コナミHDの社長|上月拓也(こうづきたくや)の経歴やコナミの事業について徹底解説!

コナミの社長は上月拓也(こうづきたくや)氏ですがゲーム嫌いとの評判もあります。事実コナミホールディングスは家庭用ゲーム事業から撤退を表明しており、コナミアミューズメントやコナミスポーツなど多角的に事業をシフトしているのが特徴です。社長の上月拓也氏の経歴や年収なども合わせて、コナミという企業の全貌を解説していきます。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

コナミホールディングスの社長は上月拓也(こうづきたくや)

上月拓也(こうづきたくや)はコナミホールディングス株式会社(以下、コナミHD)の代表取締役社長です。コナミのサービスは知名度もあり、利用したことがある人も多いのではないでしょうか。

現社長の上月拓也氏は創業者「上月景正氏」の次男にあたります。

目次

創業者の上月景正と社長を交代したのは2012年

上月拓也氏が社長のポストを実父でもある上月景正氏から引き継いだのは2012年です。父から息子への社長交代は同族経営を進めていく企業の方向性を示したという見方もできます。

実際に上月氏との血縁関係がない社員は重要なポストに就任できない噂が元従業員の記事で判明しているのも事実です。

比較的、閉鎖的な環境で経営を運営していることが伺えます。今後も同族経営の流れは継続するといえるでしょう。

上月景正は現在会長を務めている

前社長でもあり、コナミの創業者の上月景正氏は現在は会長職に就任しています。経営に関しては変わらず一定の権力を保持しているといえます。

上月景正氏はコナミを創業し、発展させた実績に加えて、2013年に「一般財団法人上月財団」を設立しています。クリエーター・教育・スポーツの強化育成を目的に運営している財団法人です。

財団はコナミHDの筆頭株主であり、理事長でもある上月景正氏がコナミの経営に大きな影響力を及ぼしていることは間違いないでしょう。

コナミホールディングスの会長(上月景正)はゲーム嫌いとして有名

コナミHDの上月拓也現社長の父である上月景正氏は、ゲーム嫌いとして有名で、一部のコナミファンから非常に強い反発を受けています。以下では、上月景正氏のゲーム嫌いの真相と、それがコナミに与える影響を徹底解説していきます。

上月景正がゲーム嫌いと言われる理由

コナミHDの現会長を務める上月景正氏がゲーム嫌いと言われるのは、以下の2点が影響していると考えられます。

  • メディアに全く姿を見せず、取材にもほとんど応じない
  • 過去の数少ないインタビューでゲーム嫌いとも取れる発言をしている

1999年、上月景正氏はゲーム事業について以下のように語っています。出典は有料記事になるので、ここでは一部を引用します。

(ゲームの)イメージが良くなく子供にも自分の職業が言えなかった。

出典:日経新聞「コナミ、カリスマ経営のほころび」

さらに前述の記事では、当時の経営幹部が上月景正氏のゲーム嫌いについて語ったことも明らかにされています。

上月さんは『所詮はゲーム』という世間の風潮を気にして、『ゲーム屋』と呼ばれるのを嫌っていた。

さらには、コナミHDがフィットネスクラブを手がけるピープルを買収した際、上月景正氏は以下のような発言を残しています。

これ以上エンターテインメントは必要ない。私はやっとゲーム以外の事業を手に入れた。

出典:同上

これらの言葉を聞けば、上月景正氏が少なくともゲームに圧倒的な熱量を注ぐタイプではなく、一定の距離感を保っていると感じるでしょう。

上月景正のゲーム嫌いが経営に現れた事例

実際、前述のような上月景正氏のゲーム嫌いが、経営にも数多く現れています。それが古くからのコナミファンの反発を買っています。代表的なものは以下の通りです。

  • コナミの代表作・メタルギアの開発者小島秀夫氏を執拗な嫌がらせで退社に追い込む
  • ラブプラスのプロデューサー内田明理氏、桃太郎鉄道のさくまあきら氏など著名クリエイターの相次ぐ退社
  • 2010年以降のスマホゲーム(課金型ビジネスモデル)への偏重

特に小島秀夫氏はコナミの副社長まで務めた人物です。彼の率いるチームは「第8制作部」と呼ばれていましたが、同部署のネット環境を遮断されたほか、1日に何度も机の交換が入って強制的に業務ができない状況に追い込まれました。会社からクビにすると退職金の支払いが発生するため、自主的に退社させようとしたという点も、ファンの怒りに油を注ぐ形となりました。

上月景正のゲーム嫌いに支配された経営の未来

このような事態が起きた背景として、ゲーム事業よりもスマホ・パチンコといった課金型の事業の方が稼ぎやすいという事実があります。

メタルギアでは600億の売上があったものの、開発コストはおよそ100億円にのぼったと言われています。一方、コナミが2010年に発表して月数億円を稼ぎ出した「ドラゴンコレクション(ドラコレ)」の開発費は1億円にも満たない、たった数千万円と言われています。

しかしながら、このような課金型ゲームは、国民の間で人気を博すタイトルがあるからこそ成立します。現時点では以前の人気タイトルをゲーム化すれば収益が保証されますが、据え置き機での人気タイトルがなくなれば、スマホゲーム・パチンコでも収益はいずれは頭うちになります。

