情報通信業のメリット・デメリットとは?|業界や仕事も徹底解説!

情報通信業とはどんな職業でしょうか。有名なのは、テレビやラジオでしょう。実際に働く人々を見れば、情報通信業に関わる人は沢山いると理解できるでしょう。就職活動では、ご自身の能力を活かせる場を探す必要があります。本記事では、情報通信業のメリットデメリット、有名な企業等をご紹介しています。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

情報通信業とは

情報通信業とは、総務省所管の「日本標準産業分類」にある業種です。引用すると以下の通りです。

情報の伝達を行う事業所,情報の処理,提供などのサービスを行う事 業所,インターネットに附随したサービスを提供する事業所及び伝達することを目的とし て情報の加工を行う事業所が分類される。
参考:日本標準産業分類

一般的に、テレビやラジオを始めインターネットを含む情報を扱います。情報社会の情報を扱う企業が情報通信業です。媒体は多く、媒体の違いにより業種が区別されています。

業種については、以下で詳しく述べます。

情報通信業の業界

情報通信業と一言で言っても、多くの業種があります。情報を手に入れている全てに企業があり、分類されているのです。日本標準産業分類に記載されている分類に従い、定義をご紹介します。

また、それぞれの業種での有名な企業や年収も記載します。ご参考にされてください。

目次

①|通信業

日本標準分類には、以下のように記載されています。

有線,無線,その他の電磁的方式により情報を伝達するための手段の 設置,運用を行う事業所が分類される。

通信業は、固定電話を始めとする情報伝達手段を提供している企業です。近年では固定電話の需要も下がりつつありますが、通信業は全ての情報伝達の発端です。

有名な企業は、以下の企業があります。カッコ内は、平均年収です。

  • 日本電信電話(911万円)
  • ソフトバンクグループ(1253万円)
  • エヌ・ティ・ティ・データ(828万円)

誰もが1度は聞いたことがある企業が連なり、平均年収も高いです。就職したい人も多いため、採用倍率は高い傾向にあります。

②|放送業

日本標準分類には、以下のように記載されています。

公衆によって直接視聴される目的をもって,無線又は有線の電気通信 設備により放送事業(放送の再送信を含む)を行う事業所が分類される。

有名な企業は、以下の企業があります。カッコ内は、平均年収です。

  • TBSホールディングス(1632万円)
  • 朝日放送グループホールディングス(1479万円)
  • 日本テレビホールディングス(1462万円)

放送業では、テレビ関係の企業が多いです。昭和から設立され、令和になった今もテレビは人々の主軸です。多くの人が見るものですので、従業員の給与も安定しています。

③|情報サービス業

日本標準分類には、以下のように記載されています。

受託開発ソフトウェア,組込みソフトウェア,パッケージソフトウェ ア,ゲームソフトウェアの作成及びその作成に関して,調査,分析,助言などを行う事業所,情報の処理,提供などのサービスを行う事業所が分類される。

有名な企業は、以下の企業があります。カッコ内は、平均年収です。

  • 野村総合研究所(1089万円)
  • 三菱総合研究所(965万円)
  • SRAホールディングス(938万円)

IT業界を支える企業が名を連ねます。ソフトウェアの作成や分析等を行う企業が多く、テレビ業界を裏から支える場合もあります。コンサルティングなどを行う企業もあり、平均年収は高い会社が多いです。

④|インターネット付随サービス業

日本標準分類には、以下のように記載されています。

インターネットを通じて,通信及び情報サービスに関する事業を行う 事業所であって,他に分類されない事業所が分類される。

有名な企業は、以下の企業があります。カッコ内は、平均年収です。

  • ヤフー(765万円)
  • グーグル(800万円)
  • ライン(716万円)

インターネット附随サービス業は、テレビ関連と比べると平均年収が低めになります。ネット社会になったとはいえ、高齢者がパソコンやスマホを使用するのは難しく、まだまだこれからの事業と言えます。

⑤|映像・音声・文字情報製作業

日本標準分類には、以下のように記載されています。

映画,ビデオ,又はテレビジョン番組の制作・配給を行う事業所,レ コード又はラジオ番組の制作を行う事業所,新聞の発行又は書籍,定期刊行物などの出版を行う事業所並びにこれらに附帯するサービスを提供する事業所が分類される。

