留年したらどうなる!?気になる就活への影響や留年中にすべきことを教えます!

「留年したらどうなる?」と気を揉む学生も少なくありません。確かに留年すると、ネガティブなことも起きやすくなります。しかし、この機会をバネに自分自身を改善することで、就活にも有利になるため、留年してでも卒業はすべきです。今回は3つの改善策を紹介していきます。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

留年してしまう学生は意外と多い

文部科学省の学校基本調査(令和元年度)によると、大学に入学後、4年間で卒業する学生の割合は81.8%です。つまり、およそ20%の学生は何らかの形で留年をしていることとなります。

これだけ多くの学生が留年してしまう理由は、以下のように様々です。

  • 進級単位に満たなかった
  • 必修の単位を落としてしまった
  • 卒業単位を満たすことができなかった
  • 留学をしていた
  • 就職がうまくいかずに再挑戦することにした

本記事では、特に授業にしっかりと出席せず、進級単位や必修単位を獲得できなかった学生に絞って解説をしていきます。

特に4年生で卒業ができなかった場合、内定先には必ず連絡を入れるようにしましょう。企業によっては、入社を半年(1年)ずらしてくれたり、予定通り入社して土曜日に大学などに通わせてくれたりするところもあります。

留年したらどうなるのか

留年したらどうなるのか——。その答えは次の6つです。

  • ①親と気まずくなる
  • ②内定取消になってもう1度就活をする
  • ③友人は先に卒業していく
  • ④1年分の学費を払う必要がある
  • ⑤奨学金の支給が停止する
  • ⑥暇を持て余す

大学の設定している進学基準に達しない場合、留年になるケースが多くなります。留年すると上記のようにあまり良いことはありませんので、単位取得や必修科目などには注意しておくべきでしょう。

目次

①親と気まずくなる

子どもが留年して喜ぶ親はほとんどいないでしょう。留年したら、まず親から怒られる、親と険悪な雰囲気になるといったことが一般的です。

留年すると本人自身が一番ショックを受けているはずですが、親から怒涛のように怒られ、さらに気持ちが沈んでしまうケースも珍しくありません。ただし、自分に非がある場合は、言い返せないという点も悩みどころです。

②内定取消になってもう1度就活をする

留年すると内定が取り消しとなり、もう1度就活を行わなければならない場合があります。せっかく内定を獲得していたとしても、卒業するのは1年後となるため、新たな気持ちで臨まなければなりません。

ただし、一度就職活動を行っていることもあり、経験やノウハウは溜まっているはずです。それを活かすことにより、今度はより就活を有利に進めていくこともできるでしょう。

ただし、冒頭で紹介したように、情けをかけてくれる企業もありますので、まずは正直かつ早めの連絡をすることが肝要です。

③友人は先に卒業していく

周りに同じ留年生がいなければ、友達ゼロの状態で学生生活を送らなければなりません。友人は先に卒業していくので、新たに友だちは作り直しです。

先ほどの内定の取り消しもそうですが、ここで気持ちを切り替えることが重要となるでしょう。「また新しい会社を一つ知ることができる」「新しい友人ができる」と、自分を鼓舞することが大切です。

④1年分の学費を払う必要がある

留年すると1年分の学費を再び支払う必要があります。特に、私立大学は年間100万円ほどの学費となるため、大きな負担となる可能性が高いでしょう。

ただし、学費を用意するためにバイト漬けにならないよう注意してください。バイトのしすぎで単位が取れず、さらに留年を続けるとなると悪循環です。親に相談するなど、できるだけ早めの対処を行いましょう。

以下の記事では、留年時の学費について解説しています。残り1単位で留年した場合、学費が満額かかることに歯がゆい思いを抱く学生も少なくありません。学費の負担を減らす方法についても触れているので、どうにかしたいと思っている学生は必見です。

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⑤奨学金の支給が停止する

留年した学生の奨学金は支給が停止します。ただし、完全に停止するわけではなく、留年した間の奨学金だけが一時停止する仕組みです。

たとえば、大学3年生次で留年した場合、3年生の間だけ奨学金が支払われません。その代わり、しっかりと4年生に進学すると、ストップしていた奨学金が再開されます。

以下の記事では、留年時の奨学金についてQ&A方式で解説しています。より詳しく確認して今後の対策を考えたい方は、ぜひご覧ください。

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⑥暇を持て余す

留年した学生は暇を持て余すことも珍しくありません。友達はすでに卒業し、今度は社会人として忙しく働いている——。このようなケースでは、遊びたくても、相手との都合が合わないケースも多くなります。

