まとめ

銀行員になるための資格をまとめました。本記事で記載した資格は、銀行業務を行うために必要なものばかりです。全てを取得したくなる気持ちも湧くはずです。

時間的な問題もあり、全ての資格を取得するのは困難です。あなたがスペシャリストになる分野を決め、取得することをおすすめします。

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