要領が悪いのは治らない?要領が悪い人の特徴や改善方法を紹介

職場を見渡すと上司や同僚の中に要領悪いと感じる人がいることでしょう。真面目に取り組んでいるとわかっていても、要領悪い仕事ぶりにイライラしがちです。しかし当の本人は辛いと思い、治らないことで悩んでいるかもしれません。そこで今回は要領が悪い人の特徴や長所・短所、改善方法を解説します。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

要領が悪いとは

要領が悪いとは何をさすかを知るうえで、「要領」という言葉を正しく理解する必要があります。ここでは要領の意味や語源、要領が悪いの類義語、要領が悪いの英語表現について説明します。

目次

要領の意味・語源

小学館のオンライン大辞泉では、要領の意味を以下のように説明しています。

1 物事の最も大事な点。要点。「質問の要領がはっきりしない」
2 物事の要点をつかんだ、うまい処理の仕方。「要領が悪くてなかなか覚えない」「要領よく話をする」

合わせて、要領の語源について調べてみましたが、辞典には掲載されていませんでした。語源由来辞典によると、「要」の語源は以下の通りです。

かなめは元々、扇の末端にある骨を留めるための金具のこと。この金具は、カニの目のようであることから、「カニノメ(蟹の目)」と呼ばれ、「カノメ」「カナメ」と変化した

領は衣装や幕・蚊帳などを数えるために用いる助数詞ですので、要点となる要素をまとめるという意味でつくられた言葉だと推察できます。

要領が悪いの類義語は不器用

「要領が悪い」には、色々な意味があります。

  • 物事の進行が下手
  • うっかりしたミスが多い
  • 言動や態度が頑なである様子
  • いつまでたっても業務を上手にこなせない
  • 進め方や方法にムダが多い

職場では「物事の進行が下手」であるという意味で、用いられることが多いです。この場合の類義語としては、「不器用」「手際が悪い」「段取りが悪い」などがあげられます。

要領が悪いの英語

要領が悪いことを英語では、「tactless」と表現することが多いようです。「tactless」は日本語で、「機転がきかない」「へまな」と訳される英単語です。例文は、以下の通りです。

  • My boss told me that I was tactless, and it was shocking to me.

(上司から「要領が悪い」と言われ、ショックだった。)

  • She doesn't know how to go ahead.

(彼女は要領が悪い。)

要領が悪いことを表す言葉には、「cannot do properly」や「disorganized」などもありますが、文章の中で使われるのは「tactless」が多いようです。

また、2つ目の例文「how to go achead」は「物事を進める」という意味です。「彼女は物事の進め方を知らない」という表現から、「要領が悪い」と意訳することができます。

要領が悪い人の特徴

要領が悪い人を思い浮かべると、共通点があることに気がつくはずです。そして、共通点は一つではありません。ここでは、要領が悪い人の性格と行動の特徴について説明します。

要領が悪い人の性格の特徴

要領が悪い人は、性格の特徴が似通っているようです。ここでは要領が悪い人の性格の特徴を5つ、紹介します。

①依頼された仕事を断れない

要領が悪い人には、抱えている仕事が終わっていなくても、上司や先輩・同僚から頼まれた仕事を断れない傾向が強いようです。さらに自分のスキルやキャパシティを理解できておらず、自分ではできると思っていても、実際には作業が間に合わないことも、しばしば起こります。

お人よしではあるけれど、要領が悪いといわれるてしまうタイプです。

②物事を全体的に把握することが不得手

同じ部署で働いていても、社員それぞれが担当する仕事は異なります。しかし、それらの業務が関連して部署の仕事が成り立っているため、自分の都合でスケジュール変更が起こってよいものではありません。

しかし容量の悪い人はものごとを全体的に把握することが不得手なので、自分の仕事の遅れやミスで部署の仕事に悪影響を及ぼすケースが珍しくありません。

③優先順位をつけるのが苦手

正社員の場合、常に複数の業務を並行して行うのが一般的です。その場合、何が急ぎで何を後回しにしていいのか、判断しながら作業を進める必要があります。

しかし要領の悪い人は、業務の優先順位をつけるのが苦手です。そして、決断力がない人も多いです。そのため、急ぎの仕事に着手しておらず、周囲に急かされるケースも少なくないようです。

④苦手なことを後回しにしがち

担当業務の中に、苦手なことが含まれているのは珍しくありません。要領の悪い人は、自分が苦手なことを後回しにする傾向が高いです。そして、苦手な作業には時間がかかります。