また、同じ学年をもう一度繰り返すため、生活には自然とゆとりや余裕が生まれます。それがかえって暇に感じてしまうことも大いにあるでしょう。

留年しても就活にはあまり影響しない

留年した場合、就活への影響を気にする学生の方も多いのではないでしょうか。結論からいえば、留年したとしても就活にはあまり影響しません。採用担当者は、留年よりも学生個人の能力を重視する傾向にあるからです。

ただし、2点だけ注意しておくべきことがあります。以下で詳しくお伝えしていきましょう。

面接で留年について聞かれることがある

面接では留年について採用担当者から質問されることがあります。留年について質問された場合、素直に・正直に答えましょう。

留年によって負い目を感じたり、自信を失ってしまうこともあるはずです。そのままの状態でいると、面接官にも暗い印象が伝わってしまい、就活にもマイナスとなります。

気持ちを切り替えて、前向きに面接に臨むことが大切です。たとえ留年していても、元気のある学生のほうが、面接官にも「この人は活躍してくれそう」というイメージを与えられるでしょう。

留年理由・留年後の変化をアピールすれば良い

留年について質問されるのは、相手が留年について興味があるから、それだけです。決して他意はありません。

そのため、留年のマイナス面を、就学中にうまくプラスに変えたことをアピールすることが大切です。

たとえば、「むしろ留年することによって自分のだらしない部分を改善することができました」などとアピールできれば、相手の面接官からの印象も良くなります。

以下の記事では、留年しても就活で成功できることを強調しています。立ち居振る舞いの注意点から面接で話す内容についてのアドバイス、さらには1留、2留、3留と事情に合わせた対応まで、盛りだくさんです。これから就活に臨、あるいは就活が気になるという学生は必見です。

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留年を繰り返す学生にありがちな6つの特徴

本見出しでは、留年を繰り返しがちな学生に見られる傾向を6つ紹介します。これに自分が当てはまっている場合、意識を変えてみるなどして、2度目の留年を回避しましょう。

  • 周囲に留年したことを隠す
  • 一気に取り返そうとする
  • 自分にご褒美を与えない
  • すぐに行動に移さない
  • 劣等感を抱く
  • 朝、起きられない

①周囲に留年したことを隠す

留年が恥ずかしいことと思うと、周りに話すには抵抗があります。特に両親に話すと、「絶対に怒られる」「学費の負担を要求されそう」といった懸念から、なかなか切り出せずにいる学生も多いと思います。

しかし、それでは孤立を深め、周囲の力を借りることができずに再び留年をしてしまいます。

以下の記事では、留年した場合に親にどう切り出すべきかを丁寧に解説しているので、参考にしてください。

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②一気に取り返そうとする

留年したことで焦り、次の学期では大量の単位を申請する学生も多くいます。しかし、前年度に留年をした学生が大量の試験をこなすことなど不可能です。結局、どれも中途半端になって留年する学生は数え切れません。

落とした場合を考慮して多めに履修したい気持ちはわかりますが、まずは週10コマを1日2~3コマ、週4~5日で割り振り、無理ない履修をおすすめします。

③自分にご褒美を与えない

いくら留年中とはいえ、1年中勉強に向き合うことは不可能です。浪人生を考えてみれば、すぐ分かるはずです。

留年中でも、たまには気分転換で旅行に行ったり、おいしいものを食べたりすることは非常に大切です。大きなイベントだけでなく、日々の小さな気分転換も欠かさないようにしましょう。幸せに満たされれば、その後の勉強にも精が出ます。

④すぐに行動に移さない

来年から頑張ろう、という姿勢では絶対に留年を繰り返すこととなります。「来週から授業に行こう」という決意を1学期で10回もすれば、すぐに期末試験がやってきます。

大切なのは、今やることです。特に期末試験や小テスト前にもうダメだといって欠席してしまうような学生は、翌年も必ず留年します。

常に授業後にノートを見返し、テスト前は何もしなくても点が取れる学生なんてほとんどいません。多くの学生も、テスト前に危機感を感じて勉強しています。そこで行動できるかできないかが、留年と進級を分ける分水嶺なのです。

⑤劣等感を抱く

留年すると、周囲と自分を比較して、根拠のない劣等感を抱くことになります。また、決められたレールから脱落したと思うと、焦燥感に駆られることもあるでしょう。そうすると、段々と自信がなくなり、生活にも悪影響を与えます。

