22卒向け|プレエントリーとは何か?エントリーとの違いやその後の流れを解説!

就活において「インターンシップエントリー」「プレエントリー」「エントリー」など、エントリーという言葉がよく使われます。就活を本格化させるにあたっては、プレエントリーと本エントリーの意味の違いを正しく理解しておく必要があります。そこで今回はプレエントリーとは何か、その進め方について解説します。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

プレエントリーとは

プレエントリーとは、応募を検討している企業に個人情報を登録することです。氏名・大学名・学年・住所・電話番号・メールアドレスといった個人情報を登録し、資料や情報を請求する段階を意味します。

企業はプレエントリーを通して、本命ではないものの興味を持ってくれている就活生に対しアプローチする機会が得られます。また登録後に行われる様々な採用イベントなど、継続的に情報提供する際にも活用されます。

プレエントリーとエントリーの違い

就活においてプレエントリーとエントリーは、まったく意味が違います。プレエントリーの段階では企業が選ばれる立場ですが、エントリーになると就活生が選考の対象となります。

また、プレエントリーとエントリーでは就活生自身にかかる労力も、大きく異なります。ここでは2つの違いを詳述します。

目次

プレエントリーは興味本位でOK

プレエントリーは、就活生が企業の採用パンフレットの請求や説明内などの情報提供を目的に行うものです。そしてプレエントリーは、大学1年あるいは2年と低学年であってもかまわないのです。

そしてプレエントリーの段階では、企業は登録者の選考を行いません。つまり、興味本位でもOKということです。絶対そこの企業を受けなければいけないというものではないので、興味のある業界の企業にプレエントリーしていきましょう。

また、プレエントリーの段階では志望動機や自己PRを記入する必要もありません。あくまでもエントリーを行う前段階として活用すべきものだと、認識しておきましょう。

エントリーは選考参加の申し込み

一方のエントリーは、採用試験に参加するための申し込みを意味します。そのためエントリーシートや履歴書など、指定されたものを提出しなければなりません。

企業はエントリーの段階で、面接に進む就活生をふるいにかけます。そのため、エントリーシートの作成にはかなりの労力が求められることになるのです。

志望動機や自己PRを作成するにあたり、応募企業についてきちんと研究し、求める人物像を念頭に置いて記入する必要があります。そしてプレエントリーをしていなければ、エントリーできない企業も多いので注意しましょう。

プレエントリーでよくある誤解

就活生の中にはプレエントリーに対し、誤解をしている人が少なくないようです。そして前述した通り、プレエントリーしておかなければエントリーできない企業もあります。

ここでは就活生がプレエントリーに対して誤解しやすい内容について、説明します。

「プレエントリーしたら絶対エントリーもする」は誤り

「プレエントリーしたらエントリーをしなければならない」と誤解する就活生が少なくありません。しかしプレエントリーしても、興味・関心がなくなればエントリーしなくて良いのです。

しかし就活を本格化させるにあたり、自己分析と共に業界研究や企業研究を進める必要があります。そのためにも、様々な企業の採用情報を知っておくことが大切です。

プレエントリーをすることで、企業から情報が提供されるので、興味のあるところにはプレエントリーしておくことをおすすめします。

プレエントリーでテストは受けない

プレエントリーは、就活生が企業の採用情報や単独説明会などの情報を得るための手段です。本選考ではありませんので、プレエントリーしたからといって何らかのテストを課されることはありません。

しかしプレエントリーしなければエントリーができないので、大学3年生や大学院1年生は積極的に行っておくのがセオリーです。

就活のエントリー開始日から逆算すると、3月中旬までにはプレエントリーを終わらせておくのが理想的といえます。

プレエントリーは何年生でもできる

プレエントリーは、実際に応募する就活生でなければ行ってはいけないと、思い込んでいる学生が多いようです。しかしプレエントリーは企業の広報活動という意味合いが強いので、大学何年生でも行うことができます。