その結果、仕事が締め切りに間に合わず、周囲に迷惑をかけることがあります。

⑤困っても周囲に助けを求められない

要領の悪い人の中には、プライドが高い人が少なくありません。何でも自分でやりきろうという志向性が強く、周囲に「手伝おうか」と声がけしてもらっても断るタイプです。

そのため、実際に手に余る状況に陥って困っても、周囲に助けを求めることができません。その結果、事態を大きくしてしまいがちです。

要領が悪い人の行動の特徴

要領が悪い人の行動にも、共通点が見られます。ここでは要領が悪い人の行動における特徴を5つ、紹介します。

①仕事が必要以上に丁寧

要領が悪い人は、必要以上に丁寧な仕事をします。しかし、業務を進めるうえで重視すべきポイントがズレていることが多く、ムダな作業に時間をかける傾向が高いです。

その結果、重視すべきポイントにそった方法でやり直しするように指示されることも多く、時間ばかりがかかってしまいがちです。

②机やデスクトップがちらかっている

要領が悪い人に共通する行動として、片付けが苦手なことがあげられます。デスク周りやパソコンのデスクトップが散らかっているため、どこに何があるのかをすぐに見つけられず、タイムロスしてしまいます。

また、自分の身の回りが片付けられない人は、思考も散らかっているケースがよく見られます。それが原因で、仕事で成果をあげられないようです。

③常に時間や業務に追われている

要領が悪い人は仕事の優先順位をつけるのが苦手で、誤った判断をするのも珍しくありません。そのため、上司や先輩に締め切り間際の仕事を提出するよう、求められる人がたくさんいます。

その結果、常に時間や業務に追われるようになり、気持ちの余裕もなくしてしまうのです。それが、さらなる要領の悪さにつながります。

④作業手順を定めていない

単純業務であればマニュアル化できますが、仕事の中には経験と慣れでこなすものもたくさんあります。その場合でも、業務効率をあげるためには、自分なりに作業手順を決めるのが効果的です。

しかし要領が悪い人は、過去に何度か経験のある仕事でも作業手順を定めていないことが少なくありません。場当たり的な対応をするため、時間をムダにしてしまいがちです。

⑤ミスや抜け漏れが多い

要領が悪い人の仕事には、ミスや抜け漏れが多いケースが珍しくありません。それには、複数の業務を並行することでやるべきことを忘れる、チェックが甘いなど様々な理由があります。

さらに自分のキャパシティを超えた業務を引き受けている場合、すべての仕事が中途半端になる傾向が強いです。

要領が悪い人の長所・短所

要領が悪い人には短所しかないかというと、そうではありません。見方によっては、要領が悪い人ならではの長所が役立つこともあります。ここでは、要領が悪い人の長所・短所について説明します。

要領が悪い人の長所

要領が悪い人の長所としてあげられるのは、以下の通りです。

  • どんな仕事にも真面目に全力で取り組む
  • いつも一生懸命なので、周囲に可愛がられやすい
  • 失敗は多いが、それを乗り越えることで成長する

要領の悪い人は、サボろうとして仕事が納期に間に合わないわけではありません。業務の進め方や取り組む時間、自分の作業スピードの認識の甘さなどに問題があるにせよ、仕事には真摯に取り組む人が多いものです。

その一生懸命さを評価する上司や先輩がいることで、ミスやトラブルから学んで成長することができます。また、失敗を乗り越えるたびにメンタルが強くなることも、長所といえそうです。

要領が悪い人の短所

要領が悪い人の短所としてあげられるのは、以下の通りです。

  • 同じミスをくり返す傾向が強い
  • 自分のキャパシティや能力を把握できていない
  • 臨機応変な対応が苦手である
  • 自分だけで何とかしようとしてしまいがち

要領の悪いには、頑固な人が多いといわれています。状況に応じて作業手順を変える、あるいは何事も完璧に仕上げたいという思いから逃れられないという、共通した特徴をもっているからです。

しかし一方で、自分の業務レベルや作業スピードを見極められていないため、ミスや抜け漏れ、納期ずれを何度もくり返してしまいがちです。それは短所といえます。

要領が良い人の特徴

要領が良い人といわれる人にも、共通する特徴があります。具体的には、以下の通りです。

  • 仕事の優先順位をつけるのが早い
  • 目標や納期から逆算して作業計画を立てている
  • 常に業務を効率化する方法を考えている
  • 手に余る仕事を他者にふるのが上手
  • 状況に応じて作業手順を変える
  • 完璧を求めすぎない
  • 気持ちの切り替えが早い

同じ業務量を抱えていても、要領がいい人は「今やるべきこと」「今週やるべきこと」「来週以降でもよいこと」に仕事を分類し、優先順位をつけて進めることができます。物事を取捨選択できるようになれば、複数のミッションを的確にこなせるということです。

要領悪いのが治らない人の改善方法

仕事の要領が悪い人ことで、職場の人間関係に亀裂が入るケースも少なくありません。本人も要領の悪さが治らないことで、悩んでいるケースも多々あります。しかし、要領の悪さを改善できれば、成功する可能性はあります。

ここでは、要領の悪さが治らない人の改善方法について説明します。

①自分のスキルとキャパシティを把握する

仕事の要領をよくするためにはまず、自分のスキルとキャパシティをきちんと把握する必要があります。それを知る方法には、以下のものがあります。

  • 仕事をする時に、どの作業にどれだけ時間がかかったかをメモする
  • そこから自分がやりきれる業務量を、1日・1週間・1ヶ月単位で計算する
  • 自分が頑張らずにできる業務量を見極める