留年する学生は数多くいます。また、就職後3年以内に会社を辞める確率はおよそ30%とも言われています。まだ大学に在籍しているのですから、レールを外れたと考えるのは見当違いです。本来は急行列車なのに、止まらなくていい駅に間違えて停車してしまった、くらいの気持ちでいきましょう。

⑥朝、起きられない

朝が苦手な学生は、結局授業に行くことができないので、再び留年するリスクは高いと言えます。朝は何かしらの行動をして、眠気を取ることが重要です。具体的には以下の方法があります。

  • ベッドの上で手を握ったり広げたりする
  • 食事前に軽く体操をする
  • 朝起きたら、歯磨きをする

体を動かすことで眠気が取れる場合が多いので、手や腕周りの運動をするといいかもしれません。

留年したらすべきこと

留年したらするべきことは次の3つです。

  • バイト・サークルより授業を優先する
  • 「姿勢」で親にアピールする
  • 長期インターンに挑戦する

せっかく学業生活をもう1年送れるわけなので、前向きに、昨年にはできなかったことにチャレンジしていきましょう。上記3つのポイントは、以下で詳しくお伝えしていきます。

バイト・サークルより授業を優先する

バイトやサークルに入っている場合、できるだけ出席日数を減らすか、思い切って辞めるかのどちらかを選択すべきでしょう。特に、単位が大幅に不足して留年した場合、過度なバイト・サークルで同じ過ちを繰り返す可能性があります。

留年は就活に大きな影響はないとはいえ、それは一度までの話です。2回・3回と留年が重なったときは、面接官からも「この人は何も学んでいない」とレッテルを貼られ、必ず就活に悪影響を及ぼします。

「姿勢」で親にアピールする

留年したら学費の負担が重くなりますが、親との関係も気まずくなるため、なかなか支援を依頼しにくいという方も多いでしょう。その場合、遊びを我慢してでも学業に専念しているという姿勢をアピールすることが大切です。

何度も前向きな姿勢を続けていれば、いつかは親との仲も改善します。そのタイミングで学費の支援を申し出れば、親子の情もあるので成功の確率は高まるでしょう。

学費を払ってもらえると、自分も学業に専念できるメリットもあります。

長期インターンに挑戦する

留年すると時間にも余裕ができることが多いことから、長期インターンに挑戦してみることをオススメします。

長期インターンに参加することで、実際に就職してから役立つ実践的なスキルを習得できます。さらに給料を支給するケースもあり、同時にお金も稼げるでしょう。

長期インターンを探すなら、求人サイトや企業ホームページを参照してください。また、合同説明会への参加、大学からの紹介といった方法も使えます。

1番危険なのは留年に慣れること

留年でもっとも恐ろしいのは、2留・3留など、ズルズルとその環境に慣れてしまうことです。学部によって異なりますが、一般的な4年制大学では、留年は4回までしかできません。

先ほどお伝えしたように、留年が多いと就活にも不利となります。さらに、いつまでも学生の立場でいると、いつの間にか夢や目標を見失ってしまうことにもなりかねません。

留年はピンチではあるものの、自分を変えるチャンスでもあります。しっかりと活かしましょう。

「留年したら中退」はオススメしない

大学では留年してでも卒業することが何よりも重要です。留年して気持ちが落ち込んだからといって、中退してしまうのはオススメしません。

なぜなら、大学で中退した時点で「高卒」となります。大卒から高卒になってしまうと、次のようなデメリットが生まれるので、できるだけ踏ん張りましょう。

  • 大卒のみの求人に応募できなくなる
  • 製造業など、求人の傾向に偏りがある
  • 生涯年収が下がる可能性がある
  • 採用面接でも「すぐに諦める人」と思われる可能性がある

ただ、中退を選ぶ人が一定数いるのも事実です。以下に当てはまる学生は、中退を選んでも致し方ないかもしれません。

  • 経済的理由により在学が困難
  • 大学の勉強に抵抗感がある
  • 実家が自営業などでそもそも就職への意欲も低い

まとめ

「留年したらどうなるか」と問うのではなく、「留年したらどうするか」を考えることが大切です。つまり、留年した事実をしっかりと受け止め、この1年をいかに有効に活用するかに心を砕きましょう。

一度くらいの留年なら就活にも影響は少ないため、何も心配はいりません。この記事を参考に、せっかくの機会を前向きに捉えてみてください。

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