大学1年生あるいは2年生の時点で、就職したい業界や職種、企業が決まっている場合には、プレエントリーしておくことをおすすめします。

早期から情報収集をすることで、就活を本格化させるまでに応募企業を絞り込むことに役立つからです。

プレエントリーは辞退する必要がない

プレエントリーしたからといって、必ずエントリーしなければないというルールはないことは前述しました。

しかし就活生の中には、エントリーをしない企業のプレエントリーは辞退しなければならないのではないかと、心配になる人もいることでしょう。

プレエントリーは企業の情報収集をするための段階ですから、エントリーしないと決めても辞退する必要はありません。そのまま放置して問題ないのです。以下の記事ではプレエントリーを辞退する必要がない理由について詳しく解説しています。参考にしてみてください。

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プレエントリーの目安は50社

企業では就活の際、単独の企業説明会を行うのが一般的です。そして単独企業説明会に参加するためには、プレエントリーしていることを条件としている企業がほとんどといっても過言ではありません。

そのため、一社でも多くの企業にプレエントリーをしておく必要があります。必然的に実際のエントリー数よりプレエントリー数の方が多くなります。

目安としてはエントリー社数30社に取捨選択するための20社を加え、50社が目安といわれています。以下の記事プレエントリーすべき数とその理由についてより詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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プレエントリーの時期はいつからいつまでか

プレエントリーを始める時期は、毎年3月1日午前0時と決まっています。これは就活生に対して企業が情報解禁を行ってよい時期が、毎年3月からとされているからです。

プレエントリーの受付終了時期は、企業によって異なり、企業の就職活動が終了するまでいつでも可能です。しかし、本エントリーの開始が3月中旬から4月に集中しているため、プレエントリーは本エントリーまでに済ませておくのが一般的です。

プレエントリーはその後控えている先着順の企業説明会やエントリーに向けて、できるだけ早めに行いましょう。

以下の記事では、プレエントリー時期の詳細を説明しています。こちらも併せてご覧ください。

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プレエントリーの方法

プレエントリーするための方法ですが、就職情報サイトから行うものと企業の採用サイトから行うものに分類されます。自分が進めやすい方法を選択しましょう。

ここでは就職情報サイトの「リクナビ」と「マイナビ」、企業の採用サイトからプレエントリーする方法を説明します。

リクナビ

リクナビでプレエントリーを行う際の手順は、以下の通りです。

  • リクナビに自分の個人情報を登録する
  • あらかじめ興味のある企業を検索してリストアップしておく
  • 気になる企業はプレエントリー候補リストに追加しておく
  • プレエントリー候補リストを見直して、取捨選択を行う
  • 3月1日午前0時に開設される専用サイトでプレエントリーを行う

リクナビには「プレエントリー候補機能」が付いており、リストアップした企業とその理由を登録しておくことで、自分の企業選びの傾向が表示されます。

それを確認しながら、プレエントリーする企業を選ぶとよいでしょう。

マイナビ

マイナビでプレエントリーを行う際の手順も、基本的にはリクナビと同じです。

  • マイナビに自分の個人情報を登録する
  • あらかじめ興味のある企業を調べてリストアップしておく
  • 気になる企業はプレエントリー候補リストに追加しておく
  • プレエントリー候補リストを見直して、取捨選択を行う
  • 3月1日午前0時に開設される専用サイトでプレエントリーを行う

マイナビでもリクナビ同様に、「プレエントリー候補機能」が付いています。マイナビで求人を行う企業の中にはリクナビに掲載されていないところも多いので、上手に使い分けすることをおすすめします。

企業の公式採用ページ

大手と呼ばれる人気企業のほとんどが、採用サイトを解説しています。そうした企業の公式サイトから、プレエントリーするのも一つの方法です。みずほフィナンシャルグループを例に、手順を説明します。

  • みずほフィナンシャルグループの採用サイトから、新卒採用者向けページにアクセスする
  • 同社のプライバシーポリシーに同意する
  • 登録フォームから、個人情報の入力を行う
  • アンケートに答える
  • 入力内容を確認のうえ、登録する

企業の公式サイトからプレエントリーすると、マイページが開設されます。そこで様々な情報を受け取れるので、本命企業は企業サイトからの登録をおすすめします。

プレエントリーする前にしておくべきこと

プレエントリーは上述の通り、3月1日に解禁されます。しかし、3月に入ってしまうとその後の本エントリーに向けてしなければいけないことが多く、非常に忙しくなります。そのため、プレエントリーが始まるまでに、ある程度できることは済ませておくと良いでしょう。