自分の力量がわかると、依頼された仕事をやりとげられるのかどうかを判断できるようになります。その際、1人で頑張るのではなく、他者に頼ることも大事です。誰かにサポートしてもらえばできるのかも、考える習慣をつけましょう。

②仕事をリスト化し、すべてに締切を設定する

仕事の要領をよくするためには、締切りに間に合うように優先順位をつけて、業務を進める必要があります。そのためも、以下の作業を習慣化しましょう。

  • 自分の仕事をすべてメモにリストアップする
  • 自分のスキルとキャパシティを考慮して優先順位を決める
  • 優先順位に則って、すべての仕事の締切を設定する
  • 終わった仕事は、メモに二重線を引いて消す

業務を可視化することで、考えを整理することができます。またこの作業を、毎日の退勤前・週末・月末に行うと、翌日・翌週・翌月の仕事をより効率的に進められるようになるはずです。

優先順位をつけるには、それぞれのタスクの「重要性」「緊急性」から考えましょう。

要領が悪い人は「優先事項」である「重要性:高い 緊急性:低い」タスクを後回しにして、焦りがちです。「ノーマルタスク」である「重要性:低い 緊急性:高い」に手を付ける傾向があるので、重要事項を後回しにしないよう優先順位づけをしてみてください。

③テクノロジーに頼る

管理能力に自信がない時には、テクノロジーを駆使しましょう。締め切り前にリマインダーを設定してデスクトップにポップアップが出てくるだけでも、締め切りを見逃さないために大いに役立ちます。

googleカレンダーに予定を入れたり、To doリストでタスクを管理したりしてみてください。

タスクを一括管理したい人は、Evernoteを使えばメモ帳やTo doリストを分ける必要がありません。

④コミュニケーションを頻繁に取る

要領が悪い人は自分のことでいっぱいいっぱいになりがちです。自分のことで目一杯になっている時にコミュニケーションが不足し、周りに迷惑をかけることもあるでしょう。

周りとの関係悪化を防ぐためにも、コミュニケーションを頻繁に取るようにしてください。普段から意識的に報連相をしておくと、手一杯になる前に周囲が助けてくれたり、アドバイスをくれることがあります。

要領が悪い人は自分1人でどうにかしようとしないことが大切です。周囲を巻き込みながら仕事を進めるようにしてください。

それでも要領の悪さが改善しない場合

上記の方法
を試してみても、それでも要領の悪さが改善されないかもしれません。そんな時にはどうすればよいのでしょうか。

以下では要領の悪さが改善されない原因と、その解決法を紹介します。

①長期休暇を取ってリフレッシュする

工夫しても要領の悪さが改善されない時、考えられる原因の1つは疲れです。仕事に疲れてしまって頭がよく回らず、要領よく物事を進めることができないのかもしれません。

そんな時にはまず心と体を休めることが必要です。長期休暇を取ってリフレッシュしましょう。

「ちゃんと仕事ができないのに休暇を取るのは申し訳ない」と思うかもしれませんが、要領の悪さが改善されないまま働き続けても、生産性が低く周りに迷惑をかけることになります。

思い切って休み、仕事をするための鋭気を養うようにしてください。

②心療内科に通う

あまりにも要領が悪く周囲に悪影響を与えてしまう場合、発達障害の可能性を否定できません。

たとえばADHD(注意欠陥多動性障害)の傾向がある人は仕事に集中したり、計画したりすることを苦手とします。

また、アスペルガー症候群の人は他人に共感することが難しく、コミュニケーションをうまく取れないことがあります。

発達障害のせいで仕事がうまくいかず、うつ病やパニック障害などを併発してしまうこともあります。そのため、万が一発達障害が疑われる場合には心療内科に相談してみてもよいでしょう。

厚生労働省の「みんなのメンタルヘルス」から具体的な発達障害の症状を確認することができます。

③転職する

要領の悪さが改善されない時、仕事自体があなたに合っていないのかもしれません。

たとえば、あマルチタスクを管理しなければならない仕事なのに、あなたが1つのことに集中して取り組みたいタイプなら、仕事の特性とあなたの特性がマッチしているとは言えません。

「このまま仕事を続けても自分の長所や強みを生かせない」「毎日苦手なことばかりでストレスを感じる」という場合には思い切って転職を視野に入れることもおすすめします。

まとめ

今回は要領が悪い人の特徴や長所・短所、改善方法を解説しました。

職場に要領の悪い人がいると本人も辛いですが、上司や周囲をイライラさせ、職場の雰囲気を悪くすることにつながりかねません。要領が悪くなる原因を理解し対処方法を実践することで、変わることは十分できます。

要領が悪い人ほどそれを克服すれば成功すると信じて、できることから始めてみましょう。

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