「中抜き業者」って何?|役割や流通の仕組みまで徹底解説!

新社会人として働き始めた皆さんは、ビジネス用語に接する機会も増えたことと思います。しかし、中には意味を知らないまま使っている言葉もあるのではないでしょうか。今回はそんな言葉の中から「中抜き業者」について解説していきます。小売や派遣といった業界の方は特に知っておきたい言葉です。覚えておきましょう。

業界

「中抜き」とは

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「中抜き業者」について解説していく前に、まずは「中抜き」という言葉の意味を押さえておきましょう。

「中抜き」はビジネスシーン以外でも使用されることがあるので、混同しないよう注意が必要です。

本項では例文も一緒にご紹介していますので、併せて参考にしてみてください。

「中抜き」の意味

「中抜き」の意味については、小学館が提供するデジタル国語辞典である「デジタル大辞泉」から引用したいと思います。

「中抜き」は大きく分けて以下4つの意味があります。

1 中を抜きとること。内部をくりぬくこと。また、そのもの。

2 商品の流通経路で、卸売など中間業者を抜かして生産者と小売業または消費者が直接に取引すること。

3 野菜や草花を一度間引いたあとで更にもう一度間引くこと。またそのもの。

4 「中抜き草履」の略。

1の意味は、読んで字の如く、内部を抜き取ることです。例えば、ローストチキン用の丸鶏は調理しやすいように内臓など抜かれた状態で販売されていますが、これを中抜き加工と呼んだりすることがあります。

また、「内部をくり抜く」という意味から転じて、「途中の工程を省略する」という意味でも用いられることがあります。

2は今回メインで取り上げている、ビジネスシーンで使われる場合の「中抜き」を指します。詳しくは後述しますので、本項では一読していただくだけで構いません。

3は、主に農業において使用される意味です。ちなみに、間引きとは農作物を栽培した際、生命力の強いものだけを残し、それ以外を摘み取るという作業を指します。

4の「中抜き草履」とは、「阿波草履」とも呼ばれる草履の種類のひとつです。

「中抜き」を用いた例文

続いては「中抜き」を用いた例文をご紹介していきます。

例文①|A社の名刺は中抜き加工が施された個性的なデザインだ

この例文では、「中抜き」を前項の1の意味で使用しています。

先ほどはローストチキン用の丸鶏を例に、食品における「中抜き加工」についてお話ししましたが、それ以外にも金属や紙などといったクラフトの分野において「中抜き加工」が行われることもあります。

クラフトにおける中抜き加工では、素材を任意の形状で切り出すことができるため、装飾などに用いられることがあります。

例文②|中抜き現象が進んだ背景には、IT革命がある

「中抜き」が前述の2の意味で用いられている場合の例文です。

デジタル大辞泉から引用しました通り、ビジネスにおける「中抜き」とは、生産者と消費者が直接繋がることを指します。

詳しくは次項に譲りますが、近年のIT技術の発達によって、「中抜き」が急速に進んだと言われています。

例文③|近所の直売所で、中抜き大根が安く売られていた

この例文は、前項の3意味で「中抜き」を用いています。

中抜き大根とは、成長し切る前に間引きされた大根およびその葉っぱのことです。葉の部分が大半ですが、通常の大根と同じように食べることができるので、直売所やスーパーなどに出回っていることがあります。

ビジネス上で使われる「中抜き」

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続いてはいよいよビジネスシーンにおいて用いられる「中抜き」についてご説明していきます。

通常、商品は生産者(メーカー)で作られたあと、私たち消費者に届くまでにいくつかの業者を介しています。

野菜を例に挙げて説明しましょう。まず、野菜が生産者の元で作られると、それを卸売業者が買い付けます。次に、この卸売業者はスーパーなどの小売業者に野菜を販売し、最後に消費者の元に届きます。

しかし、近年、インターネットが普及し始めたことで、生産者(メーカー)が消費者に対して、直接販売をすることが可能になりました。現に、今やインターネット通販を利用したことがない人の方が珍しいと言えます。

このような状況で、一部の生産者(メーカー)はもはや卸売業者や小売業者は必須ではないとして、直接生産者に対して販売を始めるようになりました。

このように、従来の流通経路から卸売業者や小売業者が外れることを「中抜き」と呼ぶことがあります。

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監修者プロフィール

三浦拓巳みうらたくみ

1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。