就活用メールアドレスを用意する

まずはプレエントリーするための下準備として、専用のメールアドレスを用意しましょう。プレエントリーをすると、多くの企業からメールが届くようになります。

専用のメールアドレスを作ると管理が楽ですし、見落とす可能性も低くなるのでオススメです。用意するメールアドレスは以下の物が適切です。

  • 大学指定のメールアドレス
  • GmailやYahoo等のフリーアドレス
  • 携帯キャリアのメールアドレスはNG

また、以下の記事では就活で使用するべきメールアドレスのOK例とNG例を詳しく解説しいます。こちらも併せてご覧ください。

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プレエントリーする企業の目安を立てる

3月1日にプレエントリーが始まりますが、多くの企業で3月の中旬から4月までにエントリーも始まります。プレエントリーは短時間勝負ともいえるでしょう。

プレエントリーを円滑に進めるために以下の事を事前に行い、プレエントリーする企業の目安を立てておくことをオススメします。

  • 自己分析
  • 企業HPの読み込み
  • インターンシップ参加
  • 企業研究・業界研究
  • OB・OG訪問

プレエントリーは基本的には興味が少しでもある企業に申し込みをします。自分の興味がある企業・業界はどこなのか、自己分析や起業・業界研究を通して事前に把握しておけば、プレエントリーする際に悩まなくてよくなります。

インターンシップやOB・OG訪問を通して企業に対する理解を深めておくとなより良いです。

プレエントリー後の流れ

プレエントリーは、数十社単位で行うのが普通です。そしてプレエントリーを行った企業からは、単独企業説明会の告知などの情報が届きます。そのため、情報を有効活用できるよう、しっかり管理する必要があります。

ここではプレエントリー後の流れについて、説明します。

①まずは情報の整理

就活生の多くは、リクナビやマイナビといった就職情報サイトと企業の公式サイト両方で、プレエントリーを行っています。個人情報が登録されるため、マイページにアクセスするためには、ログインIDとパスワードを設定することになります。

またプレエントリーの段階では、多様な業界に登録する就活生も少なくないので、自分で把握できるように、情報の整理を行っておきましょう。

サイト別にログインIDとパスワードをリスト化したり、エクセルを利用して業界別にページ分けするなど、自分が管理しやすい方法であればかまいません。

②説明会に予約・参加する

企業から単独説明会の案内がきたら、参加するか否かを検討します。応募する企業の絞り込みが終わっていない場合は日程の許す限り、いろいろな企業の単独説明会に参加することをおすすめします。

ただし企業の単独説明会に参加するためには、事前の予約が必要です。プレエントリーしたサイトを通じて予約申し込みを行ったうえで、単独説明会に参加してください。

③気になった企業の研究を深める

企業の単独説明会に参加することで、企業理念や社員に魅力を感じ、より興味が増す企業が出てくるはずです。そうした会社が見つかったら、企業研究を始めましょう。

公式サイトで会社の基本情報や事業内容を確認するだけでなく、業界内のランクなども調べておきたいところです。社風や仕事内容を知りたい場合は、就職情報サイトのインタビュー記事も参考になります。また、新聞記事もチェックしてみましょう。

④本エントリーする

企業研究を行い応募する意思を固めたら、本エントリーを行います。本エントリーの際には、エントリーシートの登録が必要ですが、入力を始める前にしっかり内容を精査しておくことが大事です。

大学の就職課職員やキャリアカウンセラーの方に、エントリーシートの下書きを添削してもらい、ブラッシュアップしてから入力することをおすすめします。

内容をブラッシュアップすることで、面接に近づくチャンスが広がるはずです。

まとめ

プレエントリーは企業の情報を収集するだけでなく、エントリーに進むためにも大事なプロセスです。プレエントリーは学年を問わず誰でも登録ができ、同じように情報収集ができるので、早期から活用するに越したことはありません。

口コミサイトなどでホワイト企業を調べ、有名企業でなくてもプレエントリーしておくと、就活の幅が広がることでしょう。

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