コナミHDのゲーム部門を担当する子会社・コナミデジタルエンタテインメントの早川社長は、もはやPS4向けのゲームを作らないという旨の発言をしていることもあり、今後は益々スマホ・パチンコといった安直な路線に走ることが予想されます。

コナミホールディングスは多角経営を行っている

コナミHDは多角的経営を行っている持ち株会社です。元は大阪府で設立されたコナミHDですが、企業の成長と共に本社を大阪、兵庫と移転し現在は東京港区虎ノ門に本社を構えています。

コナミHDは本来ゲームソフト事業をメインに事業展開を行っていましたが、現在は多角的に事業を展開しています。

以下の記事では、コナミHDの仕事内容について紹介しています。職種別に仕事内容とキャリアの2つの観点を解説しているので、コナミHDへの就職を希望する学生にとっては有益な内容となっています。エントリーを希望する方はぜひご覧ください。

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家庭用ゲーム事業からの撤退を表明

コナミHDはグループ再編の際に家庭用ゲーム事業からの撤退を表明しています。コナミには以前「小島プロダクション」をはじめとする社内プロダクション制度を採用していました。

プロダクションが生み出した代表作として、

  • メタルギアソリッド
  • ウイニングイレブン
  • 桃太郎電鉄
  • ボンバーマンシリーズ

上記を始め、ユーザーから高い評価を受けてるタイトルを数多く販売しています。

現在プロダクション制度は廃止になり、権利の大半はグループ会社の「コナミデジタルエンターテイメント」が保有しています。

コナミアミューズメントはBtoB事業を担当

コナミグループのBtoBビジネス領域を担当するのが、グループ会社の「コナミアミューズメント」です。アーケードゲームを開発し、全国のアミューズメント施設に販売するビジネスモデルです。

コナミアミューズメントの代表作としては、以下のようなものが有名です。一度はゲームをプレイしたことがある人も多いのではないでしょうか。

  • beatmaniaシリーズ
  • DanceDanceRevolutionシリーズ

近年ではアミューズメント施設をネットワークで繋ぐ業界初の取り組み「e-amusement」サービスをメインに事業展開を行っています。

コナミスポーツはスポーツ事業を手がける

コナミが近年力を入れている事業が「スポーツ事業」になります。展開しているのはグループ会社である「コナミスポーツ」です。

「コナミスポーツクラブ」の名称で有名な施設運営事業を中心に、施設開発、健康指導、法人への運動プログラム事業など幅広くスポーツ事業を展開しています。

マラソンレースでも有名な「ホノルルマラソン」のスポンサーでもあり、近年のコナミスポーツの知名度は高まっているといえるでしょう。

コナミホールディングスの社長(上月拓也)の出身や経歴

巷では「ゲーム嫌い」との噂のある上月拓也氏ですが、どのような経歴を歩んできたのでしょうか。下記で解説していきます。

コナミホールディングスの社長(上月拓也)は兵庫県出身で日本大学を中退

上月拓也氏は上月景正氏の次男として兵庫県で生をうけています。高校卒業後に日本大学に進学しますが、1995年に日本大学を中退、同年にコナミに入社しています。

コナミに入社して2年後には米国法人の取締役副社長に就任していますから、コナミでの出世はある程度、既定路線であったことがわかります 。コナミが同族経営といわれる始まりの時期といえるでしょう。

コナミホールディングスの社長(上月拓也)は同社で米国法人副社長などを歴任

上月拓也氏はコナミに入社2年後の1997年に米国法人の副社長に就任しています。現在コナミがグローバル化を推進するうえで必要な経験を積んだ期間だといえます。

その後2009年に本社の取締役に就任し、2012年には代表取締役社長に就任しており、同族経営ならではの既定路線だという声が散見しているのも事実です。グローバル化に伴い、現在も米国法人の会長職も兼任しています。

コナミホールディングスの社長(上月拓也)の資産や年収

順調に企業が成長しているコナミですが、上月拓也氏の資産や年収はどのようなものでしょうか。下記で紹介していきます。

2018年度の有価証券報告書に基づき算出すると、上月拓也氏の役員報酬は3,300万程度になります。ただ株式を約25,000株保有しているので、株価を考慮すると膨大な資産となる見込みです。

以下の記事では、コナミHDの一般社員の年収について解説しています。社長の年収とは直接関係ありませんが、コナミHDの社員の給与水準が一体どの程度のものなのか、気になる方はぜひご覧ください。

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コナミホールディングスをもっと知りたい方

コナミホールディングスをもっと知りたい人はコナミに関する記事を参考にすることをおすすめします。コナミの快進撃の裏ではコナミの「闇」の部分も理解する必要があります。

コナミの元クリエイターや元幹部とコナミ陣営との摩擦が表面化していることが分かります。健康組合の加入拒否や同業他社の転職に転職エージェントがコナミの意向を汲んだりと、退職後のトラブルも多く散見され、コナミの内向き指向が強く表れています。

一方、コナミへのエントリーを希望する学生は、以下の記事で採用情報を詳しく解説しています。選考フローや求める人物像、さらにはESのポイントを紹介しているので、必読の記事と言えるでしょう。

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まとめ

コナミは上月拓也氏が社長、父親の上月景正氏が会長を務め、同族経営色が強い企業といえます。

コナミHDは多角的に事業を展開しており、事業は軌道にのっているといえます。ただ、元社員との確執などがあるのも事実です。

良い面と悪い面、両方の視点からコナミという企業をみる必要があります。ぜひ参考にしてください。

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