【文学部必見!】就職に有利になるためには?主な就職先や資格も紹介

近年は新卒の就職が売り手市場ですが、所属する学部によって就職率が変わるといわれています。文系の中で文学部は就職に不利というイメージがあります。しかし、実際は文学部は就職に弱いわけではありません。今回は文学部が就職に有利理由のほか、初任給の目安、就活に役立つ資格などについて解説します。

文系

文学部が就職に有利な理由

https://images.unsplash.com/photo-1503676382389-4809596d5290?ixlib=rb-1.2.1&q=80&fm=jpg&crop=entropy&cs=tinysrgb&w=1080&fit=max&ixid=eyJhcHBfaWQiOjgwODQxfQ
https://images.unsplash.com/photo-1503676382389-4809596d5290?ixlib=rb-1.2.1&q=80&fm=jpg&crop=entropy&cs=tinysrgb&w=1080&fit=max&ixid=eyJhcHBfaWQiOjgwODQxfQ

かつては文系の中でも、文学部は就職に不利だといわれていました。経済学部や経営学部のように職業に直結する知識を学ぶことがなく、出版など特定の業界でしか専門性を生かせないことがその理由だったようです。

しかし早稲田や慶應、上智、marchの文学部出身者が、特別に就職率が悪いという事実はありません。ここでは文学部が就職に有利な理由について、説明します。

理由①|採用選考に出身学部は関係ない

理系出身者が応募する技術職でない限り、新卒採用の選考で出身学部が影響することはほとんどありません。そして文学部に進学した時点で、国家資格が必要な仕事に就くことも想定していないはずです。

文学部で学んだことが仕事で生かせないとしても、学生生活の中で打ち込み得たスキルや経験を自己アピールにつなげることができます。サークル活動や海外留学、アルバイト、資格取得など、自分を成長させるための努力をしておきましょう。

理由②|文学部で学べる学問は幅広い

文学部はどうしても文学や史学、哲学ばかりを学んでいるイメージがありますが、実際はもっと多彩な学問領域を扱っています。

例えば慶應義塾大学の文学部には、以下のような17個の専攻があります。

系統

専攻

哲学・思想系

①哲学専攻

②倫理学専攻

③美学美術史専攻

史学系

④日本史専攻

⑤東洋史専攻

⑥西洋史専攻

⑦民俗学・考古学専攻

文学系

⑧国文学専攻

⑨中国文学専攻

⑩英米文学専攻

⑪独文学専攻

⑫仏文学専攻

人間関係学系

⑬人間科学専攻

⑭社会学専攻

⑮教育学専攻

⑯心理学専攻

図書館・情報学系

⑰図書館情報学専攻

大学によりますが、教育学、社会学など社会科学系のコースも文学部内に設置されていることが多いです。また、心理学や情報学などデータや数値を重視する自然科学系等の学問も学ぶことができます。

一概に「文学」部だとひとまとめに考えてはいけません。

文学部は他学部よりも柔軟に他の学問と接触することができ、様々な知見を得ることができます。大学で多様な領域に触れることができる文学部で過ごすことは、多角的な視野を持った人材になることにもつながります。

理由③|深い教養を獲得し思考の柔軟性を強調できる

文学部で学ぶ学問は教養的で実際の社会には使えないと批判されます。しかし、教養を持つことは武器です。これからの時代は、与えられた業務をきちんとやることが評価されるのではなく、自ら思考し、多様性を受け入れイノベーションを起こせることが重視されます。

深い教養があれば、常識にとらわれず、物事を関連付けて考える習慣をつけられます。そうした思考の柔軟性を自分の武器にすることで、ライバルとの差別化がはかれるはずです。

文学部の就職先は幅広い

https://images.unsplash.com/photo-1531545514256-b1400bc00f31?ixlib=rb-1.2.1&q=80&fm=jpg&crop=entropy&cs=tinysrgb&w=1080&fit=max&ixid=eyJhcHBfaWQiOjgwODQxfQ
https://images.unsplash.com/photo-1531545514256-b1400bc00f31?ixlib=rb-1.2.1&q=80&fm=jpg&crop=entropy&cs=tinysrgb&w=1080&fit=max&ixid=eyJhcHBfaWQiOjgwODQxfQ

文学部の就活生は、幅広い分野に応募することが可能です。入学時点で将来の職業を決めている人は少数派だと思いますので、就職の幅広さが適職を見つけるうえで役立つはずです。

ここでは文学部出身者が就職することが多い業界や職種について、詳述します。

公務員

公務員とは、国や地方自治体において様々な公務を担う仕事です。公務員は3種に大別されます。

  • 国家公務員/国全体に関わる政策の立案・教育・経済・外交・防衛 といった仕事に携わります
  • 地方公務員/地方自治体において、地域に密着する公務を担います
  • 国際公務員/グローバル社会において共通利益を得るために国際機関の仕事を行います

公務員試験では、多くの教養問題が出題されます。文学部の就活生にとって有利です。また、公務員はいくつもの部署を異動することになります。スペシャリストではなく、ゼネラリストであることが求められる仕事なので、文学部で学んだ教養が生きる傾向が高いようです。

教師

教師は、言わずと知れた児童・生徒・学生に勉強を教える仕事です。文学部の場合、国文学を専攻すると国語教諭の、英文学を専攻すると英語教諭の資格を取得できるところが多いです。そうした国家資格を活用し、教師を目指すのも選択肢の一つです。

自分が好きな教科を教える仕事にはやりがいがありますし、経験を積んで大学の研究職を目指すという方法もあります。教員採用試験を受けるだけでなく、私立の学校でも教師を募集しているので、情報収集してみることをおすすめします。

広告

文学部の就活生に人気が高いものの一つに、広告業界があります。広告主からの依頼を受けて、様々なメディアを活用してプロモーションを行う仕事です。広告業界の代表的な企業には、以下のものがあります。

  • 電通
  • 博報堂
  • ADK

広告業界の採用選考では、クリエイティブテストが実施されることがあります。テーマは本や映画、音楽など様々ですが、それについて自分の言葉で表現することが求められます。文学部で多種多様な文学に触れ、表現方法を学んできた文学部出身者にとって、有利なテストといえます。

出版

読書好きが高じて文学部を選んだ人の中には、出版業界を目指す人も少なくありません。出版にも書籍や雑誌、マンガなどの種類があります。そして近年は、電子書籍市場が活性化しています。出版社の大手は、以下の通りです。

  • 集英社
  • 小学館
  • 講談社

出版業界の新卒採用は狭き門ですが、選考試験で作文や筆記問題が課されることが多いです。文学部で学んだ表現力や文章力が、選考試験で役立つはずです。また、様々なジャンルの文学に触れた経験は、その後の仕事に生かせることでしょう。

サービス業

サービス業も、文学部からの就職者が多い業界の一つです。サービス業には、お客さまに対してサービスを提供する職種がすべて含まれます。サービス業における大手企業には、以下のものがあります。

  • 日本郵政
  • リクルートホールディングス
  • 博報堂DYホールディングス

サービス業の企業は学部を問わない傾向が強いので、文学部出身者が多いです。また人を相手にする仕事ですので、教養を深めた文学部出身者の知識が役立つ機会があることでしょう。

関連する記事

監修者プロフィール

三浦拓巳みうらたくみ

1997年群馬県生まれ。20卒として就職活動を行う。就活中はエントリーシート15社中全て通過。大手広告会社志望から一転、スタートアップに内定を承諾。内定後は人材育成会社にて、エントリーシート、面接などの選考対策に従事し、約70人の生徒を担当。自身の就職活動での学びを活かし、教育事業に注力している。