映像・音声・文字情報製作業は、各都道府県のラジオ局なども含まれます。テレビ番組の制作やビデオや映画を編集するなどの業務も行います。

一般的には、情報サービス業や放送業が同時に受け持って制作を行います。中小企業が下請けで事業所を設ける場合もあり、平均年収は400万円程度になるでしょう。

⑥|その他

上記に記載されている以外に、映像・音声・文字情報製作業に附帯するサービス業として、以下のものがあります。

  • ニュース供給業
  • その他の映像・音声・文字情報制作に附帯するサービス業

ニュース供給業には、新聞社の支局(印刷発行を行わない)などがあります。サービス業には、貸しスタジオ業などがあります。地方の人々が情報を手に入れるための助けをしている企業です。

情報通信業の仕事

情報通信業の仕事は、どんな内容でしょうか。一般の人がイメージできる業務ばかりではなく、特徴的な仕事もあります。仕事内容は多岐にわたるため、以下では箇条書きにしてまとめます。

就職活動で情報通信業を考えている場合、仕事内容を知っておかなければ想像と違うこともあります。ご参考にしてください。

一般的な仕事

情報通信業は多くの人材により構成されています。大きく分け、以下の人々が働いています。

  • マーケティング
  • 営業
  • 研究開発
  • 企画
  • 設計・生産
  • メンテナンス

それぞれの専門分野を活かし、活躍する人々がいます。一般的に知名度が高い仕事内容は、営業部門です。携帯電話の販売や宣伝など、お客様と直接接することが多いのが営業となります。

それぞれの具体的な仕事内容は、以下のサイトでもまとめられています。ご参考ください。

参考:職種別仕事の説明

特徴的な仕事

情報を伝達するには、手段が必要になります。近年は主流になったWi-Fiも、インフラ整備を行わなければ一般の人が使用できません。20年前には、無かったものが現在は使用できます。

インフラ整備の企画や立案を行い、工事を依頼するのも仕事のうちの1つです。工事自体を自社で行う企業も増え、専門的な知識を持つ人材が必要とされています。

家にインターネットを繋ぐ場合、必ず工事が必要になります。工事を行ってくれる人も、情報通信業の一員なのです。

情報通信業のメリット

情報通信業で働くメリットをご紹介します。当然、情報を一早く入手できる業界ですが、一般的に以下のメリットが挙げられます。

情報通信業は大企業が多く、知名度が高い企業が多いです。そのため、働くことで自信につながるのも良い点です。以下では、感情的な面を除いてメリットをご紹介します。

メリット①|給料が安定している

情報通信業の企業は、大企業が多いです。中小企業でも、経営状態が安定している企業がたくさんあります。社員の業務は多岐にわたり、忙しい毎日を送ります。

業務の忙しさは、給料の高さと比例しています。情報通信業は、年間契約などでお客様と契約を結ぶことが多く、社員の給与に反映されます。忙しい時期があるのは、契約が多い場合や更新時期である場合です。

大手企業であれば、1000万円を超える年収を貰えるのも特徴的です。全ての会社ではありませんが、一般的な企業と比べると安定していると言えます。

メリット②|最新情報を一早く入手できる

お客様に最新の情報を提供するには、社員が情報を持っていなければなりません。企業全体での情報共有は、商品を販売するだけが目的ではないのです。

社員は最新情報を誰よりも早く手に入れることができ、スマートフォンなどの場合には事前予約も可能です。社内でも役割により業務は異なりますが、それぞれの場所で最新情報は手に入れられます。

企画や開発ならもちろん、メンテナンスなどでも情報は必須です。情報時代を支える業種だからこそ、最新の情報が会社を支えているのです。社員も会社を支えているため、必要な情報が手に入れられます。

メリット③|様々な人と出会える

上記で述べたように、社内だけでも様々な職種があります。企画や開発、メンテナンスや設計などの人々とコミュニケーションをとる必要があります。

多くの職種の人々との人脈は、仕事を離れた場所でも生かされる場合があります。人脈こそ力と言われる場合もあり、情報通信業で手に入れた人脈は、最新の情報より役立つ場合もあるのです。

仮に転職などを考える場合でも、必要な人々との繋がりが役立つことは多いでしょう。お客様も含めると、様々な分野の専門家と知り合う機会が山のようにあるのです。

情報通信業のデメリット

情報通信業で働くと、最新の情報を手に入れられる反面、情報に左右されることがあります。以下で述べるデメリットは、業務内容の難しさに対するものではなく、通信や情報業だからこそのものです。

実際に働く人は、業務にスピードを要求されることが少なくありません。デメリットを知った上で、就職活動を行いましょう。

デメリット①|業務が忙しいことが多い

情報通信業では、インフラ整備や企画などの業務も行います。毎日の生活を行う人々が、必ず必要とするものを扱うのです。そのため、少しのトラブルが多くの人の迷惑に繋がります。

携帯電話だけを取り上げてみても、電波が繋がらないのは問題です。使用方法がわからないお客様の対応をしたり、修理を依頼するなどの業務もあります。

お客様が当たり前の生活を送れるよう、従業員は業務に追われることがあるのです。忙しい職場だと理解しておきましょう。

デメリット②|最新情報の入れ替わりが激しい

最新情報は、常に入れ替わります。メリットで述べたように、最新情報を誰よりも早く手に入れられます。反面、変化した情報を見逃さないことが求められるのです。

例えば携帯販売では、最新の機種情報を知らないのではお客様におすすめできません。機種名は知っていても、機能や使い方を説明できなければ仕事をしているとは言えないのです。

最新情報は、1度手に入れるだけなら苦労しません。毎日のように入れ替わる最新情報を、手に入れ続ける努力が大変です。就職活動の際は、不断の努力を怠らない決意をしておきましょう。

デメリット③|自分の好きな仕事ができない

インフラ整備関係の業務に当たると多いデメリットが、自分の好きな仕事ができないというものです。例えば、プログラミングが得意で情報通信業に入社した場合を考えてみましょう。

新しいプログラムを組むことが好きで、様々な情報を入力できる能力を持つ人がいます。しかし、実際の業務はプログラムのバグを修正する業務であることが少なくありません。

お客様が不具合を申し出たものに対し、修正を行う役目が当たりやすいです。自分の能力を活かし、活躍する能力を持っていたとしても、発揮できる可能性が低いのがデメリットです。

情報通信業に関する疑問

就職活動で情報通信業を考える際、疑問に思うことがあります。多くの疑問がある中で、最も沢山の人が考える疑問にお答えします。

以下で述べる2種類の疑問は、就活生が1度は考えたことがある疑問です。それぞれについて、ご説明いたします。

就職に専門的なITの資格は必要なのか

近年、注目を浴びているのがIT系の資格です。ITパスポートや情報セキュリティスペシャリストなど、多くの資格が存在します。専門的なITの資格は、就職に必要なのでしょうか。

実際、就職活動中の人は資格を取得すると、内定がもらいやすいなどの情報を得る機会が多いです。企業によっては、採用条件に資格を有する規定がある企業もあります。

資格は、客観視するための道具です。企業から見たあなたの評価を高めるため、取得していると得であるのは間違いありません。状況に応じて、取得しておくことをおすすめします。

文系でも就職できるのか

情報通信業は、理系の職業であるイメージが強いです。文系の学部を卒業する人は、情報通信業に就職できないのでしょうか。結論的に、文系でも就職可能です。

業務の種類は理系と異なるものの、情報通信業には多くの職種が存在します。あなたの能力を活かし、活躍できる場は存在するのです。事務作業が得意であれば事務、販売が得意なら販売に役があります。

理系や文系に関わらず、自分自身の得意分野を伸ばしておきましょう。情報通信業は、あなたの能力を必要とする仕事があるのです。

情報通信業の英語表現

情報通信業を英語表現にすると、主に以下の訳し方があります。

  • information and communications industry
  • The telecommunications industry

「information and communicationz industry」と「The telecommunications industry」を比べると、後者の方が産業的な意味が強くなります。

前者は名詞的に使用し、情報の意味合いが強いです。一般生活では前者、ビジネスでは後者と使い分けると良いでしょう。

まとめ

情報通信業は、テレビ局だけではありません。表舞台に立つ職もあれば、裏方で真剣に仕事に向かっている人々もいます。就職活動を行う際には、どんな仕事があるかを理解しましょう。

本記事では、情報通信業の基本のみをお伝えしています。現代を支える業種だからこそ、細かくお調べいただけると幸いです。

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